学生時代、友達とアパートをシェアしてたが、二人で何も考えずに近所の猫に餌付けしていた。
その猫は他に本宅があると思っていたが、うちの餌がうまかったらしく、本宅をうちにシフトしていたらしい。(そんなのは向こうが言葉を話すわけじゃないので知る由もないが)
そしてある日帰宅したら、家の絨毯に点々と血がスプラッタ。
友達に何が?と焦りつつ掃除してた時、いつもの猫とは違うミューミュー声が・・・
見ると、自分のベッドの上に猫が増殖していた・・・ もちろん布団はアウトだし寝る場所はないし、子猫触らせてくれないのに飼い主探さないといけないしで、数日間まさに修羅場だった。
・・・っていう話が実は前振りで。
就職して会社の独身女子寮(3LDKマンションの借り上げ。
他の独身社員と共同)に残業して帰宅したところ、共有のリビングの床がスプラッタだった。
前の経験があったから、「・・・誰か猫連れ込んだ?」とかわけのわからないことを思って
とりあえず自分の部屋のベッドをチェック。
一応猫はいない。
なぜかほっとしつつ、「もしかしてケチャップか?」とか変に冷静になりながら雑巾とか用意して掃除しようとしてたら、今度は前の時とは違う鳴き声が。
いや「鳴き」じゃなくて「泣き」。
これって・・・人間の小さい方の声?・・・と、いうことに気づいた。
他の二人の部屋をノックして覗いたら、一方が・・・ 人間が増殖してた・・・
その子は、その当日も普通に出勤してて会社で会ってたりしたのだけど、会社の人は誰も妊娠にすら気づいてなかった。
ちょっとふくよかさんだったから。
本人も生理が不順だったので気づいたのはかなり遅かったらしい。
しかも、相手の男が既婚の社員だったことから、社内と社外でまた別の修羅場が連鎖していたとさ。
その後の修羅場は、出産した子の両親会社に激怒凸、さらに相手男の自宅に凸、相手男の奥さん親が会社に逆凸・・・と、親を巻き込んで凸合戦の様相に。
相手男は社内結婚で、ちょっと上の役員クラスに仲人してもらっており、奥さんも出産した子も、両方高卒で地方から採用された子で、「大事なお嬢さんを会社がお預かりします」的なプチ家族的な信頼関係があったもんで、会社にキズモノにされたという風に怒りがぶつけられて、社長まで頭をさげる騒ぎに。
・・・でも結局女の子は退職したけど、男はそのまま針のむしろで勤め続けたんだよね。
離婚は確かしてなかったかと。
金とか動いたのかもしれないけど。
男は元々ミスターオクレみたいな貧相な感じで、モテる人ではなかった。
でも奥さんはのりピーに似てるって言われてた可愛い子で、それで変に自信つけちゃったのかも。
ちなみに出産した子は見た感じ少し細くなったナンシー関。
会社では
「手近に穴が開いてればなんでも入れちゃうのか、もうちょっと選べ」
とか言われていた。
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