うちの叔母さんの旦那様の話
街中で二人で買い物中にキャッチセールスに捉まった。
会場まで連れて行かれると、「はめると血がサラサラになる」という特殊な金属の腕輪を売っているという。
叔母さんが採血してもらい、顕微鏡で見せてもらうと確かにゴチャゴチャ何かいっぱいいる。
不安になった叔母さんが、旦那様を呼んで自分の血を見てもらった。
「…これ、血を垂らし過ぎだよ。ダメだよこれじゃ、何にも分からないよ。」
実は旦那様、某医療系大学で血液学を教えている准教授(専門は白血病)。
言うが早いか、唖然とする販売員から器具を借り受け、サッサと自分で標本を作って顕微鏡に載せた。
「…うん、見た限りは赤血球に特に異常は無いね。見てごらん、綺麗なもんだ。」
最初に販売員が見せた顕微鏡は、血を垂らし過ぎて赤血球が重なり合い、ゴチャゴチャして見えていただけだそうだ。
旦那曰く、「あれでは形も個数も分からないから、検査には使えない」とのこと。
「もし異常があれば、ちゃんとした標本なら見ればすぐに分かる」とも。
たぶん販売側はわざと変なものを作ってたんだと思うけど…
当然、何も買わずに会場を後にし、一連のやり取りを見ていたお客さんも何組か一緒に出てきたらしい。
「普段はいつも眠そうな顔して冴えないけど、あの時の旦那は一番カッコ良かった」
と未だに叔母に惚気られる。
以前、中学の友人たちで夏休みになると毎年、川辺でバーベキューをしていた。
肉が焼ける頃にカラスが狙って飛んで来た。
一度取られ、二度目にまた飛んで来たら、友人のAちゃんが思わず伸ばした手でガシッとカラスを捕まえた。
そして一言
「食べたらメ!!」
そう言うと
「お腹空いてるならこれあげる」
とアルミホイルからおにぎりを取りだし、カラスにあげた。
するとしばらくしてカラスが具合悪そうにピクピクしはじめた。
それで思い出したのが、Aちゃんが見た目は最高、味は最低な料理を作ること。
「おいしそう」とつまみ食いしてひどい目に遭った家庭科をみんな思い出した。
翌年、またその川辺でバーベキューしたが、飛んで来たカラスがAちゃんがいるのを見ると逃げて行った。
それがあのカラスか別かは不明
しかしおかげでカラスの被害もなく毎年、楽しんでいた。
Aちゃんが結婚すると聞いて思い出したこと
Aちゃん・・味が見た目に追い付いたかな
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肉だけじゃなく野菜も食わないと血がどろどろになっちゃうよってことかな
1話無駄にしちゃったね
Aちゃん=叔母さんだとすると、血液サラサラ効果も含む体にいい料理ばかり作ると結果としてメシマズになることもあるっていう教訓かもしれん
俺のもハメるとヌルヌルがサラサラになるぜ!
※4
そこは排水口だよ。
そこは排水口だよ。
2話同時掲載か
またなんか狙ってるな、管理人め
またなんか狙ってるな、管理人め
ゴミをあさったり虫も食べるカラスが、人間の舌からみたメシマズ如きでどうこうなるのだろうか
「はめると…」で色々別の想像を掻き立てられてしまう…僕の悪いクセです。
そういえば「外れた障子と女房の機嫌ははめればなおる」というのを聞いたことありますね…昔試そうしたら逆効果でした…僕としたことがこんな言葉に踊らされるとは!
そういえば「外れた障子と女房の機嫌ははめればなおる」というのを聞いたことありますね…昔試そうしたら逆効果でした…僕としたことがこんな言葉に踊らされるとは!
見た目が味に追いつくだけでも危険回避はできるようになるね
創作会場?


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