私の勤め先は、本社ビルに全部の部署が収まりきらなくなったので、幾つかの部署が近くのビルに間借りしてて、飛び地状態になっている。
私がいるところから本社までは、歩いて10分ちょいくらいなんだけど、その日は、課長と先輩のAさんと私の3人で会議に出席だったのと、試作品とか、持ってかなきゃならないものがたくさんあったので、社用車のハイエースを借りたんだ。
で、先輩Aさんが運転して、課長が助手席、私が後ろに座って、その後の車内の会話。
課長「Aくん、この車、大きいね。大丈夫?」
Aさん「大丈夫ですよ。これ、良く借りてますから」
課長「でもこの車大きいよ。怖いね。大丈夫?」
Aさん「大丈夫ですよ。慣れてますから」
課長「そう?僕ね、あんまり運転しないんだよね。Aくん運転大丈夫?」
Aさん「よく車乗りますから、大丈夫ですよ」
課長「それならいいけど、でもこの車、大きいよね」
Aさん「まぁ普通よりは大きいですね。でもそんな運転難しくないですし、大丈夫ですよ」
・・・というのが、本社に着くまで続いた。駐車する時も、課長は窓を開けて、
課長「ちょっとAくん!ここ狭いね?」
Aさん「いつも止めてるから大丈夫ですよ」
課長「この車大きいよ?大丈夫!?」
Aさん「だから大丈夫ですからっ!!」
・・・って、まだ続いてた。
要は、課長が運転に自信が無いから、勝手にひやひやしてただけみたいなんだけど、
Aさんの「大丈夫ですよ」の繰り返しに、思わず下向いて吹いてしまった。
最後Aさんが「大丈夫だっつってんだろ!」的な声になってたのにもワロタ。
プレゼン前で緊張してたけど、なんか和んだ。
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