父は、髪の毛が伸びてくると、
私に「刈ってくれ」と言う。「おこづかいあげるから。」って。
もういい年なんで、
お小遣い目当てじゃなく、別にひまだから「良いよー」って言うと、
ウキウキしながら風呂場へGO。
湯船につかって、落ちた毛を受け止める新聞紙を広げて待ってる。
私に髪の毛を刈ってもらうために、
わざわざ某ネットオークションでバリカンを購入。
昔は爆発いがぐりアタマみたいだった父の頭も、
だいぶ髪の毛が減ったなぁ、と
しみじみしながら髪を刈った。
時々顔をあげて風呂場の鏡でカット具合を見ては、
「もっと後頭部を刈り上げたまえ」
「サイドの出っ張りをなくしてくれないかね」などと指示。
「失敗したら坊主にすればいいから、思い切りやりたまえ」
私もだいぶ上手になり、
今回は今までで一番サッパリした髪型にできた。
「おおー、○○(私)タンはカリスマかね?
カリスマだね。カリスマになれるね(゜∀゜)」といたくご機嫌。
風呂から上がると、ホントに(゜∀゜)こんな顔で、
「いくらあげれば良いのかね?(゜∀゜)」
「え、別に良いよ」
母「あんた何いってんの、もらっときなさい、
もらっときなさい、千円ぐらいとって良いわよ!」
「千円で良いのかね?スバラシイ!安いもんだ(゜∀゜)」
翌日会社から帰ってきた父に
「会社でなんか言われた?どう?良いですね、って
言われたんじゃない?」と言うと、
「だれも気付いてくれなかった(´・ω・`)」
パパン、髪の毛は私に任せてね!
もうバリカンの使い方もばっちし理解したからね!
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