メリー「私メリーさん……あ、着信拒否された」

メリー「……つまんない」

メリー「つまんないつまんない」

メリー「なによみんな、着信拒否ばかりか電話代の無駄だとか」

メリー「電話代かけてるのはこっちだってのに」

メリー「大体これが職業なんだから仕方ないじゃないの」

メリー「……つまんない。昔はもっと、面白かったのに」

メリー「…………楽しいこと無いかなあ」

メリー「ていうか今この時代、電話自体が古くさいのかしら」


メリー「……今のトレンドってやっぱりメール?」

メリー「でも私の電話……、メール機能豊富じゃないからなあ」

メリー「でもこれも仕事の内だもんね」

メリー「……同僚の口裂けはずんずん出世してるし……」

メリー「はぁ……」

メリー「誰か、私のこと怖がってくれないかなあ」

口裂け「あら、メリー」

メリー「こんにちは。相変わらず美しい顔してるわね」

口裂け「なにそれ嫌味?」

メリー「嫌味以外に聞こえるならたいしたものよ」

口裂け「ちょっとあんたねぇ。昔からの友人に対してひどいんじゃないの」

メリー「だって……、近頃不景気なんだもの。刺々しくもなるわよ」

口裂け「私は大してそうは思わないけど」

メリー「あなたはただ子供の前に出て行って『私綺麗?』とでも聞けば良いだけでしょ」

口裂け「あなたね、ポマード叫ばれた時の苦痛を一度味わってご覧なさいよ」

メリー「じゃあ聞くわ。着信拒否された時私がどんな思いでいると思う」

口裂け「わからないわよ」

メリー「もう、泣きそうよ……。誰も私のことを怖がらない」

口裂け「メリー……」

メリー「だって、だって私たちは人を怖がらせるのが仕事なのよ? それなのに、誰も怖がってくれないなんて」

口裂け「大丈夫よ。信じていれば道は必ず開けるわ」

メリー「あなたの口みたいに? そうだと良いけどね」

口裂け「お前ちょっと表出ろや」

隙間女「何か下らない論争が始まってるわね」

メリー「あ、隙間」

口裂け「どうしたの? 最近めっきり見ないけど」

隙間女「あなたたちが隙間を覗かないからでしょうが!」

メリー「ご、ごめん」

隙間女「メリー……、着信拒否だけならまだ良いわ」

メリー「へ?」

隙間女「あなたに実害はないでしょ」

メリー「電話代が……」

隙間女「私は隙間女……。隙間でじっと、得物を待つの」

口裂け「一人語り? 相変わらず暗いわね」

隙間女「冷蔵庫の下とかにいるとね、出るのよ」

メリー「は?」

隙間女「ゴキブリがね、私の顔を這い回るのよ……!」

メリー「そ、それは怖い!」

メリー「って、でも結局あなたは怖がられているわけでしょう?」

隙間女「わりとね」

メリー「ていうか怖がられてるから誰も覗かないんでしょう?」

隙間女「まあ、そうね」

口裂け「それ普通にゴキが怖いだけじゃないの?」

隙間女「メリー。なんなのあの子」

メリー「空気が読めない口裂け女ですってよ奥さん」

好き女「まあ、嫌ですわね」

口裂け「聞こえてるわ、聞こえてますわよお二人さん」

メリー「ふぅ。久しぶりに同僚と話したから気分転換にはなったわね」

足売り「ちょいとそこのお嬢さん」

メリー「はい?」

足売り「足、いらんかえ?」

メリー「……って、おばあちゃんじゃない。何してんのこんなところで」

足売り「おや? あ、メリーか……。大きくなったの」

メリー「大丈夫? ぼけてきてるのおばあちゃん……」

足売り「ひひひっ、まだまだ現役じゃ。昨日も二人ほど釣れたからしっかり足頂いたわい」

メリー「へぇ、凄いじゃない! 見せて見せて」

足売り「ひひ、ほれ、凄いじゃろ」

メリー「……おばあちゃん、これ足じゃなくて腕よ……。大丈夫? ねぇ」

足売り「おや、腕かい……。おかしいねぇ」

メリー「おばあちゃん……、そろそろ引退じゃないの」

メリー「……ふぅ。自宅は落ち着くわ」

メリー「……」

メリー「…………」

メリー「………………」

メリー「……………………」

メリー「……電話、しなくちゃなあ……」

メリー「…………でも、誰に?」

メリー「……もう、誰も……」

メリー「怖がってはくれないものね……」

メリー「…………ぐすっ」

メリー「……」

メリー「でも誰かにかけなきゃ始まらないものね!」

メリー「ここで、止まってなんていられないわよね」

メリー「都市伝説の仕事は、人々を怖がらせることにあるもの」

メリー「そうよ、そうよね」

