うち母子家庭で、オカンが遅くまで仕事してたから昔小学校終わってから託児所?みたいなとこに預けられてたんだ。
あたしが2年の時、そのホームの一学年上の女の子Aから目の敵にされていた。
もう殴る蹴る当たり前。背中に鉛筆刺されたりした。
Aからのいじめは結構長い間続いてたんだけど、それが急にピタっと止んだんだ。
いじめるどころか面倒みてくれたり遊んでくれたり、もう別人みたい。
丸くなったっていうのかな、Aは今までいろんな子と揉めてたけどそれもなくなった。
あたしもすっかり今までのこと忘れて、ほぼ毎日一緒に遊んでた。
長い間不思議に思ってたんだけど、最近になってそれは母のおかげだったと知った。
当時の母、なんとかならんもんかとAの通ってた保育園を訪ね、情報収集。
先生によると、Aも母子家庭。
母親はAが悪さをすれば、理由も聞かずに怒鳴る殴るの人だったらしい。
その次の日から、母はAに対して親しく接するようになった。
休みの日一緒になって遊んだり、悪さしたらあたし諸ともしばいたり。
母がホームに迎えにくるたびにAが
「おばちゃーん!!」
って笑顔で寄ってきてたのを覚えてる。
今思うとものすごい懐いてたな。
母いわく
「結局、Aも寂しかってん。親でも誰でもいい、思いっきり愛情もらえば人にあげる方法もわかるもんや」
だそうだ。
普段パッパラパーな母なだけに、ちょっと尊敬してしまった。
Aとは中学から別になったけど、10年以上たった今でもうちに泊まりに来る。
この前家に帰ったら母とAが一緒に餃子つくっててびっくりしたw
|
|




そして私は嫉妬のあまり鉛筆を握り締め静かに台所へ向かった・・・
「キヒィィーーー私を差し置いてなに仲良くしてんのよーーーー」
私は鉛筆を握りしめ振り上げた。
「私なんて・・・、私なんて・・・・・・」
「いなくなればいいんだーーーーぁ!」
握りしめた鉛筆を。
何度も何度も振り下ろす。
ザクザクとはんぺんに振り下ろす。
私は鉛筆を握りしめ振り上げた。
「私なんて・・・、私なんて・・・・・・」
「いなくなればいいんだーーーーぁ!」
握りしめた鉛筆を。
何度も何度も振り下ろす。
ザクザクとはんぺんに振り下ろす。
Aは仲良くなりたかったんだろうね。
怒りを吐き出されたはんぺんには、大きな穴がいくつも開いている
「まるで私の心だ」
哀しくなった。
哀しくなって私ははんぺんを鍋に入れる。
「まるで私の心だ」
哀しくなった。
哀しくなって私ははんぺんを鍋に入れる。
いいえ、それは鍋ではなくジョンです。
ジョン「ぐつぐつ」
底辺だから何しても許されるという風潮
豚小屋で臭い飯でも食ってろよ犯罪者
豚小屋で臭い飯でも食ってろよ犯罪者
鉛筆刺すと色が残るよね
はんぺんだけに娘のはんかんを買ったってかwwwwwwwwなんちて、なんちてwwwwwwww
ジョン「さあできたよ、食べてごらん。 穴は開いてしまったけどとても暖まるからね」
そう言ってジョンは頭を少し傾けてみせた。
そう言ってジョンは頭を少し傾けてみせた。
ジョンを見つめるも
なぜだか手を差し出せずにいた。
少しして
ジョンの口から
異様な臭いが吐き出される。
なぜだか手を差し出せずにいた。
少しして
ジョンの口から
異様な臭いが吐き出される。
臭気はたちまち部屋中を覆い尽くし、背後で母とAの昏倒する音が響く。
頭がくらくらし恐怖に身が竦む。だが二人を守れるのは私だけなのだ。勇気を振り絞れ!
「きしぇぇぇええ!!」 奇声をあげ、ジョンへ突進した。
頭がくらくらし恐怖に身が竦む。だが二人を守れるのは私だけなのだ。勇気を振り絞れ!
「きしぇぇぇええ!!」 奇声をあげ、ジョンへ突進した。
想像力をもって対策を思考し、昔の保育園を尋ねてまでの情報収集とその解釈。
とんでもない知性と深い隣人愛から生まれる慈しみに、パッパラパー!
偉すぎて、もう脱力中。
とんでもない知性と深い隣人愛から生まれる慈しみに、パッパラパー!
偉すぎて、もう脱力中。
ジョンの指がわずかに動いた。
「ブンッ!!」
ものスゴい衝撃が私を部屋の隅まで吹き飛ばす
「その程度で、私に立ち向かおうとは、笑止」
ジョンがニコリともせず言い放った
「ブンッ!!」
ものスゴい衝撃が私を部屋の隅まで吹き飛ばす
「その程度で、私に立ち向かおうとは、笑止」
ジョンがニコリともせず言い放った
母「ジョン?あなた何カベに向かってブツブツ言っているの?」
「そこまでだ!」
聞いたことのある声、寺生まれで霊感の強いTさんだ。
Tさんが「破ぁ!!」と叫ぶ、するとジョンの周囲の空間が歪み始め、穴の開いたはんぺん毎、時空の狭間に吸い込まれて行った。
Tさんは、部屋の中に僅かに残った臭気を追い出す為に窓を開け放ちながら
「あのはんぺんはお前の寂しさ、そして憤りを全て吸い込み異空間に消えた」
「これからはAと仲良くな」
そう言って調理途中の餃子を摘み食いしてTさんが出て行くTさんを見て、寺生まれはスゴイ、あたしはいろんな意味で思った。
聞いたことのある声、寺生まれで霊感の強いTさんだ。
Tさんが「破ぁ!!」と叫ぶ、するとジョンの周囲の空間が歪み始め、穴の開いたはんぺん毎、時空の狭間に吸い込まれて行った。
Tさんは、部屋の中に僅かに残った臭気を追い出す為に窓を開け放ちながら
「あのはんぺんはお前の寂しさ、そして憤りを全て吸い込み異空間に消えた」
「これからはAと仲良くな」
そう言って調理途中の餃子を摘み食いしてTさんが出て行くTさんを見て、寺生まれはスゴイ、あたしはいろんな意味で思った。
母「そうやってすぐ『寺生まれ』でごまかそうとするのは悪い癖だって、お父さんにも叱られたでしょ。
今晩は餃子よ、Aちゃんも手伝ってくれたんだから、早く降りて来なさい」
今晩は餃子よ、Aちゃんも手伝ってくれたんだから、早く降りて来なさい」
なんだこの流れ?
で、Aの毒親の末路は?
I Gotta Believe!!(僕ならできるさ!)
あんまりまともなコメントないねw
親の愛ってやっぱ重要なんだな。
実の親でなくても、愛情を与えてくれる大人が近くにいて良かった。
実の親でなくても、愛情を与えてくれる大人が近くにいて良かった。
よし、鉛筆買ってくるか
空気の読めない※18にはがっかりだよ


|
