朧月の、静かな夜だった。
投網漁を楽しんでいた石井八郎左衛門は、散歩中らしき侍に声をかけられた。
「どうだい、獲れるかね?」
「ああ!今夜は大漁だ。」
そう答え、魚籠を水面から引き上げて侍に見せてやった。
「おお、ずいぶんでかいフナがおるな!」
「この大きさのヤツが、あと二匹はおるぞ?」
「明日はご馳走だな、うらやましい!…どうだね、できれば一つ……」
侍が魚籠に手を伸ばすと、
「! さわんじゃねぇぇえ!このクソヤロー!!
いいか、こっちはこう見えても主君持ちだ!こういう時はな、殿様にいいヤツを差し上げて、
自分は小さい魚でガマンするのが忠義ってモンだ!テメエも侍なら覚えとけ!!」
「そ、それは殊勝なお心がけ。大変失礼したっ!」
侍は、あわてて宵闇の中に逃げ去った。
朝、目覚めた鍋島勝茂は、料理番に今日の献立の希望を問われたが、
「まあ、少し待ってろ。今にいいものが来るから…」
「?」
そこへ石井八郎左衛門が、台所にタライを持ってやって来たとの知らせが入った。
「昨夜、獲れたばかりのフナにござる。殿に召し上がっていただきたく、お持ち致しました。」
タライには見事な大きさのフナが数匹、泳いでいた。
「ほら、な?」
短く言って、勝茂は満面に笑みを浮かべた。
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5回くらい読んでやっと意味がわかった俺は馬鹿か?
ちょっと、五回読み直してくる。
侍が主君ってことしかわからないんだけど、他何か意味あるなら教えて
殿がお忍びでってことじゃね?
1回目で内容を読み込めず
2回目で井八郎左衛門とは誰なのかを確認し
3回目で鍋島勝茂を確認し
4回目で改めて読み直し
5回目でなんとなく理解してとりあえずコメントを残すのだ
2回目で井八郎左衛門とは誰なのかを確認し
3回目で鍋島勝茂を確認し
4回目で改めて読み直し
5回目でなんとなく理解してとりあえずコメントを残すのだ
数回読みなおして理解した自分の読解力の無さに情けなさを感じた
フナってうまいのか?
化け猫じゃないか?
自分の主君の声も知らないのに、忠義を語るのどうかと思うが。
人物名はわからいでも話の筋くらいはわかるだろ?
>9
城のお抱えだろうと、漁師が藩主に御目見えできるわけないし。
城のお抱えだろうと、漁師が藩主に御目見えできるわけないし。
おいてけ掘かと思った
漁師なのに侍みたいな名前だな・・・?
鮒なんて大きくても20、30センチだし、殿様が食べるような魚じゃないよな


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