メリー「私負けないわ。どんなに時代が流れようとも、私は電話で」

メリー「電話で言い続けてやるんだから!」

メリー『私メリー。今、あなたの後ろにいるの』

メリー「と、いうものの。今日の戦績は0勝50敗。家電も混ぜたのにこの戦果」

メリー「さすがに馬鹿にならないから次で今日のテレフォンタイムは終了ね」

メリー「さて、ここで役立つタ○ンページ。眉毛が勧めるだけはあるわ」

メリー「誰にしようかな……っと」

メリー「決まりっ」

メリー「お願い……出てよね!」

prrrrr

男「はい、もしもし」

メリー「かかった!」

男「はい?」

メリー「あ、と、なんでもないです! ごめんなさい!」

ガチャッ

メリー「……ふぅ。…………って、私何やってんの? 折角、出てくれたのに……」

メリー「どうする? リダイヤる?」

メリー「けど連続は怪しいわよね」

メリー「また明日かけ直すことにするわ。今日のお仕事終わり」

メリー「……誰かと飲み明かしたい気分ねぇ」

???「じゃあ俺と!」

メリー「!?」

ベッド「気づいてくださいよ姐さん」

メリー「あ、ベッドの下の男! あんた私の寝床で何してんの!」

ベッド「俺の仕事はこれですよ」

メリー「ちげーよ馬鹿! 乙女の聖域に踏み込んでんじゃないわ変態!」

ベッド「姐さんの下着クンカクンカ!」

メリー「待てこらこの変態がああああ!」

ベッド「す、ずみばぜん……」

メリー「ったく……。都市伝説が都市伝説のところにいてどうするのよ」

ベッド「いや、これも全ては俺から姐さんへの愛のなせる技でして」

メリー「そんな愛いらないわよ」

ベッド「そんな!」

メリー「どこに下着を嗅いで愛を伝える変態がいるのよ!」

ベッド「俺は変態じゃないです! 純粋にこれは姐さんへの愛――」

メリー「もう一度殴られたいようね?」

ベッド「す、すみません……」

メリー「あーもう埒があかない。ジャックに引き取ってもらうわ」

ベッド「ちょ、それは鬼畜過ぎ……」

メリー「うるさい。乙女の聖域に土足で踏み込んだ罰、しっかり償ってきなさい」

ベッド「だ、だからってジャックはないっす!」

メリー「今電話したからね。おとなしく観念しなさいな」

ベッド「こんなのあんまりだ!」

ジャック「……受け取りにきた」

ベッド「そして早ぇぇぇえええ!」

メリー「そいつ。斬り裂かなくても良いから程度に痛めつけておいて♪」

ジャック「……承知した」

ベッド「引っ張るなジャックゥゥゥゥゥ! お、おれは姐さんのところへまた舞い戻ってくる! 必ずです!」

メリー「二度とくんな馬鹿」

メリー「あー、もう! 気が削がれた! あの馬鹿、変態! 死ね変態!」

???「荒れてるな」

メリー「え? 今度は誰よ」

赤「私だ」

メリー「赤マント。どうしたの?」

赤「そこに少女がいる限り、私はどこにでも現われる」

メリー「さすが筋金入りのロリコンね!」

赤「そう褒めないでくれたまえ。ふむ、どうやら君は酒の相手を探しているようじゃないか」

メリー「あー、そうだった、が正しいけどね」

赤「何か理由でもあるのか」

メリー「ベッドの下の奴が……、私のベッドに潜んでたの」

赤「それはなんとうらやましい」

メリー「さすが赤マント、自分を包み隠さない紳士ね!」

赤「私は紳士であると同時に変態だからな」

メリー「もうわけがわからないわ」

メリー「でもま、いいわ。ちょっと酒に付き合ってよ」

赤「酔いつぶれた君をお持ち帰りはオーケーかな?」

メリー「お断りよ」

赤「それは残念極まりない」

メリー「おあいにくね。さて、行きましょ赤マント」

赤「ああ」

メリー「どうする? タクシー使う?」

赤「黄色い救急車でも使うか」

メリー「それ精神病院につれてかれるんでしょ?」

赤「病院の隣に良い飲み屋がある」

メリー「さすが都市伝説、何でもありね」

メリー「あー……飲んだ……」

赤「……」

メリー「赤マントって案外酒に弱いのね……。あー……帰ろう」

赤「……ようじょ、ようじょ、つるぺたようじょ……」

メリー「いくら酔っていても自分のポリシーだけは記憶している。さすが赤マント」

赤「……おじさんこわくないんだよぉ……うひひひひ」

メリー「紳士にあらざる笑い方ね……」

赤「……む、きさまもロリコンか。なに、ロリコンとはようじょをあいし、めで、みまもるもののことだと? 私はペドだと? ふざけるな」

メリー「……帰ろう」

