半兵衛は時折、手足をぶらぶらさせる癖があった。
秀吉や他の武将、果ては客人の面前でも、その癖を直そうとはしなかった。
ある時、その癖を見咎めた武将が
「無礼であろう!」
と怒った。
だが半兵衛は平然と答えた。
「これはいつ敵に襲われても、すぐに身動きが出来る様に備えているのです。
もしその時、手足が痺れて動作が遅れれば、大事となりますから。」
わずか十六人の手勢で、稲葉山城を落とした武人の言葉に
「さすがは半兵衛殿。武士とはかくあるべし。」
と、怒った武将もこれに納得した。
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(10)半兵衛は時折、手足をぶらぶらさせる癖があった。
秀吉や他の武将、果ては客人の面前でも、その癖を直そうとはしなかった。
ある時、その癖を見咎めた武将が
「無礼であろう!」
と怒った。
だが半兵衛は平然と答えた。
「これはいつ敵に襲われても、すぐに身動きが出来る様に備えているのです。
もしその時、手足が痺れて動作が遅れれば、大事となりますから。」
わずか十六人の手勢で、稲葉山城を落とした武人の言葉に
「さすがは半兵衛殿。武士とはかくあるべし。」
と、怒った武将もこれに納得した。
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