連休中、家族でとある高原に出かけて来た。
登山というか散策程度だけど、事前にガイドさん探して打ち合わせして、小学生でも無理なく余裕を持って廻れるようにと、高山植物を子供に見せたいとかお願いしてたら、要望に沿うように色々カスタマイズしてくれて、短い割には盛り沢山ですごく楽しかった。
キチママに合わなかったらもっと楽しかった筈なので、それがとても悔しい。
キチママに遭遇したのは案内小屋みたいな所で、待合は誰でも利用できる休憩所みたいな感じで、キチママ家族の他にもグループや個人の人が沢山居た。
そこでガイドさんから、事前の注意や服装持ち物、コースの説明を受けてたら、(キチはこの説明を聞いていたらしい)急に小雨が降りだして一気に温度が下がって寒くなりました。
でも、高原に来てて更に上に上がる訳だし防寒や万が一の着替えも準備万端。
雨具もあるけど、ガイドさんが
「すぐ雨上がりますし、子供連れだし雨上がったら出発しましょうか」
ってことで、ガイドさん暫くその場を離れて事務所に行ってしまいました。
キチママ家族は、すんごい薄着で子供は年長位の子で半袖半ズボン。
全員上着も帽子もなし。
日が照ってたら半袖でも暑い位だったけど、子供連れで上着なしかよ…とは内心思ってたが、案の定子供が寒い寒い言い出した。
キチママも
「うわぁ、寒いわぁ」
「ダウン持ってくればよかったぁ」とか、
チラっしながらやり出したけど聞こえないふりして、家族でおしゃべりしてた。
聞こえないふりしてたら業を煮やしたのか話し掛けてきたョ…。
「今から、さっきの人と(ガイドさん)山登るんですかぁ?」
内心、こっち見んな!だったけど一応返事した。
「いいなぁ、うちも子供もそんなの見せたいなぁ」
子供はその間も
「ママ!寒いぃぃー」
とギャーギャー、キチを揺さぶるようにすがりついてわめいていた。
子供は、寒そう可哀相、助けてあげなくちゃとは全然思えないタイプだった。
ごめん。でも、自分達も必要な物だし貸せなかった。
うちの旦那は、キチぽい人に全然免疫なくて、この時は全く役立たずでボーゼンて感じで、むしろ怯えてたと思います。
私の子供は、変な人からお母さん守らなくちゃって感じですごく緊張してた。
ガイドさんは、個人でお願いしてるので一緒には無理ですって言ったんだけど
少しくらい人数増えても大丈夫ですよね?とか言うし
いや、お金はうちの家族の分しか払ってないので無理って言うと無言。
子供は寒いぃぃぃー、ってわめいてるし、何でこうなったって雰囲気。
そこにガイドさんと事務員さん?登場して、ひざ掛けみたいなフリースをここ出るとき返してよ、と言いながら子供にかけてあげてくれました。
ガイドさんにも聞いていたみたいで、個人契約で依頼者の安全確保のため絶対に急な変更はできません、難所もあるので小学生以下は無理なコースです、変更は安全確保のため絶対(略)
など、何度も「絶対」という言葉を使って「連れて行きません」と断言してくれました。
ほんといい人でした。
キチママ、それでも食い下がって
「だって、子供でも廻れるコースって説明してたじゃないですか」
って。
それでも、絶対に連れて行かないと断言されると
ぶーたれた顔でおちょくるように
「じゃ、勝手に後着いて行こう」
キチママの子供に向かって
「綺麗な景色見られるよ!鳥の巣も見られるんだって!」
小声で
「一緒に着いて行ったら服も借りたげる。大丈夫」
もう、ほんと帰ろうかと思うほどしつこかった。
本当に着いてくる恐れを危惧したガイドさんが、機転をきかせてくれて
私たちはワゴンに乗せられ、出発点を変更して無事にハイキング終了できました。
ワゴンまで移動する時も、ほんとに着いて来たのが怖かった。
ガイドさんが車に乗り込んでから、キチママに向かって
吐き捨てるように、
「もう雨やんだから、登らなければ上着いりませんよ!」
言ったのが印象的でした。
私たちよりガイドさんのが怒ってました。
最近、注意書きがあるのにも関わらず軽装で登る人が増えて事故が絶えないそうで、ああいうやつは山に来るなって言いたいと言ってました。
借りたひざ掛けは、返さないで持って行ったようです。
|
|