メリー「そして朝になった! さぁ、お電話タイムよ!」

メリー「昨日の人に電話しなくちゃいけないわね」

メリー「まずは住所を調べて、自宅付近で電話して、着実に距離を詰める!」

メリー「完璧!」

メリー「さぁ、行くわよメリー……。数年ぶりの獲物を逃すものですか!」

ベッド「頑張れ頑張れ姐さん! 行け行け行け行け姐さん!」

ベッド「つぶらな瞳はチャーミング! 蔑むその目も素晴らしい!」

ベッド「それいけいざゆけ姐さん! L・O・V・E・! メ・リ・ー・!」

メリー「……もしもしジャック? 悪いんだけど今度も頼むわね」

ベッド「ちょ! 姐さんそれは酷い!」

メリー「うるさいわ! 二度も乙女の聖域に踏み込みおって! というかその頭に被ってんの私の――!」

ベッド「勝負下着ッスか?」


メリー「糞野郎も始末したし、さ、電話よ電話」

prrrrr

おかん「はい」

メリー「あ、私メリーです。今、お宅のすぐ近くのたばこ屋さんの前にいるんですけど」

おかん「あぁ、そうですかぁ」

メリー「ええ、そうなんです。……あれ?」

おかん「どうしました?」

メリー「い、いえいえ、かけ間違いでした、あはは」

ガチャッ

メリー「……」

メリー「いけない……!」

メリー「数年ぶりだからか電話越しの応対を忘れている……!」

メリー「頭ではわかっていても体が反応しない!」

花子「で? どうして私のところにきたのかしら」

メリー「こういう時は先輩のところにいるのが一番落ち着くんです」

花子「ま、良いけどね。好きなだけゆっくりして行きなさい」

メリー「ありがとうございます、先輩」

花子「……しかし、応対の仕方を忘れたとは……、メリーさん失格だねぇ」

メリー「うぅ……」

花子「でもまぁ、そんなところも凄く可愛いよ」

メリー「へ。先輩? え? 距離が近くて、その、えっと」

花子「……わかるかな、ずっと女子トイレにいる私の宿命が」

メリー「え、えーと……?」

花子「おにゃのこのおしょんしょん見放題、触り放題撫で放題。……こっちの道に目覚めない方がおかしいってわけだよ」

メリー「ちょ、先輩昔はノーマルだったのに……」

花子「良いじゃないか、こっちの世界も楽しいよ、メリー」

メリー「え、ちょ、あ、きゃぁっ!?」

花子「……あぁ、よかった」

メリー「うぅ……お嫁に行けない……」

花子「良いじゃないか、私がもらってあげるよ」

メリー「先輩……でもやっぱり私はノーマルです……」

花子「あぁ、いいねぇ、落とし甲斐がある娘だねぇ」

メリー「ふぇ……先輩、もうあんな太いのは無理です……」

花子「何でも試してみるのが一番だよ。二本行ってみようか!」

メリー「だ、ダメです! もう無理ですぅぅぅぅ!」

ダダダダダッ

花子「あ、逃げた!」

メリー「うぅ、腰に力が入らない……」

メリー「学校の見取りなんて、わからないし……」

メリー「うぅ、どこか休める場所……」

人体模型「あれ、メリー君じゃないか」

メリー「ん? あ、人体模型。久しぶりね。こんな昼間から歩いてて良いの?」

人体模型「生徒はみんな授業中さ。見られることなんて無いよ」

メリー「ふーん……。ねぇ、どこか休める場所はないかしら」

人体模型「休める場所?」

メリー「……花子先輩に襲われたの」

人体模型「あー。あの人ガチレズだからね」

人体模型「はい。保健室」

メリー「ありがと、助かったわ」

人体模型「あまり無理はしないようにね。それじゃ」

メリー「うん、さよなら」

メリー「あぁ、落ち着くわ……」

メリー「ベッドって素敵ね」

メリー「……ふぅ」

メリー「…………ん」

メリー「ベッド、だと……?」

ベッド「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!」

メリー「ま、また出やがった!」

ベッド「今回は姐さんを狙ってたわけじゃないですよ、いやマジで」

メリー「じゃあ何よ!」

ベッド「このベッドで休み始めた女生徒を俺が捕まえて、赤マントがバラすんですよ」

メリー「はぁ?」

ベッド「提携って奴ですよ。一人も引っかかりやがりませんが」

メリー「あ、そう。頑張ってね」

ベッド「いやいや姐さん、ここは姐さんも一緒にどうっすか」

メリー「ん? 私にはその計画に介入する余地がないわよ」

ベッド「俺と一緒にベッドの下で」

メリー「……」ズガッ(下男の顔を踏んだ)

