私とコトメは、大学で同じサークルだった。
夫と出会ったのは、それとは関係なく、全くの別口でびっくりした。
元々親しくなかったこともあり、ブラコンのコトメは、影に日向にネチネチ私をいびっていた。
夫は〆てくれたけど、ウトメは「清楚で知的なコトメ姫☆」なので無理。
まあ、別居だし我慢してた。
ある時、元サークル仲間で公認のカップルが、結婚真近に破局した。
男性側は高給取りで誠実、女性側は母性あふれる理想の嫁さんタイプ。
最初は、男性側のマリッジブルーが原因だって噂が流れて、周りがなんとかとりなそうとしてた。
詳しい理由も言わず、頑として女性と会おうとしない男性を責める人も出だした頃、女性の浮気が原因だっ
た事が分かった。
で、この騒ぎでひたすら女性側に立ち男性を責め、煽り続けたのがコトメ。
しかし、その女性がビッチなのは、女子の間では有名だったそうだ(私は知らなかった)。
全てが露見しても、まだ男性の悪評をばら撒くコトメグループ。
なので、ふと思いたち、サークルの中心メンバー達に、
「あんなに庇うのは、自分も同じ事をしているからなのかな」
と呟いてみた。
噂が広まるのは早かった。
コトメグループには、元学内カップルで婚約している女性がいたが、その人が婚約解消された。
そこから騒ぎが大きくなり、義実家の耳にも入った。
コトメは一生懸命、違う、私は関係ないと言っていたけど、最初に破局した女性もそう良い続けていたから、
中々信じて貰えない。
そもそも、最初の男性が真面目で、それを逆手にとった女性が乱交趣味、結婚直前にばれて破局、男性が
真実を話さないでいてくれるのを良い事に、女性は男性の悪評をばら撒く、そして、真実を知りながら必要以
上に女性側に立ち、男性の器が小さいと大声あげたコトメ達、という非常に納得しやすい構図があったため、
展開も早かった。
幸いコトメは彼氏がいないから、そういうイザコザは無かったけど、義実家は凄くピリピリするようになった。
コトメ姫☆はいなくなり、ウトメは厳しく管理するようになった。
その結果、私へのいびりも、やんちゃ☆ではなく、いびりとして処理してくれるようになった。
かれこれ数年前の話だけど、未だにコトメはウトメの信頼を回復出来ていない。
その間に、こっちに子供が産まれたので、初孫フィーバーで義実家から完全にコトメ姫は消滅した。
そして、私は我慢してきた成果が実り、ウトメから信頼を得ている。
でも、コトメが本当にビッチだったかどうかは知らないよ。
もしかしたら、処女かもわからんね。
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