某研究学園都市での話
国立の研究所が林立しているせいか、
いろんな国の研究者とその家族が暮らしている。
だから、変な風に外国人を見かける。
1.路上にて
ジャージにヘルメットという、
田舎スタイルでだべりながらチャリ通する男子中学生集団。
その中に、なぜか金髪碧眼の男の子が…
ビックリして凝視してたら目が合ってしまった。ごめん。
2.コンビニにて
10月も下旬、かなり肌寒くなってきた頃の夕方。
コンビニに入ったら、
必死に漫画を立ち読みする小学生(推定5年生)が…
すっごい鼻を啜ってるんだけど、そりゃそうだろうと思った。
だって、夏の体操服(半袖半ズボン)姿。
しかも、なんかあったかそうな国の子(インドとか中東系)っぽいし。
国に帰ったとき、
コンビニとか漫画とか恋しくなったりするのかな、なんて思った。
3.ツタヤにて
「劇場版 呪怨」の前で固まる幼児(推定5歳)。
隣にいる母親がサリーを着ているから、インド人だと思う。
両親は隣でディズニーアニメを物色中。
きっと子供のためなんだろうけど、当の子供は呪怨に夢中。
とにかく、凝視ったら凝視。動きもしない。
母親に「これ借りたい」(身振りから推定)とおねだり。
当然、母親は「そんなのダメ!」(表情から推定)と速攻却下。
その後、母親に手を引かれて行ってしまったけど、
何度も何度も呪怨を振り返っていた。
いつか見れたらいいね、呪怨。
インドにあるかわからないけど。
4.イギリスな研究者
昨年の晩夏、実家から送られてきた梨の一部を勤め先に持っていった。
適度に冷やし、おやつタイムに出してみる。
一番最初に気付いたのは、一人の英国人留学生。
渡したデータをボスがチェックしている間、
暇だから〜って感じてプラプラやって来て1コつまむ。
で、シャリシャリやりながらボスのもとへ…と思ったら、3倍速で戻ってきた!
すんごい真剣な顔でもう1コゲット。
美味しかったらしい。
5.デンマークな教授
母国語以外に、英語・仏語・独語が堪能。日本語もマスターすると息巻く。
しかし、漢字で挫折。
以下、中国人留学生との会話。
「お前ら中国人が余計なもの(漢字)を輸出するから、
こんなに日本語が難しくなったんだ!」
「違う!中国人にとっても日本の漢字は難しい!こっちも困ってる!」
「え、そうなの?」
6.タイな留学生
浜崎あゆみのファンだとかで、日本語を覚えようと頑張る。
しかし、ひらがな・カタカナ・漢字のコンボにあえなく撃沈。
後に
「君は、ひらがなとカタカナと漢字、全部使えるの?」
と子犬のような目で聞いてくる。
正直、答えに困った。
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