体験談：飼い犬が人間になった！？ [おもしろ]

ケータイの着信で起きるA。

酒で寝てからまだ一時間。
朝だけどまだ酔いは抜けてないはず。

隣で寝ている（フリ）B子に気づかず、家の中をうろつくA。
「みんな帰ったのかな〜」なんてつぶやきながらふとベッドを見る。
固まるA。
そりゃそうだ、いつのまにか見知らぬ女の子がベッドに寝てるわけだし。

まあそれだけでもちょっとドッキリなんだが、俺達はB子とあるあらかじめ打ち合わせをしておいた。

A：「・・・君、誰？」

B：「サキです。」

ちなみに『サキ』とはAの飼い犬のことである。
もちろん本物のサキは俺達が連れてベランダにだしてるから室内にはいない。
普通、人間が「私あなたの飼い犬です」なんて言って信じるはずねぇと俺も思ってたんだが・・・

A：「マジで！？お前サキなん？（酔ってるからか？）」

B：「はい。今日一日だけ人間になっちゃって・・・」

A：「じゃ、ニンジンあげるわ。サービスサービスｗ」

B：「・・・いただきます。」

Aの飼い犬、サキの好物はニンジン（生）らしい。
しかしそれをナマで食わせられるB子も可哀想。
しかもちゃんと食ってるし。

はじめのネタ仕込みで、
B子に

「Hするように仕掛けろ。そしてAがOKしたら俺達がベランダから突入」

という流れを作っておいた。
ちなみにB子は安田美沙子似の美人。
断る椰子はまずいまい。

B：「あの・・・（上のブラウスのボタン外しながら）もう一回一緒に寝てくれませんか？」

すると今まで酔っ払ってて、目の前の女の子を犬と思ってたAがいきなりまじめな顔になり、

A：「すまん。お前は俺にとって妹とか、娘みたいなもんだ。
　　家族とはそういうことできないだろ。だからお前ともできない。」

ていったわけよ。

ドッキリは失敗だったが、Aのことを見直した。
まー、犬が人間になったってのを信じてるだけでかなり頭ブッとんでると思うが・・・