数年前に行った高校時代の友人(新婦)の結婚式がちょっぴり不幸だった。
(フェイク混ぜてるから矛盾があるかもしれないけどスルーしてください)
友人は市役所勤務で新郎は隣町の職員の公務員カップル。
同じ仕事を担当していたことが縁で結婚となった。
ここらへんは田舎のため、披露宴は結構盛大で、招待客が200〜300人くらいになるのはよくあることだった。
そして、新郎新婦ともに30代前半なので、職場関係の招待客もかなり多い。
新郎に至っては、町役場のほぼ全員を招待したそうだ・・・職員が100人程度の役場だから全員招待しないと人間関係がいろいろ大変だそうで。
おまけに新郎実家はかなりの耕作地を持っている農家で、新郎父はそこのJAのお偉いさん。
新婦実家は商売やってて、新婦父は市の商工会の会長さん。
そのため、招待客は市長・町長に県・市・町の議員さんだの、取引先や商工会、JA関係で膨れ上がり、500人近くなっていた。
披露宴はこのあたりで一番格式高いホテルの一番大きな会場で行われた。
会場無茶苦茶広かったのに招待客であふれかえっていましたよ。
披露宴の中身は普通だったが、お偉いさんたちがずらっとステージに並んで鏡開きをしたり、地元の和太鼓演奏などがあって、結構面白かった。
何事もなく披露宴は進行し、最後に新婦父からの挨拶となった。
新婦父「本日は、お忙しい中、2人の門出を祝うためにお越しくださいまして、ありがとうございました。
特に、○○市長と□□町長におかれましては、公務にお忙しいところ、時間を割いていただきまして、ありがとうございました。
県議会議員の▽▽様、▲▲様・・(以下数人略)・・お忙しい中、ほんとうにありがとうございました
市会議員の◎◎様・・(以下数人略)・・、ありがとうございました。
町議会議員の■■様・・(以下数人略)・・、ありがとうございました。
本日、仲人をお引き受けくださった※※様、ありがとうございます。
また、新郎の勤める△△役場の皆様、ほとんどの方にお越しいただいて、ありがとうございました。
それから、新婦の勤める××市役所の●●課の皆様、ありがとうございました。」
このあたりから、新婦父が「ありがとうございます」しか言っていないことに客が気付き、「これ、いつまで続くの?」とか「まさか、ありがとうだけで終わるわけないだろー」といった呟きが聞こえた。
しかし、新婦父の「ありがとう」スピーチは終わらない。
披露宴に出席している新郎・新婦の恩師や友人はもちろん、自分の仕事関係の出席者にも
「ありがとうございます」
と言い続ける。
この辺で耐え切れなくなったのか、くすくす笑いが起こり始める
さらに、新婦の趣味のお茶と生花の先生や教室の友人、新郎の趣味のサッカーサークルの友人やコーチとどこまでも範囲は広がっていく。
もはやくすくす笑いでは我慢できなくなり、出席者はおおっぴらに笑い始める。
満場の笑いの中、出席者のほぼ全員に「ありがとうございます」を言い続ける新婦父。
笑い声で新婦父もテンションが上がってきているようで、声がだんだん大きくなっていった。
10分以上お礼を言い続けたので、もうさすがに終わりかと思ったら、矛先を変えてまだまだ続く。
新婦父「本日の披露宴を取り仕切ってくれた式場の☆☆さん、ありがとうございます。それから、新婦の着付けをしてくださった##美容室さん、ありがとうございます。おかげで素晴らしい花嫁姿を見ることができました!
あと、おいしい料理を作ってくださった厨房のスタッフの皆さん、ありがとうございます。えー、それに、会場をきれいな花で飾ってくださった花屋さん、ありがとうございます!」
ここまで来ると場内は大爆笑。
その笑いの中、最後に新婦父は大声で
「本日は、皆様、本当に、本当にありがとうございましたー!!
これからもこの2人のために、ご指導、ご鞭撻を何卒よろしくお願いしますー!!!」
と叫び、爆笑と盛大な拍手で披露宴は締めくくられた。
後日、新婦に
「お父さんの挨拶、最高だったよー」
と言ったところ、
「でしょ〜。でもねー、本人は一生懸命やったのになんであんなに笑われたんかな〜?
