ある山で滑落事故があった。
あわや転落死かと思われた瞬間男は片手で草を掴み、崖にぶら下がる格好で何とか一命を取り留めた。
だがこんな山奥に人が通りかかるはずもなく、すでに一時間が過ぎようとする頃
遂に男の右手は限界に達していた。
男は自らの半生を振り返った。
「はぁ、もはやこれまでか・・・。それにしてもつまらん人生だったなぁ・・・
貧しい村に生まれ貧困な生活を余儀なくされ、
それでも村人を助けんと犯罪に走ってもみたが失敗。
そして逃走・・・ 。挙げ句の果てには逃げ込んだ山で足を滑らせ絶体絶命。
寸前で助かったとはいえ来るわけもない助けを待ち苦痛に耐えての一時間・・・。
はぁ、なんで俺ばっかりがこんな目に・・・やはり神など存在しないという事か・・・。」
もう駄目かと諦めかけた時、背後から声が聞こえて来た。
その声は包み込む様な温かさでこう言った。
「長い苦しみによう耐えたのう。だがお前はもう助からん。
そもそもお前は生まれて来た場所が悪すぎたのじゃ。」
男はハッと我に返り死にものぐるいで半身を返してみた。
するとそこには古くからの書物に描かれている様な紛う事なき神の姿が宙に浮かんでいた。
「おおおおぉぉおぉ!!」
男は思わず叫んだ。
「しかし他の者を助けんと願い、
我が身を捧げんとする自己犠牲の精神は実に尊いものじゃ。」
男はその慈悲深い言葉に大量の涙を流した。
「もう諦めてもよいぞ。そなたの尊き行いは天に召されるに十分な行いじゃて
ワシが直々に天界まで送り届けてしんぜよう・・・。」
男は感激した。
「おおおお!!何ともありがたいお言葉!!
・・・神よ!!今までの愚行をお許し下さい!喜んでお供させて頂きます!!!」
そう叫ぶと男は思い切って手を離した。
だが期待とは裏腹に男の身体は崖の谷底へと真っ逆さまに落ちて行った。
「な、何と!!!!やはり神とはそういう存在だったのか!!
最後の最後まで私を欺かれるつもりなのですか!!神よ!!!」
地面に叩き付けられた男は空を見上げる格好で息絶えていた。
彼が最後に見たものは、先程の神に連れられて天界へと昇って行く草だった
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笑ったわw
吹いたwww
だから神なんて信じたくねぇ
その発想はなかったわ
ワラタwwww
う〜ん、イマイチ
良かったねえ草・・・良かったねえ
逆に、地獄に落とされる草って存在するのか?
サラダwwww
世にも奇妙な物語のショートショートで取り上げて欲しいわ。
食虫植物なら地獄かな?
草かよ!
水を差すようで悪いが、
天界って言ってるからキリスト教かその類なんだろうけど人間以外を救う神はいない。
天界って言ってるからキリスト教かその類なんだろうけど人間以外を救う神はいない。
ヒント:ジョーク
作り話ってわかるけど、死んだ人が死に際どうだったって伝わる話しは萎えるね。だれがそいつから聞いたんだよ って。
草だけにくさい話だと…!?
草かよ!!
暇をもて余した神々の遊び
※13
そう思っているのは人間だけってな
そう思っているのは人間だけってな
じゃあ、天国には動植物が無いの?
※13
天界っていう言葉自体中国経由の日本語だし、
国柄を特定するものもないから日本が舞台でもおかしくない
昔話でよくあるけど、物にすら情けをかけるのが日本の神様だ
というかそう考えてもう一度読むと、まんが日本昔ばなしっぽい展開にも思えてきた
天界っていう言葉自体中国経由の日本語だし、
国柄を特定するものもないから日本が舞台でもおかしくない
昔話でよくあるけど、物にすら情けをかけるのが日本の神様だ
というかそう考えてもう一度読むと、まんが日本昔ばなしっぽい展開にも思えてきた
またシモネタかよ
1時間も無理無理w
※23の着眼点が素敵すぎて笑ったww
草が1時間人間の体重に耐えるのは無理ありすぎだけどまぁ面白かった
満点とはいかないが、まあ合格。
コメ欄、ジョークに整合性求めるとか馬鹿なの死ぬの?


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