そろそろ雌鶏たちに新しい雄鶏をあてがってやらねばなるまい、と年老いた農夫は思った。
今の雄鶏もまだまだ仕事はできるけども、もう飼ってから何年にもなる。
まあ新しい雄鶏を買ったからといって悪いことにはなるまい・・・。
そこで市場に行き、新しい雄鶏を買って帰った。
家に着くと、彼は雄鶏を庭に放してやった。
さて、年老いた雄鶏の方はといえば、新しい雄鶏が気取った調子で歩くのを見て、自分のことが少し心配になった。
そうか、俺のことをお払い箱にするつもりなんだ、と年老いた雄鶏は考えた。
これは何とかしなければ・・・。
彼は新しく入ってきた鳥の方へ行き、言った。
老鳥:「新しく入ってきたプレイボーイというのはお前のことか?
自分のことを精力モリモリだと思っているだろうが、
俺だってまだ肉にされちまうには早すぎる。
お前なんかにまだまだ負けない自信があるんだ。
そこでどうだ、このニワトリ小屋を走り回るレースで勝負しないか?
ここを10周して勝った方が、雌鶏たちを全部自分のものにするってのはどうだ」
若い方の雄鶏はプライドが高い方だったし、こんな老いぼれに負けるわけがないと思ったので
若鳥:「よし、やろうじゃないか」
そしてさらにこう言った。
若鳥:「俺が強いのは分かっているし、あんたじゃ相手にならないから、
半周のハンディをやろう。もっともそれでも簡単にこっちが勝つけどね」
と付け加えた。
2羽の雄鶏はニワトリ小屋へ向かった。
雌鶏たちもみんな集まって見物し始めた。
レースがスタートすると、雌鶏たちは雄鶏にぎゃーぎゃー声援を送り始めた。
1周まわった段階では、年老いた方の雄鶏がまだリードしていた。
2周目ではちょっと差を詰められたけどまだ頑張っていた。
でも悲しいことに、周が進むにつれてだんだんとその差は縮められてきた。
そして5周目には、2羽がほとんど並ぶぐらいになった。
ここに来て、農夫の爺さんがこの騒ぎに気が付いた。
家の中に急いで戻ると、ショットガンを持ってすぐさま飛び出して来た。
狐か何かが自分のニワトリを追いかけていると思ったのだった。
庭まで行ってみると、2羽の雄鶏がニワトリ小屋の周りを走っているのが見えた。
この時、年老いた雄鶏の方がわずかにリードしていた。
農夫はすぐさまショットガンを構え、ねらいを付け、撃った。
若い方の雄鶏は死んだ。
農夫はゆっくり歩きながらつぶやいた・・・
農夫:「クソ、オカマの雄鶏を買っちまったのは今月これで3回目だ」
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だから追いかけてる若い雄を撃った。
「ボノボ」で検索してみ。
X51.ORGっていうサイトで死んだ雄の鴨(違うかも)に死姦した鴨がいたという記事があったような
(死んだ理由は死姦しようとした鴨に追いかけられて窓に激突したからだとか)。
他にも同性愛の羊の話とかなかったっけ。


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