ってちょっと凹んでいたよ。
それに、議員さんとか取引先の人とかにも話題にされて笑われているみたいなのよねー。」
招待客はすごく楽しかったが、新婦父だけがちょっぴり不幸だった披露宴でした・・・。
そして、新郎新婦ともに30代前半なので、職場関係の招待客もかなり多い。
新郎に至っては、町役場のほぼ全員を招待したそうだ・・・職員が100人程度の役場だから全員招待しないと人間関係がいろいろ大変だそうで。
おまけに新郎実家はかなりの耕作地を持っている農家で、新郎父はそこのJAのお偉いさん。
新婦実家は商売やってて、新婦父は市の商工会の会長さん。
そのため、招待客は市長・町長に県・市・町の議員さんだの、取引先や商工会、JA関係で膨れ上がり、500人近くなっていた。
披露宴はこのあたりで一番格式高いホテルの一番大きな会場で行われた。
会場無茶苦茶広かったのに招待客であふれかえっていましたよ。
披露宴の中身は普通だったが、お偉いさんたちがずらっとステージに並んで鏡開きをしたり、地元の和太鼓演奏などがあって、結構面白かった。
何事もなく披露宴は進行し、最後に新婦父からの挨拶となった。
新婦父「本日は、お忙しい中、2人の門出を祝うためにお越しくださいまして、ありがとうございました。
特に、○○市長と□□町長におかれましては、公務にお忙しいところ、時間を割いていただきまして、ありがとうございました。
県議会議員の▽▽様、▲▲様・・(以下数人略)・・お忙しい中、ほんとうにありがとうございました
市会議員の◎◎様・・(以下数人略)・・、ありがとうございました。
町議会議員の■■様・・(以下数人略)・・、ありがとうございました。
本日、仲人をお引き受けくださった※※様、ありがとうございます。
また、新郎の勤める△△役場の皆様、ほとんどの方にお越しいただいて、ありがとうございました。
それから、新婦の勤める××市役所の●●課の皆様、ありがとうございました。」
このあたりから、新婦父が「ありがとうございます」しか言っていないことに客が気付き、「これ、いつまで続くの?」とか「まさか、ありがとうだけで終わるわけないだろー」といった呟きが聞こえた。
しかし、新婦父の「ありがとう」スピーチは終わらない。
披露宴に出席している新郎・新婦の恩師や友人はもちろん、自分の仕事関係の出席者にも
「ありがとうございます」
と言い続ける。
この辺で耐え切れなくなったのか、くすくす笑いが起こり始める
さらに、新婦の趣味のお茶と生花の先生や教室の友人、新郎の趣味のサッカーサークルの友人やコーチとどこまでも範囲は広がっていく。
もはやくすくす笑いでは我慢できなくなり、出席者はおおっぴらに笑い始める。
満場の笑いの中、出席者のほぼ全員に「ありがとうございます」を言い続ける新婦父。
笑い声で新婦父もテンションが上がってきているようで、声がだんだん大きくなっていった。
10分以上お礼を言い続けたので、もうさすがに終わりかと思ったら、矛先を変えてまだまだ続く。
新婦父「本日の披露宴を取り仕切ってくれた式場の☆☆さん、ありがとうございます。それから、新婦の着付けをしてくださった##美容室さん、ありがとうございます。おかげで素晴らしい花嫁姿を見ることができました!
あと、おいしい料理を作ってくださった厨房のスタッフの皆さん、ありがとうございます。えー、それに、会場をきれいな花で飾ってくださった花屋さん、ありがとうございます!」
ここまで来ると場内は大爆笑。
その笑いの中、最後に新婦父は大声で
「本日は、皆様、本当に、本当にありがとうございましたー!!
これからもこの2人のために、ご指導、ご鞭撻を何卒よろしくお願いしますー!!!」
と叫び、爆笑と盛大な拍手で披露宴は締めくくられた。
後日、新婦に
「お父さんの挨拶、最高だったよー」
と言ったところ、
「でしょ〜。でもねー、本人は一生懸命やったのになんであんなに笑われたんかな〜?
ってちょっと凹んでいたよ。
それに、議員さんとか取引先の人とかにも話題にされて笑われているみたいなのよねー。」
招待客はすごく楽しかったが、新婦父だけがちょっぴり不幸だった披露宴でした・・・。
|
|
(15)
1 . 名無しさん ID:oKeTtqH.0 : 編集:削除
そりゃー気も使うわなぁ、お疲れ!お父さん
良い父さんだな
だが妻の不倫で一年たたず離婚するのはまた別のお話(うふ♪)
だが妻の不倫で一年たたず離婚するのはまた別のお話(うふ♪)
※2
まじかよw
まじかよw
※2
ありがとうございます!
ありがとうございます!
本人が真剣な分、よけいに笑えるんだろね
笑わせようとする意図がみえたら 逆にシラけるし
笑わせようとする意図がみえたら 逆にシラけるし
「じわじわくる」ってやつか
挨拶もここまで来ると遺言じみてくるなw
こりゃいい〜エンドロールみたいだ
新郎父じゃなくて新婦父が挨拶することなんてあるんだ
これ、参加者は長いスピーチのわりに退屈しないし、式後も土産話として話題にもなっただろうし
心配した人間関係もギスギスしなかっただろうし
新婦父はGJだなww
心配した人間関係もギスギスしなかっただろうし
新婦父はGJだなww
結婚式の最後の挨拶が 新婦側ってのはありえないから 作り話でしょ
フェイク混ぜる意味がわからん。
こういう席での挨拶は来てくれた人への感謝を表すべきものだからこれが正しい。
ただその感謝すべき人数が常識はずれだっただけで。
ただその感謝すべき人数が常識はずれだっただけで。
映画化するの?
鉄拳が紙芝居化するの?
鉄拳が紙芝居化するの?
良い父じゃん
|