メリー「ジャック、悪いけど」

メリー「え? 空港で捕まった?」

メリー「刃物を所持してたから? マントに50個仕込んでた?」

メリー「あんた馬鹿なの? ねぇ、というかこのカスの始末は誰がするのよ」

メリー「えぇ、私? 無理よ、私攻撃力ないし」

メリー「誰かいるの? 知り合い? 注射男?」

ベッド「ちょ、そいつ毒薬注射する奴じゃないですか! ジャックよりタチ悪ぃ!」

メリー「じゃあそいつに頼むわね、ありがと。ていうかジャック、気をつけなさいよ」

メリー「というわけで、注射男が到着するまでは私があんたをいたぶるわ」グリグリ

ベッド「か、顔が変わっちゃううううううう!」

メリー「ふん、乙女に二度ならず三度までも変なことしやがって! うりうり!」ゲシッゲシッ

ベッド「あ、白い! おぱんちゅ白い!」

メリー「……死ね」ゲシッドゲシッ

ベッド「があああああっ!?」

メリー「注射男、まだなの!?」

注射男「きたよー」

メリー「お願い、こいつを懲らしめてやって」

注射男「気絶してるねー」

メリー「踏みすぎたわね」

注射男「注射針見せて怖がって泣き出すまでがたまらないのにさぁ」

メリー「悪かったわね。こっちは怒りでそれどころじゃなかったのよ」

注射男「ふーん。で、ねぇ、毒薬注入でおk?」

メリー「毒薬?」

注射男「大体一時間ぐらいで死ぬね」

メリー「え?」

注射男「遅効性、即効性、どっちが良い?」

メリー「ちょ、ちょっと待って。別に殺して欲しいわけじゃないわ」

注射男「あれ、でもこんなになるまでいじめ抜いたんでしょ?」

メリー「それは、そうだけど……、やり過ぎたって言うか、なんて言うか」

注射男「女の敵でしょ? 殺して良いでしょ?」

メリー「だ、ダメよ……。うん、死んだら死んだで、なんか、こう……ね?」

注射男「デレが見れない下男も大変だねぇ」

メリー「デレてないっ!」

メリー「死んだらつまらなくなるし、都市伝説公社が得られる恐怖の量も減っちゃうし」

注射男「でも、こいつは君の下ばかりにいるんでしょ?」

メリー「う」

注射男「なら死んだところであんまり……」

メリー「あああああ、もう! わかったわよ、悪かったわね、そいつを殺さないで!」

注射男「ふぅん、なんで?」ニヤニヤ

メリー「そいつは学生時代からの舎弟で、一番弟子で、えーと、えーと、もう、とにかく結構大事な奴なの!」

注射男「そのわりにそっけないよね?」

メリー「し、仕方ないでしょ! 誰かから一方的な好意を受けることなんてないし! 私たち都市伝説だし!」

注射男「じゃあつまり、君は下男が好き?」

メリー「ち、違う! と、思う。……その、好きと言うよりは、一緒にいると楽しいって感じかな」

注射男「ふぅん。面白いものが見れたし聞けた。録音録画もばっちりだ」

メリー「へ」

注射男「真っ赤な顔して可愛いじゃないか」

メリー「……あんたねぇ……」

注射男「おっと、暴力反対。僕に手を出した時点でこれをばらまくよん」

メリー「……大丈夫、私には心強い味方がいる!」

注射男「心強い味方?」

メリー「出でよ、変態紳士赤マント!」

赤「幼女の叫びでどこでも参上! 趣味は幼女の観察、人は私をロリコンと呼ぶ! 変態紳士赤マント、華麗に参上!」

メリー「赤マント、悪いけど注射男の手にある記録機器、全部壊して」

赤「了解したよメリー君! ご褒美におさわりはありかな!」

メリー「ないわ!」

赤「そいつは残念だ!」

赤「スーパー赤マントナックル!」

注射男「う、うわっと!?」

赤「逃がさん! スーパー赤マントキック!」

注射男「あ、ビデオカメラが!」

メリー「頂きっ!」

注射男「ああ、僕のカメラ!」

赤マント「貴様の相手はこの私だ!」

ベッド「……う、うるさい……なにが……」

メリー「んーと、削除ボタンは……これかしら。えいっ」

注射男『じゃあつまり、君は下男が好き?』

メリー『ち、違う! と、思う。……その、好きと言うよりは、一緒にいると楽しいって感じかな』

メリー「ひゃ、ひゃわあああぁぁ!? 停止停止停止ぃぃ!」

ベッド(姐さん……)

メリー「下男は、起きてないよね聞いてないよね!?」

ベッド(寝たふりしとこ)

