2年前中学時代の同窓会があった。
一応学校主催の定期的なヤツで母校での親睦会的なもの。
100人ほど集まったが、タイムカプセルを開けたり近況を報告する等、形式的なモンで、正直さっさと終わって欲しかった。
で、さっさと終わったんで解散となり、何人か集まって飲みに行くことになった。
メンバーは総勢15人で男9人、女6人。男9人の内、俺を含め5人は今だにしょっちゅう遊んでる仲で、他のメンバーは俺らが声をかけて集めた。
その女6人の中に、中学時代に学校でも抜群の人気を誇った○美がいた。
顔やスタイルも抜群だったのだが、陸上で県代表クラスのトップアスリートだったので、とにかくファンが多かった。
もちろん俺も隠れファンだったが、当時の俺は○樹というクラスレベルでそこそこの女と付き合っていたので、いつも遠くから見つめるだけだった。
約8年ぶりくらいに見る○美は、セミロングの似合う、眩しいほどの女性になっていた。
俺は○美と一度も同じクラスになった事はなく、口をきいたのも一言二言だったので、○美を誘ってくれた智○には心底感謝した。(智○には後日、カレーをおごる事となる)
飲み会は某繁華街で居酒屋の座敷を借り切ってスタートした。
座敷では適当に奥から詰める感じで座っていったのだが、残念ながら○美とは、まさに対角線といった一番遠い位置に座る事となり、俺は隣の○介というムサイ男と阪神の話題で無駄な時を過ごす事となった。
時々○美の方を見るものの、両隣と向かいを固めた智○とその仲間達という非常に危ない連中に囲まれながら、彼女は無邪気に笑っていた。
どんな会話をしてるのだろうと耳をすますものの、俺の耳元で絶叫する○介の六甲颪しに邪魔されて、何を話しているのかさっぱり聞こえない。
俺は○介に殺意を覚えた。
やがて酔っぱらいどもがビール瓶を持ってウロウロしだしたころ、○介がウンコに行くといって席をたった。
俺ももちろん○介の相手をするのは限界だったので、適当な女の子の隣にでも移動しようかと腰を上げたその時だった。
俺の隣に、トイレから帰ってきた○美が座った。
自分の席が空いていなかったのだ。
「○条君の横にす〜わろ」
・・・・・・・・・・・・・・
「俺の名前、知ってんの?」
心でつぶやく俺に、
「久し振りやな〜、私のこと覚えてる?」
「ん〜、なんとなく。野○さんやろ?」
なんとなくどころか、いっつも憧れていた○美が俺の隣にいる。
俺は夢を見ているようだった。
「○条君って○樹とつきあってたんやんな〜」
と突然痛いところをつかれ、
「なんで知ってんの?」
と、一瞬ひるんだが、女の情報網とはそんなもんだろうと思った。
「○樹って来年結婚するらしいで〜」
と、更になんともいえないこそばい情報を教えられ、俺は更にひるんだ。
ほとんど初対面といってもいい俺に対して、○美は自分の高校時代や短大時代の事、家族や中学時代の俺を実は恐いヤツだと思っていた事などを、面白おかしく話してくれた。
その時俺は、たぶんこの子は自分の容姿や自分がまわりからどう思われているか、あまり気にしないタイプの子ではないだろうかと思った。
綺麗でスタイルがよく、陸上部の星だった彼女だが、なぜあれほどみんなに好かれていたのか、そのとき改めてわかった気がした。
「○条君と一回だけしゃべった事あったんやで〜、覚えてる?」
そう彼女に言われて、俺は(いや二回・・・)と心でつぶやきながら、
「ごめん、そうやった?」
と、大きく出た。
「そうそう。○木先生の教材を○条君が私のクラスに持ってきた時に受け取ったんが私やってん。
ほんで私が『渡しときます』って言ってん」
俺は感動して、その場で抱きつきそうになった。
「あ〜、なんとなく覚えてるかも・・・」
とか大嘘をつきながら、俺の心は感涙でいっぱいだった。
そしてその時の俺は、実はしょんべんが漏れそうだった。
しかし、今席を立つと、まわりでギラギラとこの天空の席を狙っている野獣どもに瞬時にして彼女をかっさらわれる気がして、ひたすら気合で我慢した。
しかし至福の時は過ぎるのも早く、
「は〜い、それではお開きにしたいと思いま〜す!時間も遅いんで、後は各自で〜!」
と、仕切り屋智○の声が座敷に響いた。
俺は酒の勢いもあって、○美にはまだまだ言いたい聞きたい事が山ほどあった。
ここで言わないと、たぶん二度とチャンスは無いというのもわかっていた。
しかし
「今日はありがとう。ほんま楽しかった」
とか最悪のセリフしか言えず、荷物をまとめる○美をただ眺めていた。
彼女は、肩に鞄をかけながら言った。
「こちらこそ。○条君って、なかなかおもろいな〜、私、結構好きなタイプやわ〜」
・・・・・俺は一気にシラフに戻った。
