私たち夫婦は今年で結婚8年になりますが子どもはおりません。
夫が激務ということもあり、自然に出来れば欲しいけど
科学の力を使ってまでの妊娠は望んではおらず
二人で生きていく選択肢もあるというのが夫婦の総意です。
義母に子どもを催促されたことはありません。
以前合同の法事があり、義母実家の本家に集まったことがありました。
ある一室の前を通りかかると、本家の当主と奥様、義母、義妹、義妹子がおり
通り過ぎようとしたときに私の名前が聞こえて立ち止まってしまいました。
「お兄さんのとこはまだ子ども出来ないの?!あそこのお嫁さん、なんだっけ?Aさん?(私)
大丈夫なの?畑が悪いんじゃないの?ああ、しかし赤ちゃんは可愛いねえ!
Bさん(義母)もCちゃん(義妹)の子だけじゃなく、跡取りの子が欲しいでしょ?!
最近の子は3年で子どもができなかったら、って話を知らないのかね!」
などなど話していました。
義母は口数少なく授かりものですから、、なんて話をしていたのですが
そこで奥様が貴方がそんなだから!とまた話し始めたところ、その声を遮るように
「いやいや、分かんないよ〜?
畑は上質なのに、種が腐ってるのかもしれないじゃん?
もしそうならおにい離婚されちゃうよ?あんなだしね。イヒヒ。(本当に言った)
夫婦仲良しなのが一番。うちだって無事にこの子が生まれたけど、ただのラッキーだと思ってるよ。
妊娠中はずっと切迫で入院だったしね。」
とか言ってくれていました。
当主はなんか「ブフォォ」とか変な声を出した後、笑い
奥様は
「Cちゃんは気が強いのねえ…。」
と話は終わったようでした。
どうにも内容が気になり隠れて話を聞いていたのですが(なんか根性汚くてすみません)
部屋を出て歩きつつ
「お母さん、Aしゃんがあんな風に言われているのを黙って聞いてちゃいけない。
波風立てたくない気持ちは分かるけど、あそこで当たり障りのないことを言ってちゃ駄目だ。
明確に否定しないと相手は同意したものと思って、下手すりゃそれをAしゃんに言うよ。
他人との波風よりAしゃんを守ることのほうが大事だってことは理解しな。お兄ちゃんの大事な嫁さんだよ。」
と義母に説教している義妹の後姿に拝みたいような気持ちでした。
子どもがいないことでなにやら言われるのは慣れていたつもりだったのですが。
後日その話を母にしたら
「そうなのよねえ、あちらのお嬢さんは物事を見極める力が高いのよねえ、」
と言い、結婚式でしか会ったことないのに何故?と聞いたら
数年前に母の子産め攻撃が酷かったことがあるのですが
そのときに義母に連絡をし、
「あの子たちはのんびりしすぎてる!子ども作るように共同戦線を張って催促しましょう!」
ともちかけたらしいのです。
ところが後日義母からしょんぼりと電話がかかってき
「娘に叱られてしまいました…。」
と言われたらしいのです。
要約すると
・実の母と義理の母の立場は違うということをわきまえろ
・子どもの催促はセックスの催促と一緒だ。他人の性生活に口出しするなんてどんだけ下品なんだ。
・子どもなんか欲しけりゃ作る。いないってことは理由があるんだ。余計なお世話を焼くんじゃない。
という話だったそうです。
その話には考えさせられてねえ…。
私も催促するのをやめたのよ。
と母が言うのを聞いて、ある日ぱったり子産め攻撃がやんだのは
飽きたからではなく、知らない間に援護射撃があったからだと気付いたのでした。
義妹はなんというか男っぽいというか、本能のままに生きているというか
今まで私の周りにはいなかったタイプの人で、どう付き合ったらいいのか分からない部分がありました。
苦労知らずで、好き放題生きているのにラッキーが転がっているような人生に
妬みみたいなものがあったのも確かです。
でもそういうふうに思っている自分が恥ずかしくなりました。
今度の年明けには義妹と顔を合わせるので
お酒を飲まない義妹のために、コーヒー牛乳を買って行き、お酌したいと思います。
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