去年のお話ですが、お盆明けにありえないものを呼び込んだようです。
夜中、ズドーンとものすごい大きい音で目が覚めた。
家が揺れたので地震か!と思って自室のドアを開けると、廊下で
『んぐああ』
と呻き声をあげながら、文字通り床に尻が埋まった女性が居た(Д)゚゚
上を見ると、天井裏への蓋が開いてる。
っていうか割れてる。
『見逃して・・・痛い。助けて』
やらの声がする中、震えながら24した。
階下に居た母には、床に穴があいたから上がってこないでと伝えた。
(私の部屋は2階)
時間は3時ごろで、警察が来る頃には、落ちた音が大きかったせいか、外に人だかりが。
ベランダから近所のおばさん達が見えて、気遣ってくれてました。
警察の人が2人がかりで女性を引っこ抜いてもらうと、腰回りから血だらけ・・・
見た目は30代くらいの、ふっくらしたお方でした。
埃まみれと脂汗で般若のような顔をしてました。
痛い痛いと喚くくらい元気なのですが、床の木材が刺さったらしく。
一人では歩けそうになく、抱えられながら外に運ばれ、救急車へ。
その間
『これくらいでK呼ぶなんて死ね!私と子の一生に泥塗りやがって!!』
等と喚いてました。
私も一緒に下に降りると、外で
『A!!』
と叫ぶ女性が。
隣のおばさん(A母にします)でした・・・え、娘さん?
(Aが『お母さん・・・』と言ったのが聞こえました)
私と母は、状況がまだ飲みこめないまま、ポカーンとA&A母が乗った救急車を見送っていました。
『Aって人がお隣の娘さんだなんて知らなかったね(私たちが越してきた時は既に嫁いでたそうです)』
と母に話しながらフラフラと家に入ろうとすると、人ごみからA父が突っかかってきました。
『ウチの娘に何をしたんだ!』
と。
血だらけでまともに歩けないAを見たんでしょうね。
警察の方が今にも殴りかかってきそうなA父を羽交い絞めにし、事情を説明して下さいました。
すると、へなへなと座り込み、
『そんな・・・嘘や・・・』
と泣き出し始めました。
男性警官が宥めながらA実家に付き添い、何とか精神張り詰めて頑張っていた母もフラフラし始めたので、婦人警官さんに付き添ってもらい、休んでもらいました。
70過ぎた老体には厳しかったようで・・・泣きそうになりました。
その後の現場検証と、Aの事情聴取で分かったことをまとめると、
・お盆中、我が家から物音が絶えないのが気になった
・2階の天井まで音が聞こえたので、A実家の天井裏を初めて覗いたら、
我が家と繋がってるのが分かった
・だったら夜中にこっそり入ったら泥棒しまくりじゃね?
・蓋閉めたらバレないんじゃ(ry
・そして決行→我が家の蓋を外す→降りようとして足を滑らせ、2メートル下に落下
というものでした。
突っ込みどころ満載です。
うちに梯子は取り付けてないんだ・・・
お盆にごそごそしていたのは、私の彼氏に家の片づけを手伝ってもらってました。
男手がない家庭なので、色々とやってもらってたのです。
天井裏の蓋を開けた音を、Aがたまたま聞いてたんだと思います。
補足として、私たちは今の家を中古で買ったのですが、A実家と長屋のように繋がってます。
薄い壁一枚で境界線を引いている感じなので、音が漏れやすいんです。
(お盆中ごそごそするのは、お隣にはきちんと伝えていました)
そして一ヶ月後A退院(松葉杖生活)→不法侵入・器物損壊・そして包丁を持っていたのでその他もろもろ。
立派に塀のなかにドナドナされました。
弁護士を入れて話し合った結果、引越し代+αで慰謝料を頂きました。
A父母・A旦那・A旦那父母はずっと土下座・被害届も出してくれ・子供はA旦那が引き取って返品と。
A父母もそこには住んでいられないので、引越し先でAが出所するのを待つそうです。
必ずカウンセリングに連れて行く・金輪際関わらないなどきっちり念書を取りました。
母が、
『あの日の夢を見ることが少なくなった。お父さんが大丈夫だよ頑張れって言いにきてくれたよ』
と嬉しそうに話していた。
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