小学生のとき、少し足し算、引き算の計算や、会話のテンポが少し遅いＡ君がいた。
でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。
抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。
担任のＮ先生は算数の時間、解けないと分かっているのに答えをその子に聞く。
冷や汗をかきながら、指を使って、ええと・ええと・と答えを出そうとする姿を周りの子供は笑う。
Ｎ先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせた。
私はＮ先生が大嫌いだった。
クラスもいつしか代わり、私たちが小学６年生になる前、Ｎ先生は違う学校へ転任することになったので、全校集会で先生のお別れ会をやることになった。
生徒代表でお別れの言葉を言う人が必要になった。
先生に一番世話をやかせたのだから、Ａ君が言え、と言い出したお馬鹿さんがいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。
私は、Ａ君の言葉を忘れない。
「ぼくを、普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました」
Ａ君の感謝の言葉は１０分以上にも及ぶ。
水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。
その間、おしゃべりをする子供はいませんでした。
Ｎ先生がぶるぶる震えながら、嗚咽をくいしばる声が、体育館に響いただけでした
|
|
|
（23） |
 |
![動画：レスリング -女に本気で勝負した男- [おもしろ]](http://kamibakusho.com/image/nextarticle.gif) |
そっか。
現代では考えられない担任だな
モンスターペアレント襲来！
ジミー○○のことか？
このお話は
・意地悪だと思っていた先生の行為は、実はＡ君のためを思ってのことだった
・先生は意地悪だったけど、Ａ君は先生の意地悪を素直に受け止め感謝した
のどちらかですか？
それとも全然ちがう？
・意地悪だと思っていた先生の行為は、実はＡ君のためを思ってのことだった
・先生は意地悪だったけど、Ａ君は先生の意地悪を素直に受け止め感謝した
のどちらかですか？
それとも全然ちがう？
>5
1であって欲しいけど2の可能性も否定できないのが悲しいな
1であって欲しいけど2の可能性も否定できないのが悲しいな
答えが分かるようになるまで考えさせ頑張らせる
これこそ教員という者じゃないか？
まぁ、親(モンピ)や生徒から見たら嫌な先生だけど
これこそ教員という者じゃないか？
まぁ、親(モンピ)や生徒から見たら嫌な先生だけど
]教師ってのは生徒に嫌われないと勤まらないんだぜ・・・・・つらい仕事なんだよ
俺はやめたけど・・・
俺はやめたけど・・・
>>5
>>6
「放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。」だから上じゃね？
>>6
「放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。」だから上じゃね？
このサイトではじめて、いい話を見た。
この話ってここまでじゃないよな
まだ続きがあるはずじゃん
まだ続きがあるはずじゃん
「泣ける２ちゃんねる」のNo.451に全文あるよ。
嗚咽を食いしばるっておかしくね？
おかしくない
>5
ほんとは続きあるのに、中途半端に省略してるからそういう疑問がでる。
管理の人のせい。
ほんとは続きあるのに、中途半端に省略してるからそういう疑問がでる。
管理の人のせい。
続きがどうのこうのって、後から付け足した蛇足って説が流れてるじゃねーか。
批判する奴はそこも含めて書けよ。
批判する奴はそこも含めて書けよ。
これはマジで感動。
これは何度読んでも泣ける
ひろしの回想シーンより泣ける
ひろしの回想シーンより泣ける
＜続き＞
昨日、デパートのポストカードなどに美しい水彩画と、A君のサインを発見いたしました。
Ｎ先生は今、僻地で小学校で校長先生をしております。
先生は教員が少なく、子供達が家から２時間ほどかけて登校しなければならないような
過疎地へ自ら望んで赴任されました。
Ｎ先生のお家には、毎年夏にＡ君から絵が届くそうです。
Ａ君はその後公立中高を経て、美大に進学しました。
お別れ会でのＮ先生の挨拶が思い浮かびます。
「Ａ君の絵は、ユトリロの絵に似ているんですよ。
みんなはもしかしたら、 見たこと無いかもしれない。
ユトリロっていう、フランスの人でね、街や 風景をたくさん描いた人なんだけど。
空が、綺麗なんだよ。
Ａ君は、その才能の代わりに、他の持ち物がみんなと比べて少ない。
だけど、決して取り戻せない物ではないのです。
そして、Ａ君は それを一生懸命自分のものにしようしています。
これは、簡単なことじゃありません！」
Ａ君は、空を描いた絵を送るそうです。
その空はＮ先生が作り方を教えた、
美しいエメラルドグリーンだそうです。
昨日、デパートのポストカードなどに美しい水彩画と、A君のサインを発見いたしました。
Ｎ先生は今、僻地で小学校で校長先生をしております。
先生は教員が少なく、子供達が家から２時間ほどかけて登校しなければならないような
過疎地へ自ら望んで赴任されました。
Ｎ先生のお家には、毎年夏にＡ君から絵が届くそうです。
Ａ君はその後公立中高を経て、美大に進学しました。
お別れ会でのＮ先生の挨拶が思い浮かびます。
「Ａ君の絵は、ユトリロの絵に似ているんですよ。
みんなはもしかしたら、 見たこと無いかもしれない。
ユトリロっていう、フランスの人でね、街や 風景をたくさん描いた人なんだけど。
空が、綺麗なんだよ。
Ａ君は、その才能の代わりに、他の持ち物がみんなと比べて少ない。
だけど、決して取り戻せない物ではないのです。
そして、Ａ君は それを一生懸命自分のものにしようしています。
これは、簡単なことじゃありません！」
Ａ君は、空を描いた絵を送るそうです。
その空はＮ先生が作り方を教えた、
美しいエメラルドグリーンだそうです。
これは良い話だ
＞２０ コメ１９があればこそな
いい先生だな
意地悪ならつきっきりでそろばんは教えないよな
意地悪ならつきっきりでそろばんは教えないよな
おれも16年間続けた大学の教員をこの春辞めた。
よくて二割、酷けりゃ誰も聴いてない講義を続けていくのは深刻に辛い仕事だよ。なにが辛いって、こんなに身を削ってもいったい何年後かにこれが実を結ぶのかと思い当たってしまうことだ。
ｊ偏差値35程度の女子短大とその上の女子大学。さようなら。
よくて二割、酷けりゃ誰も聴いてない講義を続けていくのは深刻に辛い仕事だよ。なにが辛いって、こんなに身を削ってもいったい何年後かにこれが実を結ぶのかと思い当たってしまうことだ。
ｊ偏差値35程度の女子短大とその上の女子大学。さようなら。
|
