とある小学校のクラスでは、宿題として毎日の日記が決められていた。
前日のうちに書かれた日記を提出し、それを毎日教諭がチェックする。
ある日、とある教諭は一人の女子生徒の日記がオカシいことに気づく。
はじめはふざけているのかと思っていた教諭だったが、数日のうちにオカシさの理由に気づいた。
その女子生徒の日記には、次の日(教諭が日記をチェックする日)のデキゴトが書かれていた。
女子生徒の日記は一日ずれていたのだ。
教諭はおどろくと同時に、これを金儲けに利用できないかと考えた。
株、先物、為替。
しかしそのどれもが小学生が日記に書くようなことではないし、それを書くようしむけることもできそうになかった。
教諭があれこれ考えをめぐらすあいだにも、女子生徒の日記には、翌日のTV番組のたわいない感想や、翌日の友達との会話が書かれていく。
そんな、金にもならない未来の日記に、教諭は歯がゆいおもいをしながら目を通していた。
そして悩みに悩んだ末、教諭は「宝くじ」という結論を得た。
それは自分で好きな番号をえらび、発売しめきりの翌日に当選番号を発表するたぐいのものである。
これなら数字を書くだけでいいし、しむけるのも簡単そうだと踏んだ。
しかし大金を得るためには、宝くじの発売が終わる前に――つまり日記を書くその日に、女子生徒の日記を読まなければならない。
教諭はまず、女子生徒に宝くじの話題をして興味をもたせた。
はじめはうまくいかずに、いらだちを募らせたが、
数週間つづけた結果、女子生徒は日記に宝くじの当選番号を書いてきた。
それは確かに当選番号だった。
そして教諭は行動に移した。
宝くじ〆きり日のホームルームを使って、生徒たちにその日の宿題をするように告げた。
そのまま女子生徒の日記をみて、当選番号を知ろうとしたのだ。
算数ドリルや、漢字の書きとりをする生徒たちに、教諭は日記を書くことをすすめる。
生徒たちは次々と日記を書き始める。
が、女子生徒だけは日記を書かなかった。冷静さを装いながら教諭がうながすが、女子生徒は、
「書けない」
「どうして書けないのかわからない」
と言うばかりで、一向に鉛筆を走らせない。
早くしないと売り場が閉まってしまう。
あせりから徐々に語気が強まっていく教諭に、ついに女子生徒は泣きだした。
その泣き声で、その怒りは頂点にたっする。
「どうして書かないんだ!」
教諭は怒鳴りあげると、鬼のようなぎょうそうで女子生徒の首に手をかけた。
女子生徒は「書かなかった」のではなく「書けなかった」ことに、元教諭は牢屋のなかで気づくこととなる……
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書けなかったから殺された
あれ?
日記に書く事の出来る内容に制限があるんだろうか
仮に日記を少女でなく第三者…肉親や兄弟が書いていたと考えたら
明日殺されると教えないのは故意に隠したのかもしれない
で?
俺は明日誰のウンコ食うんだ?
>殺される前日に書いた日記に殺されるって書いてないのがおかしいな
オマエは殺されてから日記が書けるのか?
> 仮に日記を少女でなく第三者…肉親や兄弟が 書いていたと考えたら 明日殺されると教えないのは故意に隠したの かもしれない
それなら第三者や肉親・兄弟が一日中匿うやろ!
殺される日の前日のこと言ってるんでそ
今日殺されて明日が無いから書けない
今日のことは昨日の日記に書いている
殺されることは書いていない→なぜ?
何がしたいんだ?
死ぬ間際のことがちゃんと見えてて理解ができているかなんていうのはわからないし
その子は基本的にテレビは何を見たとか誰となにを話したとかの日常を書いていただけだし
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