私は、血の割合では、4分の1日本人。
残りは、白人のごちゃ混ぜ。国籍は日本。(生まれと高校からは日本です)
夫が長期の海外出張へ出てから、突然狂ったみたいに、ウトメのいびりが凄まじく、どうにか、ギャフンと言わせたく。
(トメ)
私の洗濯物だけ、穴を開けたり、郵便や荷物を、勝手に開けたり。
一回は、下着のマタの部分だけ、切り取られてたこともあるし。
お風呂は、私が入る時にはタンクにお湯ないようにするから、ほとんど水。
(ウトメ)
父の祖国の料理を作れば、鬼畜米英のうんたらかんたらと、料理を捨てるし。
それがショックで、泣く子供の頭を、うるさい!と叩いたり。
母の祖国の料理を作れば、鬼畜米英(ry
*父は日独ハーフ。
母はゲルマン系イタリア人。
むしろ、日本の同盟国側だったんだけど、ウトメには白人=鬼畜のようです。
ちなみに、ウトは戦後生まれ。
戦争で家族を失ってもいません。
子供にまで、ため息をついて、髪や目の色を悪く言ったりもするし。
私へのいびりなら、まだ戦えるけど、子供にまで手や口を出すのはアウト。
夫が、海外へ長期出張の時にやるもんだから、連絡してDQ返しの許可ゲット。
昨日は、町内会の寄り合いがある日。
ちょうど我が家が、配膳当番。
トメと一緒に、出前のおにぎりとお茶を配膳していたのですが、トメ実家やトメ親戚に弁当を渡す時に、ナチュラル笑顔で、弁当を床に落としました。
一度だけなら、ついうっかりかな?と相手も思うところ、連続して3回やった。
さすがに、不思議がる人や怒る人がでてきた。みんなの注目を浴びたところで、ナゼみんなが怒っているかわからない、という顔をして、笑ってみました。
「○○家の家訓、ウトさんから、いつも、教わってマスネ!
ガイジンから渡されたゴハンは、鬼畜米英の食べ物と言って、投げる。
私、日本人。私のおとうさん、日本とドイツのハーフ。私のおかあさん、
少しドイツの血の入ったイタリア人。イギリス、アメリカ、カンケーないヨ!
それウトメさんに何度も言ったけど、いつもゴハン投げるヨ!だから学んだヨ。
コレが日本の文化!最初ビックリしたけど、もうダイジョブよ!
私、ガンバッテ日本の文化覚えるヨ!ダイジョブよ!」
にこにこ笑いながら、かわいそうなおにぎりを拾い集め、お茶拭きました。
(書くのは苦手だけど)話すのはネイティブ発音で日本語ができるけど、わざとカタコトの、ルー大柴みたいな感じの、大袈裟なイントネーションで。
「投げたら、ヨメコ!早く片付ける!という。コレ、日本人の掃除の精神」
集会所のみんなは、何も言えずただ、こっちを見ていました。
トメ顔を青くして何か騒いでいたので、無視。
どういう事だと、ウトメにつめよるトメ親戚。(同じ町内にトメ実家があるため)
思わず涙ぐむトメの頭を、後ろからスパン!と叩いてみました。
トメ兄さんに取り押さえられたので、驚いて言い返しました。
「どうして?トメさんはゴハン投げて、ビックリして泣く私の子、叩くヨ!
どうして叩くか怒ったら、トメさん言ったヨー?それが○○家の家訓ヨって。
日本ではこうなのって言ったヨー!泣いてる人いたら、叩いてもイイヨー!
それが日本人の慰めダヨー!自分の国の文化大事にしなきゃ、ダメダヨー!」
町内会の総代さんが、ちょっとちょっと○○さん〜、と言いに来たので、私は、隅のほうで、おとなしくしている事にしました。
近所のおじさん達の、着ている服がかけてあったのですが、ウトの服を見つけ、きれいな飾りのついてる部分だけ、キッチンはさみで切り取りました。
それに気付いたおじさん達が、また大声をあげてこっちへ。
私はいかにも、褒めて!といわんばかりにニコニコと会釈をしました。
服を切っちゃって、当然怒られるのですが、
「トメさんも、私の服の飾りは、全部ハサミで切ってしまいます。
こんなギラギラした、飾りついた服、みっともないと言いマース。
日本人は、質素な中にも品がある服を着るもので、こういうの着るのは、
下品で頭の悪い証拠言いマス。トメさん、私の服切って、感謝しなさいって言いマス。
私、お礼言って欲しくてしたんじゃないケド、みなさんの役、立ちたいデス」
さすがに、服を切るまで見せられて、穏便でいられるはずもなく。
おじさん達はトメにつめよって、どういうことだと、もう怒号。
泣くトメを見てたら、私もなんだか、泣いてしまいました。
「ウトさん、トメさん、私にウソ教えたんデスカ?
私、いつもこんなことされておかしいなって思ってたヨ。ビックリしたヨ。
でもトメさん、私のためにしてることだとか、日本ではこうなんだって言うから、
私、一生懸命、日本のことなじんでいこうと思って、頑張って学んできたヨ?
ガイジンだから、バカにしたか?許せないヨ!」
トメは本当にあわわわわって言って、ふじこるっていうのは、きっとこういう事だと。
違う違うって言い訳しようとしたけど、言い訳もさせない。
「違うなら、なんでおトメさんが私にしたことをみんなにしたら、みんな怒る?」
しーんとなる、集会所。
泣きながら帰る、私。
おにぎりは、中のうめぼしと漬物を抜いて、近所の犬にあげながら帰りました。
そのまま荷物をまとめ、子供を預けていた友人に事情を話し、もう1日預かってもらうことに。
その後は夫へ連絡。
明日、実家に帰ります。
家庭の伝統の一部という感覚で、同居には抵抗は最初なかったのですが。
やっぱり、相手によるということが、よくわかりました。
今朝、昨日の寄り合いで話した内容などの、回覧板がまわってきました。
おつかいを頼まれた私は、ご近所のみなさんへ、お詫びを書いた紙も一緒にはさみ、次のお家へ届けました。
もちろん、実家へ帰り、この町へは戻らないことも同じ紙に書いて、ごあいさつしておきました。
仲良くしてもらってた近所の人から、すごいことしたねwと言われました。
すごい噂みたいです。
この人に、頻繁に会えなくなるのは寂しいけど、もう絶対戻らない!!
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どちらかというと否定的に思ってたことを思い出す
ちょっと前まで日本に観光で来る白人の数も少なかったし
白人との結婚も一般的じゃなかった。今はずいぶんオープンになった気がする
創作にも程があるわ
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