2年前にバカ嫁が不倫しやがって、その際に俺が押さえた物的証拠でも書いてみる。
・間男との、スケジュール管理用別冊手帳・・・昨年度分
・間男との、思い出綴り用別冊日記カギ付・・・昨年度分
・間男からの、メールをプリントアウトした用紙・・・A4ファイル1冊分
・間男との、写真を収めたミッフィーのアルバム・・・A5サイズ2冊分
・間男の、あだ名がサインペンで書かれているバイブ・・・5本
・間男との、嵌め鳥動画保存用携帯SDカード・・・数枚
どれもこれも、バカ嫁が一箇所に保管しておいたので、すぐ見つかった。
どうも、完璧にラリって脳までイカレちまっていたようだが、普段から
「私は収納名人」
といばっているだけあって、全てきちんとファイリングされていたよ。
バカだねホント。
当時。
俺(29)、バカ嫁(24)、子供イナイ(本当によかった)。
結婚3年目で離婚。うち1年バカ嫁不倫。
間男は、バカ嫁の元同級生。
発覚。
バカ嫁が、ある時期から俺とのセクロス拒否。
理由を聞くと
「なんか膣が痛い、病気かも」
とのこと。
俺は通院を勧めて、しばらくセクロスあきらめる。
嫁、一応婦人科に通院する(後で確認、もちろんフリだった)
しかし、最初の拒否から半年ぐらい経った頃、突如バカ嫁が猛烈に誘ってくるようになる。
それも、発情したケモノのような勢いで、ものすごい。
しかし、そのバカ嫁のアプローチがあまりに異常だったので、(玄関あけると、オッパイ丸出しで飛びついてくるとか色々)ちょっと冷静になって考えた。
なんで今?ホルモンバランスってやつなのか?って。
「いまじゃなきゃダメなの、いま抱かれたいの
」とのバカ嫁の言葉から、いまセックスしなきゃならない理由ってなんだろ?と考えた結果、「まさか浮気してて、相手の子供みごもったから、俺の子供にしようってんじゃねーだろなww」っていう案がふと浮かんだので、冗談でバカ嫁にもそう言ってみた。
すぐに
「バカ言わないでよ」
と否定したが、でもバカ嫁の顔がこわばっているのを見てもしかしてマジなのかと。
で、まあ色々悩んだり、胃が痛くなったり不信感でイライラしたり死にそうになったりしたのを経て、結局、家捜ししました。
そしたら、上に書いたのがゴッソリ出てきたんですよ。
ベッドの下に収納があるんだけど、その収納ボックスの裏奥に、もいっこ収納ボックスがあるのを見つけて、空けたらビンゴだった。
あんなすさまじい気持ちになったのは、生まれて初めてだった。
中身を確認しながら、泣き枯れるほど泣いて泣いて、呆然としたまま寝室ベッド脇に座り込んでいたら、階段の下から声がした。
出かけていたバカ嫁が、帰宅して俺を呼んでいた。
「○○ー、いるのー?上ー?」
ってカンジ。
ボーッと聞き流していたら、ギシギシと上がってくる足音。
で、寝室のドアを開けて呆けている俺とご対面・・・。
バカ嫁はその光景を見るや否や、ウワーーッだかギャーッだか、よくわからない声で叫びながら、俺の前に並んでる証拠品に突っ込んできた。
体の下にかき集めてうずくまり、
「これは違うの!友達のです!」
なんてワケのわからないことを言い出した。
友達も何も、写真その他にうつってるのオマエじゃんみたいな事を言うと、
「友達のです!!!」
って声を上げて繰り返すばかりで、一向に認めない。
こっちを一切見ないけどね。
とりあえず、亀になってうごかない嫁に、ギャーギャー騒がれながらもなんとかひっぺがして、証拠品を全て回収し、元通り収納ボックスに入れた。
それを抱えて、泣きながら家を飛び出した。
どうしよう、とかグチャグチャに考えながら、車で当ても無く走り回って、100キロぐらい走った場所にある道の駅の駐車場で泣きながら寝た。
携帯をリビングに置きっぱなしで来てしまったので、久々に使った公衆電話から、会社に休む旨の連絡を入れた。
電話ボックスの中に、ピンクチラシが数枚貼ってあったのを見て、嫁の羽目鳥動画を思い出し、また泣いたのを覚えている。
そのまま、どうしよう、どうしよう、と道の駅に止めた車の中で、1日過ごした。
でも考えても考えても、死ぬとか殺すとかそういう発想しか浮かんでこないので、1人で考えるのはよくないと思い、藁をもつかむ思いで友人に相談することにした。
また100キロ走って地元に戻り、ネカフェに行ってメッセンジャーで友人に連絡。
友人はニートでネトゲ廃人なので、すぐに連絡を取ることが出来た。
家に今から来て、直接話そうということになり、そのまま友人宅へ。
