仲人のおばさん
「では、後は若い人たちだけで、、」
と言って去っていく。
俺「あのー、嫁子さんまだ大学生ですよね?」
嫁「そうですよ」
俺「それにまだ二十歳ですよね?」
嫁「はい、間違いないです、二十歳です」
俺「…なんでお見合なんかする気になったんです?」
嫁「…成人式の時の振り袖をまた着たかったからかな?」
俺「…結婚する気なんかないでしょ!」
嫁「そうですね、直ぐにはないですね」
俺「…」
嫁「あ、でもデートとか行きたいです、誘って下さい」
俺「私には時間がありませんから」←当時29
嫁「そう言わずに、いいことあるかもしれませんよw」
厳密に言うとこの前に何か如何にも儀礼的な会話があった筈だが
俺も嫁も覚えてない。
料理をパクついてた嫁の顔は覚えているがw
嫁は俺のお見合写真を眺めて7つ上の姉がため息ついたのをみて
「行かないんなら私がお見合する」
といって来たそうだ。
好奇心しかなかったらしい。
入退院を繰り返していた俺の祖父が是非俺の結婚まで見たいって言っていた。
家柄とか良くはないが地元では地場産業の会社の跡取り息子なもんでね。
で、付き合っていた彼女に頼んだらあっさり逃げられ→見合い。
この後、そういう事情とか男側がお金を払う事とかを説明し、
「真剣な人間も居るんだから、好奇心だけでお見合に来たらダメ」
って教えた。
嫁は「ふーん」って感じで聞いていた。
俺は
「私からはお約束として断りませんからそっちから断ってください」
で別れた。
で、てっきり断られるのかと思ったら、、仲人からGOサインが出たw
真意を確かめる為慌てて電話すると
「デートは何時ですか?」
とあっけらかんと。
で、会ってみるとスッピントレーナージーンズ姿の嫁が
「今日は美味しいもの食べさせて下さい、友達に自慢したいからw」
「結婚する気ないんでしょ?」
「だからぁ今直ぐにはないですよ?」
その次からも毎週のように嫁から誘われて会っていたが、全く結婚どころかキスをするような展開は起きず、普段通りが良いですっていう嫁をガード下とか寄生虫博物館とか、ちょっと嫌がらせ気味な所にも誘って暗に断っているつもりだった。
デートで別れる時に、来週は「呪怨」見に行きたいって言った嫁に、その日は地元でお見合の予定が入っているというと烈火のごとく怒り、
「不誠実にも程がある、訴えてやる!」
と泣き出した。
嫁は結婚したら直ぐに俺が地元で後を継ぐと誤解してた様で、大学卒業を待ってから俺と結婚する気で居たらしい。
がっついてないで気取らない大人の人だと思っていたそうだ。
普段話とかも盛り上がっていたからね。
結局見合いを断り地元に帰らず都内のホテルのスイートルームに嫁と居た。
その2週間後、嫁の家に挨拶に行き(嫁の長姉にも会いw、姉妹丼?ねぇよ)
その翌週地元に帰って祖父に婚約者を紹介した。
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二人の中で結婚が固まり、祖父に紹介しにいった。
だが、祖父は嫁を見てびっくりしていた。
青れはその時なんなんだ?と不思議に思ったのだが、すぐに気を撮り直しなにも言わないでいたのだか、まさかその後にあんな事が起こるなんて…
孫が婚約者を連れてきた。
……なんて日だろうか。
これは何かの因果だろうか……。
専業になって人生イージーモード ウハッwwww
かゆ・・・・うま・・・・
すまん、思考回路が一緒だった・・・w
嬉しがる人っているの?


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