現在進行形の修羅場。
父急死。
母茫然。
自分は哀しみを脇に置いて葬式を取り仕切る。
葬式が始まる直前に見知らぬ若い女性が
「父に焼香させて下さい。」
と
自分の父を「父」と呼ぶって?
あなた異母妹?何?意味わかりませーん!
と大混乱の自分。
茫然自失で泣きじゃくっている母の耳には入れてはいけない!と咄嗟に思い
「お話はあとでお聞きします。一般焼香でよろしければどうぞ。」
と対応した。
一段落したら会って話がしたいと言われています。
メンドクサイことが起こりそうな悪寒一杯。
葬儀、皆で会食、同日初七日法要のあと、列席者が三々五々辞去するなか、父の兄(以下伯父)が
「あの子は末席でも親族焼香させるべきではなかったか?」
と言い出しました。
自分はまたしても母に聞かれたくない!とその一心で
伯父を別室にいざない、
自分「伯父様は何かご存じですか?」
伯父「うむ、弟(故父)から少し聞いていてね、認知しようと相談されていた矢先だったんだ。」
自分は父と伯父は仲良くないと聞いていて、疎遠だったのに変だな・・・と思いながら、
自分「弁護士に依頼してとDNA鑑定の後、
対応するのが良いと聞きましたので、そのようにしようと考えています。」(ここのみなさんありがとう!)
伯父「体面を考えなさい。弟は大学、就職で地元を離れて長いから、
我が家の地元での家名の重さを君は知らない。そんな醜聞は
わが家一族全体の迷惑になる。しかるべく金額をやって内々に済ませた方が弟のためにもなる。」
と、ここで「こそこそ会話」をしていたことを不審に思った母が部屋に入ってきました。
自分は仕方なく、あらましを説明しました。
母は、それまで青菜に塩みたいにしおれてたのに、めきめき復活して夜叉のようになりました。
母「そ、その方の生年月日はご存知ですかっ!?」
伯父「えっと、たしか19xx年X月生まれって言ってたから2X歳か・・・。」
母「・・・・ということは母親のお腹に宿ったのは、その40週前として19X○年△月頃ですか・・・・。
お義兄様、主人はその半年ほど前からxx国に単身赴任しておりましたっ!
赴任後1年間は、一時帰国もしておりません。
日本に不在の人が、日本の女性を妊娠させたとおっしゃるのですか?
当時のパスポートも自宅にございます。のべで3年ほどの赴任でした。
一時帰国も何回かしましたが、その時期に都合よく妊娠させたとおっしゃるんですか?
それにしてはその方の年齢とあいませんし、
xx国は戒律の厳しいイスラム教国です。
その子の母親が単身で夫について入国できたとは思えませんっ!私は夫を信じますっ!」
と啖呵を切りました。
思い出した。母は激怒するほど冷静に論理的に思考する人だった。
言ってることがつじつまが合っていました。
そうだった。
自分が小学校低学年の頃
石油関連の仕事をしていた父は、アラブのxx国に単身赴任していました。
伯父が明らかにうろたえ出した。
「そ、そうか?成年月日を聞き間違えたのかな?弟に自分の子供だと聞かされていたので・・・。」
母「失礼ですが、主人とお義兄様はあまり交流されていなかったのに、いつ相談されたのですか?」
伯父「えっと、あれはいつだったか・・・。」
母「ようございます。何が何でもDNA鑑定とやらで、主人の潔白を証明していただきます!」※1
伯父「いや、それはスキャンダルになる!」※2
母「主人の名誉の方が大事です!」※3
母がカコイイと思った。
父急死後泣いてばかりだったので、庇わなくちゃと思ってたのは、自分の思い違いだった。
以降※1〜※3の無限ループみたいな会話が続いて、自分はぼーっとしていた。
絶対ひかない母を相手に、
伯父「この件は後日改めて話し合おう。今日はお暇するよ。」
と帰った。
敗者の退場みたいだった。
母はファイティングポーズを維持のまま、今日に至る。
「弁護士はどうするの?DNA鑑定はどこに頼むの?おいくらぐらいかしら?」
と自分でググり始めました。
今日はまだ休みを貰っています。
書きこんで、葬儀屋さんの集金を待ってたら、伯母奥(以下義伯母)が凸してきた・・・。
ただ今母が対応中、なんかお詫びかたがた家出の報告っぽい。
義伯母帰りました。
結論は修羅場が伯父家に行ったようです。
義伯母の話
・お悲しみの中にとんでもない話を持ち込んだ伯父に
代わってお詫び申し上げる、と畳に額を擦り付けんばかりの土下座。
・思い当たるフシがあるので、伯父ーあの子の親子関係の
DNA判定を受けさせることにした。ただし伯父には内緒で
伯父の(日々寂しく枕に張り付いている)抜け毛を使用する。
このことは伯父には内緒に願いたい。
・結果によっては離婚も覚悟している。
・(家業はこの義伯母で持つと評判の、有名老舗割烹旅館。貫禄の女将です。)
家業も息子夫婦にもう任せられるから、この足で一度実家に戻る、と。
・伯父息子もこのことを聞いて恐縮している、伯父が自分達家族に
迷惑をかけないように約束すると言っている。
父の疑惑が晴れたようでほっとした。
母にはこんなことを一人で解決しようとするんじゃありません!と
叱られた。
二人して気が抜けたら、父を失った悲しみが改めて
どぉーーーっと押し寄せてきた。母と二人でしみじみ泣いた。
うっ・・・・これから最期にお世話になった救急病院へ
精算に行って来ます。
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1961年生まれの53歳だお
名古屋市北区でウンコ食べるお
続きはログインすれば見られるんですか?・・・
ググれば出てくるよ。
ログインなんてしなくていい!
管理人に金が入ってしまうシステムだから。
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投稿された話の続きはあるか分からないけど話の一部分などを検索してみるといいかも。
いや〜、面白かったわ。
そっちの方が気になる
一応言っておくと※2は管理人に対する皮肉だからな
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