赤マント「そろそろ私の本気を見せる時がきたようだ」

注射男「な、何を!?」

赤マント「私の幼女への愛はオーラとなり、私の力となる」

注射男「く、ぐ、眩しいっ!」

赤マント「そしてそのオーラを敵に向けて打ち出せば……」

注射男「何をする気だ赤マント!」

赤マント「ふ、ふ、ふ……。幼女オーラLv1!」

注射男「な、なにぃっ! オーラが強大すぎて、幼女の姿を取っているだと! Lv1でこれだというのか!」

赤マント「貴様にはこれで十分だ。静かに眠れ……、シンクロ幼女パンチ!」

注射男「幼女オーラと一体化した――!?」

赤マント「さらばだ、注射男よ!」

ドガァァァァンッ

メリー「終わったの……?」

赤マント「注射男は逃げていったようだ」

メリー「そう……」

赤マント「そのビデオカメラには、何が入っていたのかね?」

メリー「……ヒミツ」

赤マント「たまらないね、その声は」

メリー「……ふふ。さて、そろそろ下男起こさなくちゃね」

ベッド「……」

メリー「起きろこのバカッ!」

ベッド「ぐへぁっ!?」

メリー「さっさと帰るわよ」

ベッド「りょ、了解です姐さん!」

メリー「……その姐さんっての、どうにかならないの」

ベッド「へ?」

メリー「…………今度から、メリーって呼んでも良いわよ」


メリー「私はメリー。今……あなたのうしろに……い、るの……」

俺「えっ!」

メリー「……なに、してるの……」

俺「ま、毎日の日課……です……」

メリー「そ、それ、オナニーって言うんでしょ……? ねぇ、それなの?」

俺「あ、はい、まあ……」

メリー「そう、そう……なの、ちょっとあなた、見せなさいよ」

俺「え!」

メリー「そのオナニーって言うの、私に見せなさいよ、ほら、ねぇ」

俺「む、無理です無理です!」

こんなことになったらいいのにね。現実は厳しい


花子「久しぶりだね、メリー」

メリー「ひいいいぃっ!」

花子「おやおや、そんなに怖がらなくても良いじゃないか。傷つくなあ」

メリー「怖い怖い先輩怖い」

花子「……今日は、ほらこれ、こんなの持ってきたんだけど、どうだい?」

メリー「ひいいっ!?」

花子「ああ、たまらないねぇ……、怯えるその目……ああ……ゾクゾクするよ」

メリー「い、いやだ、いや、いやぁぁ……」

花子「ほら、おとなしく……、気持ちいいことするんだからさ」

メリー「う、うぅぅ……」

花子「スイッチオン、と。人間が作った奴でもなかなか良いもんだね」

メリー「うぅ、許してぇ……」

花子「許すも何も、やってくれてありがとうって感謝することになるよ。ふふ」

メリー「や、やだぁ……、動いてる、何それぇ……」

花子「バイブって言うのさ。こいつは当てた後に中に入れるもんでて、二度楽しめるんだよ」

メリー「や、やだ、先輩、そんな……」

花子「白い下着だけど……汚れちゃうかもねぇ」

