家の娘はもうすぐ三歳。
最近会話もだいぶ成り立つようになってきたので、職場で辛いことがあったときはすぐ家に、電話をかけている。
するとカミサンと娘が俺のことを励ましてくれるのだ。
(一応娘が電話を使うという理由のみで、今では傾きかけてしまったウィルコムのPHSを使い続けている。低電磁波だからね。)
先日は久しぶりに定時で仕事が終わり、家から最寄の駅の改札を出た後、
「もうすぐ家に着くよ」
と電話を掛けた。
カミサンが伝言ゲームのように、娘に
「パパがもうすぐ帰ってくるんだって」
と伝えたのが聞こえた後、
「きゃ〜!!!やった〜、やった〜、パパが帰ってくるぅ〜!」
と大騒ぎ。
その直後、カミサンと娘がなにやらギャーギャーもみ合っているのが聞こえ、受話器から遠いところで、二人の大騒ぎする声がしてから数秒後、
「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ…。」
という妙な周期の摩擦音が聞こえ始めた。
『あれ?電話機が壊れたのかな?』と思いながらも
「もしもし〜?聞こえてる〜?もしもし〜。」
と呼びかけたのだが、
「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ…。」
という音がひたすら聞こえてくるだけ…。
一旦電話を切ろうかと思ったのだが、うっすらと部屋の様子は聞こえてくるし、切ろうか否かで悩んでいると、突然カミサンが爆笑する声が聞こえてきて、ようやく電話口に出た。
俺:「今変な音がずっと聞こえてたんだけど、何の音?」
妻:「何の音だと思う?」(←必死に笑いをこらえながら…。)
俺:「う〜ん…。よくわからないんだけど…。」
その後、話を聞いてみたら、カミサンから電話を無理やり奪い取った娘が、電話を奪い返されないよう
部屋の隅のほうへ逃げ、受話器に向かって「ちゅっ、ちゅっ…。」とキスをしていたらしい。
つまり俺が帰ってくるのがすごく嬉しくて、俺にキスをするつもりで、受話器にキスをしていたというわけだ。
あの時の「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ…。」というキスの音が耳から離れない…。
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俺もたまにはこっちから攻めてみるべきかな
お・・・お主もしや…
とりあえずあなたの性別を教えてもらおう
話はそれからだ
お前がナンバー1だ
俺もよく公衆電話から好きな子に電話かけてやるもん
恥ずかしがってすぐ切られちゃうけどね
ストーカーやん
「おじさんのささみジャーキーかわいいちゅっちゅ」
「たくさんチュッチュしてくれたからおじさんのジャーキーがフランクフルトになっちゃったよ」
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