付き合い始めた頃の話。
お互い大学生。
デートが終わって帰りの電車に乗るとき、なんだかすごく寂しくなって
「離れたくないなぁ…」
ってボソッと言ったら、彼は
「じゃあ一緒に電車乗ってあげるよ」
って言ってくれた。
でも彼の帰る電車は私と反対方向で、夜も遅くなっていたので終電とか大丈夫なのかと心配したら
「大丈夫だよ〜終電は結構遅くまであるからw」
って笑顔で言ってくれた。
それからのデートの帰りは、彼の好意に甘えてよく一緒の電車に乗ってもらってた。
…6年後、私達は結婚することになりました。
結婚式の前日に、二人で学生の頃の思い出に浸っていたとき
「そんなこともあったね〜。実はあの頃、結構何度か終電無くなっちゃって帰れなくなってたんだw」
「え…」
「途中の駅で電車が無くなっちゃうから、始発まで漫喫で時間潰してたんだ〜w」
「うそ…」
「俺も離れたくなかったからね。さすがに次の日の講義が辛かったけどwあははw」
彼は本当に嫌な顔一つしないで、私のわがままに付き合ってくれてた…
ずっとそのことに気付かなかった私…
ごめんなさい…そして本当にありがとう。
私の一生をかけて、絶対あなたを幸せにしてみせます!
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