うちは賃貸マンションですが、お隣の放置一家が本日お引越し。
うちは放置一家が根付かない街なんだけど、今回は一年とよくもった。
次の犠牲者になる放置一家が現れないことを切望。
今朝早朝お隣さんが引っ越して行った。
お隣A一家は、旦那・専業奥・小3・年長・乳児。A奥はここでよく見る放置親。
うちも上二人を押し付けられそうになったりした。
しかしすぐにご近所のB奥を託児所に決めたようだった。
「子育ては自分でしろ。他人をあてにするな」
と忠告。
でも、朝から晩まで食事おやつ付、外食お出かけお泊り旅行も有りの託児先B奥。
A奥がそんな便利なものを手放すはずはなかった。
B奥は昔からの名家で旦那さんは会社経営。
そして土地持ち。
家政婦さんもいて、いわゆる有閑マダムなのだが、度を越えたお節介で世話好き。
根はすごくいい人。
でも、B奥のことをよく知っている人は絶対にB奥に頼らない。
一度でも何かで頼ったらその倍こき使われると知っているから。
子どもを預かってもらった家庭は、半年くらいで崩壊し始め
例外なくこの街を出て行く。
というか逃げる。
基本的にB奥のお願いは断れない。
B奥自体が地元の名士で地方政財界に顔がきくし、B旦那がその筋の出身らしく、別の意味でも顔が広いから。
本人がダメならその一家・親族がお願いの対象になる。
A一家も例外じゃなかった。
「乳児がいて大変なの。もともと腰痛もちで育児が大変で」
というA奥のためにB奥は、朝上の子二人を迎えにいき朝食。
小学校幼稚園に送り出し、帰宅後はおやつ。
時には近くの遊園地動物園に連れて行き、夕食・お風呂。
お休みの日はお泊りもOKというサービス満点無料託児所となった。
(B奥も世話はするけど、実祭はB奥に世話になった人たちがやってる)
A奥は
「無料託児所ラッキー、なんて住みやすい土地」
なんて言っていたが、世の中そんなに甘くないことを嫌というほど思い知らされる。
ターゲットになったのはA旦那。
電気工事関係の会社に勤務。
深夜帰宅・休日出社当たり前の激務らしいのだが、子どもを引き取りに行った時に
「ちょっとお願いがあるんだけど」
とB奥に言われ、簡単な電気工事の設計を頼まれたそうだ。
それ自体はすぐ終わるしいつも世話になっているからと引き受けたら、その「お願い」が後から後からわいて出てくる。
コンセントの差込口を3口にしてとか、量販店で買ってきた家電の取り付けとか、わずかにあった休日はB奥の「お願い」で全つぶれ。
A奥本人は乳児と腰痛を言い訳にB奥の「お願い」から逃げていたんだけど、基本的に善意の人のB奥は
「そんなに長期の腰痛は病院で診てもらわないと」
と、乳児を誰かに任せて、強引にA奥を知り合いの病院に。
勝手にヘルニアだと思い込んでいたらしく、手術予定日も決めていたそうだ。
検査で特に悪い場所は見つからず、「育児ノイローゼだ」と精神科へ。
ここへきてA奥もやっと気がついて子どもを預けないようしたけど、後の祭り。
B奥の「お願い」からは逃げられず、A一家は大揉め。
一度A奥に愚痴られたけど
「だから言ったじゃん」
としか言えない。
結局、本当に逃げるようにA一家は引っ越していった。
A旦那、別人のようにやつれていたよ・・・。放置一家はだいたいこうなる。
前にいたパチンカス夫婦はその筋の人に軟禁されて
「Bさんのお願いを聞かないとはどういうつもりか」
と脅されたらしい。
旦那が左遷されたりリストラされたりした人もいた。
B奥がそうして欲しいといったわけじゃなくて、
「○さん、お世話しているのにお願いを聞いてくれなくて」
と言われた周囲の人間が勝手に気を回してそうしちゃうみたい。
「B奥が法律」のような社会があって、都市伝説化している。
うちも一回だけ私が交通事故に遭い、どうしようもなくて
現場に居合わせたB奥に子どもを2時間ほど預かってもらった。
病院に来た夫に
「私はいいからとにかく早く子どもを連れに行って。
感謝の品を持参してものすごく丁重にお礼して!」
と頼んだ。
夫は1万円の菓子折りを持って行った。
それくらいしないと「お願い」の対象になるから。
A奥、これに懲りて自分で子どもの世話をして欲しい。
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