メリー「や、いやだ、先輩……! んっ!?」

花子「ほら、先っぽだけでも凄いだろう?」

メリー「や、やだっ、あああっ!?」

花子「いい声だ、良いよぉ、メリー、凄く良い」

メリー「ぐ、ひっく、う、せん、ぱい……うぅ……」

花子「ああ、その目も、凄いよ……濡れるね……くうっ」

メリー「や、いやだ、びくびく、してるの、あたってるぅ……」

花子「ああ、そうさ、それがバイブさ。ほら、まだまだ行くよ」グリグリ

メリー「ひゃあああ!?」

花子「こいつは凄いね、メリー……今までで一番の感度だよ、くく」

メリー「や、あっ、ふ、だめ、あ、だめですよぉ……!」


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この記事のコメント一覧
1 . ぬ  ID:U.L1uf12O編集削除
メリークルシミマス。
2 . 名無しさん  ID:qFEH.FxR0編集削除
赤マント「うっ うぉ〜っ うぉれを見るなぁ 見るんじゃあねぇぇ 見るなぁぁぁ あぁなぁがあくぅぅ 穴がぁぁぁ 見ないでくれぇぇぇぇぇ」

赤マントって酒に弱いんだっけ?(妖魔夜行知識)
3 . 名無しさん  ID:wQVg9Js30編集削除
くそながい
4 . な  ID:WHgb6hmqO編集削除
ずいぶん長げぇジョークだな。

次回からは簡潔にしてくれ。
5 . 名無しさん  ID:jqfqIRh.0編集削除
長げえよ
6 .   ID:p6TZAPqlO編集削除
長すぎワロタwwww
携帯じゃ読み切れんわ
7 . 名無しさん  ID:MDlZuE.e0編集削除
ちょっとおもしろかったけどなげえよ
8 . つまんない  ID:IQYHQjXOO編集削除
長いわりに
9 . 名無しさん  ID:gHlY5FXq0編集削除
色々しらんかったのでググった。
赤マントは実に興味深い。。
10 . メリーさんの羊  ID:qdcA7j8MO編集削除
本当長い話
11 . 名無しさん  ID:8cvSlzBj0編集削除
口裂けのくだりで笑ったがなげぇよw
12 . 名無しさん  ID:.F67US0.0編集削除
なにこれ
13 . 名無しさん  ID:BSciIbxY0編集削除
全部読まれると思ったんだろうか本当に
14 . 名無しさん  ID:vZ3med1s0編集削除
長い割にオチがぶつ切りにされた感
15 . あ  ID:V0mb.osh0編集削除
ながいうえにたいして面白くないから時間の無駄だな。
16 . 無知な恥さらし  ID:a0VXQyXE0編集削除
だ、誰か3行でタノム・・・
17 . SEXマシーン  ID:DR6ReMVm0編集削除
※16
西田麻衣と
SEXしたい
顔射したい!

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