体験談：考え方もばりばり九州男児男尊女卑 [おもしろ]

「いつも二人でやっているの・・・？」

夫は悪びれず

「そうだよ」

私も

「○○さん（夫）はお料理なんて、私より上手なんですよ、
 私の友達にも料理も家事も万能だと大評判、
 みんなうらやましがって○○さんに独身の兄弟いないの？とか
 ○○さんの実家に自分の旦那を修行に行かせたいって言うんです。うふ」

夫がそこで無意識に

「いや〜、ははは」

とうれしそうに照れた。
義理両親は顔面蒼白で引きつりながら

「ココではあまりやらせなかったけど・・・」

と言っていた。
滞在中洗い物はいつもいつも二人でやっていた。

夫はたぶん私に気を遣って、義理実家にいる間は私のそばから片時も離れず「見た目ラブラブ」状態ですし、（夫が席を立つと義理母の嫌味攻撃が炸裂するため）
台所仕事すること自体ぜんぜん嫌ではなさそうなので（自宅でもいつもしている）、「ｷｰ!!」と思っていても言えないのでしょう。
でも、「息子にそんなことをさせるなんて！」オーラはびしばし出ています。
私は心のなかで「ほーっほっほっほっほ」と高笑いが止まりません。
それに、夫の姉の旦那が家事を一切しない九州男児の見本のような奴で、妹がしょっちゅう実家に泣きついていて、
義理両親は義理姉旦那のことをメタくそに言っている手前、「家事を手伝う夫」を否定する事を言えないのだと思われ。
夫の評判がよい（これはほんと）といつも持ち上げまくっているので、やめろとは言えないのでしょう。
ほーっほっほっほっほ。

夫の洗脳方法ですが、夫が私にベタボレだった時代に
どちらかのアパートで食事の準備や片づけをしているときに

「一人でしてるとつまんな〜い、さみしいぃ！一緒にいて（はあと）」

とバカップルな女のふりをし続けて手伝いをさせ、洗脳しました。
これはもとは私の先輩の技なのですが、普段こんなキャラではないので、私にとってはかなり捨て身な技でしたが、人生かかっていましたのでがんばりました。
いかにバカップル女を演じるか、で気分は北島マヤでした。