19〜20歳の時、俺はファミマでバイトしていた。
入ったばかりの頃、仕事を色々教えてくれたのが『関さん』という学生だった。
関さんは夜勤、俺は夕方から夜までというシフトだったのだが、関さんはいつも少し早めに来て俺に色々なバカ話をしてくれる、楽しい人だった。
まぁ夜勤は一人ぼっちの仕事だし、誰かと話しもしたくなるだろう。
それから数ヵ月後に事件は起きた。
店長が一日の売り上げ金を精算したところ、何度数えなおしても5万円足りないとのこと。
前日の精算時から、5万円の不足が判明した今日の精算までの24時間内で働いていたバイト全員に疑惑がかけられる。
朝勤〜昼勤〜夕勤〜夜勤と、4つのシフトに分かれてバイトは仕事を行い、バイトが入れ替わる引継ぎの際に、レジの中に現在あるべき金額と実際にある金額を照らし合わせる作業があるのだが、4つのシフトとも金額は合っている。
謎が謎を呼んだ事件であったが、数日後、関さんはクビになった。
「まさか、あんなに親切で人の良い関さんが犯人!?そんなことする人じゃ無いですよ!!」
と、憤った俺は店長に詰め寄った。
暫くの後、店長は口を開く。
レジの中に一万札が貯まってくると、店長しか開けることのできない金庫の中に、万札を放り込むという集金業務がある。
防犯の為には当然の仕事だ。
よく調べていたら、その金庫内の金具に引っかかった袋が出てきたとのこと。
放り込んだ袋が下まで落ちなかったので見つからなかった。
袋の中には5万円が入っていた。
「じゃ、じゃあ関さん犯人じゃないじゃないですか!無実じゃないですか!」
「ここだけの話だが…5万円が見つかる前…」
「何か手がかりはないかと防犯カメラの録画テープをチェックしたんだ…」
と、一本のテープを取り出す店長。
深夜、客の居ない店内、雑誌コーナーからエロ本を漁り、事務所の椅子に座って、一心不乱に右手を動かす関さんの姿がバッチリ映っていた。
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女はメンス
男はオンス?
トイレに雑誌を持っていくシーンを撮影される
↓
しばらくしてトイレから戻った店員は雑誌を元の場所に戻して仕事を再開する
↓
雑誌がガピガピになっていると客から苦情
どっちにしろクビじゃねーか(´Д`;)
店員がクビになった理由
が正しいのではないだろうか?
「おい、関〜」
「はい、店長」
「じ…実はな、例の件で防犯ビデオ見てたんだが…あの〜その〜お前が椅子で…」
「Σ( ̄◇ ̄;)!!!!!!!」
夜のお勉強
監視カメラでじっくりと
いや、犯罪ですからw


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