自分達の都合で、嫁を他人にしたり身内にしたりする義実家
コトメが、私の物を盗んだときにも
「本当の妹だと思って、それくらいあげれば良いじゃない」
で済まそうとし、反省の色が全くないコトメと庇うウトメに切れた
「わかりました。本当の妹と思う事にします」
そう言うと、ウンウン頷くウトメとコトメ
そのコトメの胸ぐら掴んで
「どうして泥棒なんかするの!ダメでしょう!!お姉ちゃんは悲しい!!!」
とビンタを数発してやった
とどめに上から目線で
「土下座して謝れ!お前みたいな奴は離婚だ!出ていけ」
と言われたので
「良いですよ。その前に盗んだ物はきちんと返して下さいね」
と返したら
生意気だとか、離婚だぞ?自分の立場判ってるのか!と更に罵られた
その流れの中、私を庇うことなく義実家の肩を持つ夫を見て、吹っ切れた感じになり
「別に良いですよ。泥棒の一族と言われるよりバツ1のほうがましですから。
私の身内にも肩身の狭い思いをさせたくないし。ぜひそうしましょうw」
とニコニコしながら答えた
そうしたら、ウトメは罵るのをやめて、離婚推奨から離婚反対になった
コトメはビンタされた顔をさすりながら泣いてた
エネ気味でへらへらしてた夫は硬直した
義実家と実家は隣町の距離で、知人関係が被りまくりだから離婚して、その理由が広まったら困るからだったんだろうな
とりあえず保険として、離婚届に記入してもらって保管した
義実家は大人しくなり、親にもぶたれた事のないコトメも他人の物に手を出さなくなった
最近コトメの結婚が決まり、久々に顔を合わせたコトメから盗難の件の謝罪を受けた
数年経って大人になったコトメは自分のした事をずっと後悔してたらしい
正直、一生許さないと思ってたけど、コトメがずっと後悔してた事を知ったら
許せるような気がしてきた
夫はコトメが盗んだ物の金額を知ってびびってた
コトメが盗んだのは、祖母の形見の翡翠の帯留め
狭い地域で、コトメが換金しようと持ち込んだ店が祖母の知り合いで発覚した
祖母の嫁入り品で、明治だか大正時代の物で同じ物はない
祖母が身に付けてるのを何度も見てたから、すぐ判ったらしい
夫やコトメには古ぼけたアクセサリーにしか見えなかったようだけど、結構な代物なんだよね
金額もだけど、一番は祖母の形見だと何回も繰り返して改心したよ
最初夫は、古ぼけたアクセサリーで大袈裟なと思ってました
その後、謝っても許そうとしない私の態度や相談した人達にフルボッコにされて
目が覚めたようです(金額は隠して形見の品とだけで相談したようですが)
その後は何度も話し合いをして再構築を選びました
ウトメは冠婚葬祭のみの付き合いで、あまり話をしないので良く判りません
コトメも社会人になって、色んな経験や話を見聞きするようになり大分変わったようです
単純かも知れませんが、数年前の事を改めて謝罪したコトメの改心は本当だと思います
当時のコトメは学生で免許証持ち
箱が立派なので持ち出したが中身がダサイ
使えないから売っちゃえ。
上手くいけば一万くらいになるかもで店に持ち込みくらいの感覚でした
店では身分証が必要なのですが、コトメは免許証を使ってました
盗品持ち込んで、あっさり自分の免許証出すなんて自覚が薄かったんでしょうね
今考えるとバカと言うか幼いと言うか…
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