「食事する時に、餓死寸前のシチュエーションで食べる。」ってのをふと思い出し、ご飯を目の前にして、「・・・・・・・。」おもむろにハシをとって白米をかっ込む俺。
目線を落しつつ、おかずを掻きこんで、味噌汁を飲む。
「・・・ホントに・・・死ぬかと思った・・・・!」だの
「・・・すまねぇ!!本当にすまねぇ・・・・!!」だの
言ってて、なんとなく理解したのか、嫁も爆笑。
なんて事をしてたらですね、ふすまが開いていてですね、幼稚園に行ってるはずのですね、娘が出てきましてね、どうやらその場面を見ていたらしくてですね、冷蔵庫に走っていってですね
アンパンマンチョコレート(娘の大好物)の袋を出してですね、泣きながらですね、
「おとうさん、これ食べてぇぇぇ(´;ω;)
食べなきゃ死んじゃうんだよー!( ;д;)あばばば(声になってない)」
とか言われてですね、優しく育ってくれてるなぁ、とか思う前にですね、動揺しまくって、ついつい、
「ご飯・・・・おいしかった・・・。」
とか行って、正座してスーツ着たままパタッと横に倒れたの。
「お父さんが死んじゃっpぴぎゃあああああああ!!!!( Д;)」
泣く娘を宥める嫁。
さすがにまずいと思って、チョコをひとつ口の中に入れて
「おとーさん、ふっかーつ!元気もりもりあんぱんまん!」
とか言っても泣いてるの。
けっこう似てたのに。
今、嫁は熱出して休んだ娘の看病とアホな旦那への怒りか、全然かまってくれず、自分でスーツにアイロンかけてます。
どうしよう。
やはり俺が悪かったのか。
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