ことあるごとに
「こうするのが我が家のしきたりよ!」
というトメ。
私がはいはいでスルーしてたのが気に食わなかったらしく、
「分かったんならその通りにしなさい!返事も大きな声でちゃんと!」
と怒鳴りまくる。
先週、他県に嫁いでいたコトメさんが帰ってきた。
トメは嫁いびりの味方が出来たと喜々としてる。
私はほとんど話した事がない相手で、正直苦手だった。
いつもみたいに食事の支度をしながら、うちのしきたりが〜とはじめたトメ。
煮物を鍋ごとひっくり返そうとしたトメ、突然悲鳴をあげた。
「母さん、なにやってるわけ」
コトメさんが耳をつねりあげてた。
嫁がしきたりどおりにやらないから、私が正してあげてるのと怒鳴るトメに、
「そんなしきたり、聞いた事もないわ。あんたの娘30年やってる私が知らんのに、なに、それ」
ちょっと話があるから来なさい、とひきずられていったトメ、帰ってきた旦那もめちゃくちゃに説教されてた。
姑の口に合わない料理は捨てて気に入るまで作り直すとか、そんなしきたりどこにもないわこのボケーーーーーっ!って大声で怒鳴られてるトメみたらちょっと溜飲さがった。
ウトはすでに鬼籍。
このウトが舌の肥えた人で、食事がまずいと手をつけない人だったらしい。
「でも鍋ごと捨てた事はなかったし、まずければ自分で作る人だったから。
ろくに味見もしないでごみ箱にすてて作り直させるしきたりなんかねーわ」
とバッサリ。
期間限定同居は私だけ解消。
旦那とトメで同居になります。
旦那は私をトメの緩衝剤に使ってた自覚はあったらしく、二人きりは嫌だとぶちぶち言ってましたが、コトメさんに
「あほかこのヘタレ。母さんの面倒見るって啖呵きったんなら、その口に責任もて、ボケ」
と怒鳴り付けられて泣いてました。
トメが9月にホームはいるまでの同居予定でしたけど、その前に他人になるかどうかは考えます。
「今は興奮してるから、すこし頭冷やして冷静になってからでも遅くないと思うよ」
とコトメさんも言ってくれてますし。
とりあえず今晩中に私の荷物まとめて、明日コトメさんと一緒に義実家出ます。
ちょっと聞いただけだけど、トメ長男教でコトメさん相当苦労したっぽい。
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