そして、酔っ払いどもの奇声が響く中、○美にいった。
「今から、二人で飲みにいかへん?」
俺の声に重ねるように
「うお〜!!!○条!お前、きたないやんけ〜!!!」
と野獣の雄たけびが響いた。
○美は一瞬の間をおきニコリと笑い、そして言った
「ごめん、今日は帰るわ。また誘ってな」
間髪おかず、野獣どもの爆笑と失笑が二人を包んだ。
俺は後頭部をバットで殴られたようなショックで、はきそうになった。
彼女は時計を気にしながらも、
「ほんまゴメンな〜」
と俺に謝った。
俺がショックのあまり思わず出た行動は彼女にとって非常に気持ちの悪いものだった。
「このライター2年ほど使ってんねんけど、今度会う時まで持っといて」
と、煙草も吸わない彼女に昔パチンコ屋で取ったジッポーを渡した。
そして彼女は
「わかった。今度返すわ。私、煙草すわへんけど預かっとく」
と笑い、俺のジッポーと他の子たちといっしょに駅の方向へ消えていった。
(ケータイの番号も聞かれへんかった・・・)
俺は、なんともいえない痛いまでの切ない気持ちのまま、男5人での反省会会場へと向かった。
そして、俺が聞く事さえ出来なかった○美の携帯の番号を智○が聞いていたのが、更にショックで・・・うれしかった。
俺は屈辱感もクソもなく、ヤツから○美の番号を教えてもらった。
それから色々あった。
色々ありすぎてなにがなんだか覚えていないほど色々あった。
更に色々あって、マジで色々あった。
そして色々ありまくった後、あの日○美に渡したジッポーは、また俺の元に返ってきた。
「ジッポーだけ返してもらうのもアレやし・・・」
25歳になった俺は、彼女ごとジッポーを引き取った。
そして、今年スポーツ万能の子供が生まれる予定。(○美に似れば)
約8年ぶりくらいに見る○美は、セミロングの似合う、眩しいほどの女性になっていた。
俺は○美と一度も同じクラスになった事はなく、口をきいたのも一言二言だったので、○美を誘ってくれた智○には心底感謝した。(智○には後日、カレーをおごる事となる)
飲み会は某繁華街で居酒屋の座敷を借り切ってスタートした。
座敷では適当に奥から詰める感じで座っていったのだが、残念ながら○美とは、まさに対角線といった一番遠い位置に座る事となり、俺は隣の○介というムサイ男と阪神の話題で無駄な時を過ごす事となった。
時々○美の方を見るものの、両隣と向かいを固めた智○とその仲間達という非常に危ない連中に囲まれながら、彼女は無邪気に笑っていた。
どんな会話をしてるのだろうと耳をすますものの、俺の耳元で絶叫する○介の六甲颪しに邪魔されて、何を話しているのかさっぱり聞こえない。
俺は○介に殺意を覚えた。
やがて酔っぱらいどもがビール瓶を持ってウロウロしだしたころ、○介がウンコに行くといって席をたった。
俺ももちろん○介の相手をするのは限界だったので、適当な女の子の隣にでも移動しようかと腰を上げたその時だった。
俺の隣に、トイレから帰ってきた○美が座った。
自分の席が空いていなかったのだ。
「○条君の横にす〜わろ」
・・・・・・・・・・・・・・
「俺の名前、知ってんの?」
心でつぶやく俺に、
「久し振りやな〜、私のこと覚えてる?」
「ん〜、なんとなく。野○さんやろ?」
なんとなくどころか、いっつも憧れていた○美が俺の隣にいる。
俺は夢を見ているようだった。
「○条君って○樹とつきあってたんやんな〜」
と突然痛いところをつかれ、
「なんで知ってんの?」
と、一瞬ひるんだが、女の情報網とはそんなもんだろうと思った。
「○樹って来年結婚するらしいで〜」
と、更になんともいえないこそばい情報を教えられ、俺は更にひるんだ。
ほとんど初対面といってもいい俺に対して、○美は自分の高校時代や短大時代の事、家族や中学時代の俺を実は恐いヤツだと思っていた事などを、面白おかしく話してくれた。
その時俺は、たぶんこの子は自分の容姿や自分がまわりからどう思われているか、あまり気にしないタイプの子ではないだろうかと思った。
綺麗でスタイルがよく、陸上部の星だった彼女だが、なぜあれほどみんなに好かれていたのか、そのとき改めてわかった気がした。
「○条君と一回だけしゃべった事あったんやで〜、覚えてる?」
そう彼女に言われて、俺は(いや二回・・・)と心でつぶやきながら、
「ごめん、そうやった?」
と、大きく出た。
「そうそう。○木先生の教材を○条君が私のクラスに持ってきた時に受け取ったんが私やってん。
ほんで私が『渡しときます』って言ってん」
俺は感動して、その場で抱きつきそうになった。
「あ〜、なんとなく覚えてるかも・・・」
とか大嘘をつきながら、俺の心は感涙でいっぱいだった。
そしてその時の俺は、実はしょんべんが漏れそうだった。