でまあ、相談の結果。
弁護士雇って慰謝料請求、離婚の流れだろってことになった。
ありがたいことに、友人が家に寝泊り&食事もさせてくれた。
その間、家には一度も帰っていない。
弁護士探しにも苦労するかなと思ったけど、
「既に証拠が全部揃ってますし、子供イマセン」
というのはやりやすいらしく、けっこうスンナリ見つかった。
その弁護士さんは女性で、離婚問題に強いという話だった。
その後、数回弁護士さんとの打ち合わせを終えて、いよいよ家に戻った。
もちろん、バカ嫁がすっとんで出てきた。
顔見たら羽目鳥を思い出し、ただひたすらに気持ち悪かった。
愛情はとっくにない、あるのは未練だけ。(それも、愛情のうちかなとは思うけど)
どこいってたの?心配したのよ?みたいな事を言うので、構わず
「離婚しよう」
とひとこと言った。
あれは誤解だ、本当に友達のだ、預かってただけだ、と。
バカ嫁はこの期に及んで、まだシラを切るつもりでいやがった。
あきれたよ。
心底あきれた。
だいたい、うまくやり過ごせたところでどうせ不倫は続けるくせにな。
怒鳴りたい気持ちを抑えながら、無視して土足で上がった。
だって、ここはもう俺の帰る家じゃないし、むかしむかしにある夫婦が住んでいただけの、ただの廃墟だと思ったから・・・。
リビングに行って、弁護士さんに言われたとおりに、携帯と通帳その他重要書類を回収した。
つきまとって泣きながら、必死に弁明を続けるバカ嫁には無言を貫いた。
つらかった。
私を信じて、あれはウソなの、あなただけなの、とか何とか、最後は矛盾してきてるしね。
だって、そこに映ってたのは「友達」じゃなかったのか?
玄関を出るときに、封筒に入った離婚届を渡し、
「サインして、実家に郵送してください」
と言った。
目を見ないようにして、下を向いていた。
そして、腕にすがりつくバカ嫁を乱暴に振りほどいて、出てきました。
あとはもう、ほとんど弁護士さんを通してのやり取りです。
双方に慰謝料請求。
金額はまあ、相場より高めと思ってください。
間男は「直接会って謝罪したい」と再三弁護士さんに連絡入れてきたが、拒否。
こいつの名前とハートマークが書かれたバイブを手にとって見てるんだぜ俺。
5本もだぜ。
会えるかよ、クソが。
弁護士さんも
「要するに、慰謝料減額してほしいって事だと思います」
と言っておられたし。
間男は独身だったので、仕事をクビになるのと、慰謝料高めにふっかけるぐらいしか、復讐する手段はなかったから、減額なんてもってのほかだ。
元から減額する気なんかさらさらなかったけどね。
もっとふっかけてやりたかったぐらいだった
とりあえず、車とか色々売らせたりして、一括でもらった。
あの俺たちの家だった廃墟を売り、バカ嫁は実家へ。
後日、両方の親を集めて、離婚を報告するときに話したことは、要するに、昼間俺が会社に行っている間に、近所の主婦仲間で度々合コンをしていた。
みんな、既婚であることを隠して参加する合コンにハマっていたそうだ。
合コンに着ていく服は普通の格好で、特にめかしこまないのが逆にモテるんだそうだ。
(どうりでタンスの中に派手な服も下着もなかったわけだ)
で、たまたまその合コンでバッタリ会ったのが、同級生だった間男で、アホくさいことに仲良くなり、付き合って3ヶ月ぐらいで、プロポーズされてしまったので、仕方なく既に人妻であることを打ち明けると、じゃあ旦那と別れて俺と一緒になろう。
もう少し仕事を軌道に乗せるまで待ってほしい、そしたらもう一度プロポーズするから。
という王道のことを言われて舞い上がり、1年以上その状態で付き合いつづけたとのことだ。
俺と別れるつもりでいたらしいよ、あの女。
だったら、すぐに俺に
「好きな人が出来たから、離婚してくれ」
って言えばよかったのにね。
そして、間男と中田氏しまくってバカ嫁が身ごもり、産みたいけど、
「まだ子供はいらない」
と間男に断られ、バカ嫁アセって
「そうだ旦那の子供ってことにしよう!」
っていう、俺の想像がイヤなことにビンゴだった。
アホだね。
あんなクサレ女をもらってしまった、俺がバカだったんだよね。
俺、ナメられすぎでしょう。ほんとなさけない、ふがいないわ自分が。
今ではだいぶ回復したけど、「女」に対する不信感ってのが、なかなかぬぐえない。
あんなに仲良くて、腹割って話せると信じて結婚した嫁だったからね。
あれは魔物だ、いやケダモノだ。
いま、バカ嫁がどうしてるかなんか知らないけど、知りたくも無いわ。
|
|