体験談：小学校高学年の頃からずっと片想いしてた幼馴染が居たのです [感動]

人は別々の高校へ進学して、時は無情に過ぎ、お互い別々の人と付き合っていました。
社会人になる少し前、地元を離れて関東圏に勤めることが決まっていた私は
久しぶりに会って話がしたいと相手を誘い、二人で飲み屋へ。
思いの丈をひとしきり語ると、相手も同じ気持ちだった旨を伝えてくれました。
そのとき、お互いに相手が居たこともあり、良い思い出話ということで決着。
東京で普通に生活し、幸せな結婚をし、そこそこ出世し、可愛い子供もできました。
いずれ地元に帰りたい、そう思っていた私は出世と引き換えに東京より地元へ転勤。
子供も無事大学を出て、職を見つけ、退職後の人生を考える時期に差し掛かっていた頃
娘が彼を連れてやってきました。
娘と同い年の彼は「娘さんと結婚がしたい」と、私に伝えました。
結婚の話が着々と進み、先方の両親を交えて食事をすることになりました。
娘を送り出すのは初めてだったのですが不思議と、寂しい気持ちにはなりませんでした。
会食先の料亭に着いて驚いたことがありました。
彼の母親が、好きだった幼馴染だったのです。

昨日の晩のことでした。
結局昔のことを思い出して眠れず、
ビールを片手に一晩明かしていた次第です。
娘と彼が結ばれるのは運命だったのかとか、
よく説明できない感情が湧いてきています。
そろそろ出勤せねば