しかし、今席を立つと、まわりでギラギラとこの天空の席を狙っている野獣どもに瞬時にして彼女をかっさらわれる気がして、ひたすら気合で我慢した。
しかし至福の時は過ぎるのも早く、
「は〜い、それではお開きにしたいと思いま〜す!時間も遅いんで、後は各自で〜!」
と、仕切り屋智○の声が座敷に響いた。
俺は酒の勢いもあって、○美にはまだまだ言いたい聞きたい事が山ほどあった。
ここで言わないと、たぶん二度とチャンスは無いというのもわかっていた。
しかし
「今日はありがとう。ほんま楽しかった」
とか最悪のセリフしか言えず、荷物をまとめる○美をただ眺めていた。
彼女は、肩に鞄をかけながら言った。
「こちらこそ。○条君って、なかなかおもろいな〜、私、結構好きなタイプやわ〜」
・・・・・俺は一気にシラフに戻った。
そして、酔っ払いどもの奇声が響く中、○美にいった。
「今から、二人で飲みにいかへん?」
俺の声に重ねるように
「うお〜!!!○条!お前、きたないやんけ〜!!!」
と野獣の雄たけびが響いた。
○美は一瞬の間をおきニコリと笑い、そして言った
「ごめん、今日は帰るわ。また誘ってな」
間髪おかず、野獣どもの爆笑と失笑が二人を包んだ。
俺は後頭部をバットで殴られたようなショックで、はきそうになった。
彼女は時計を気にしながらも、
「ほんまゴメンな〜」
と俺に謝った。
俺がショックのあまり思わず出た行動は彼女にとって非常に気持ちの悪いものだった。
「このライター2年ほど使ってんねんけど、今度会う時まで持っといて」
と、煙草も吸わない彼女に昔パチンコ屋で取ったジッポーを渡した。
そして彼女は
「わかった。今度返すわ。私、煙草すわへんけど預かっとく」
と笑い、俺のジッポーと他の子たちといっしょに駅の方向へ消えていった。
(ケータイの番号も聞かれへんかった・・・)
俺は、なんともいえない痛いまでの切ない気持ちのまま、男5人での反省会会場へと向かった。
そして、俺が聞く事さえ出来なかった○美の携帯の番号を智○が聞いていたのが、更にショックで・・・うれしかった。
俺は屈辱感もクソもなく、ヤツから○美の番号を教えてもらった。
それから色々あった。
色々ありすぎてなにがなんだか覚えていないほど色々あった。
更に色々あって、マジで色々あった。
そして色々ありまくった後、あの日○美に渡したジッポーは、また俺の元に返ってきた。
「ジッポーだけ返してもらうのもアレやし・・・」
25歳になった俺は、彼女ごとジッポーを引き取った。
そして、今年スポーツ万能の子供が生まれる予定。(○美に似れば)
|
|




しばくぞ
長い上に一番肝心なところが省かれててきれそう
も
kあちーーん
おもなとうじょうじんぶつ
丸樹 智丸 丸介 野丸丸美 丸条 ZIPP丸
丸樹 智丸 丸介 野丸丸美 丸条 ZIPP丸
※2
どうせグダグダ書くならいっそカレーをおごる件を書けって事だな!!
どうせグダグダ書くならいっそカレーをおごる件を書けって事だな!!
どつくぞ
色々とあった所を省略すな
どつくぞ!
妄想だから色々あった事は考えてないんだろ
全ては○くおさまりました
なんちてwwwwなんちってwwwww
なんちてwwwwなんちってwwwww
この「のぞみ」は品川、新横浜、その他もろもろ停まりまして、博多に着きます。くらいのもやもやさ
文体で笑ってしまうww下手くそとかの問題じゃないww
キングクリムゾン!
ネタとして面白かったし嫌いじゃないw
色々ではしょるな!
しばくぞ、どつくぞ!
正確!
ほんま、いてもうたろか!って思うな。
正確!
ほんま、いてもうたろか!って思うな。
これ丸の中に共通する文字を当てはめなさいって問題?
イテコマシたるぞ 烏龍茶出したらんかいカス
何がほのぼのだ!単なるのろけじゃねーかよ?
リア充もげろとでも云ってほしいのか?
リア充もげろとでも云ってほしいのか?
昔付き合ってた○樹って、女じゃなくて、もう智樹でいいじゃん。
見た目が女っぽいってことで。
見た目が女っぽいってことで。
嫉妬でワイが真っ赤に燃える
そんなもんお見合いでもない限り夫婦になる以上色々あるわ。色々で済ますなら書くな
明らかに後半は書くの飽きてきてるなw
頭が悪いヤツが書いた文章の見本って感じだな
余計な情報が多くて肝心の中身が無い
余計な情報が多くて肝心の中身が無い
空き缶情報ですな
最後なんだよw
連載打ち切られたんか?w
連載打ち切られたんか?w
省くところが違うやろ?
しんどけ
しんどけ
そして再来年離婚。
>>20 女にだって〇樹はあるよ、美樹とかね。
なぜ重要なところを略すのか
経過を話せよ最初いらん


|
