かれこれ10年近く前の大晦日に嫁が俺の下宿にナマコを調理しに来たのが馴れ初めだ。
当時大学俺は3年で嫁は1年、同じサークルだったが特に親しかった訳ではなかった。
サークルの忘年会でお節料理の話になり俺の出身県では全く食べないナマコの話がでた。
俺はあんなもの食べた事なかったので料理法も知らなかったが、
「あれを食べないとお正月が来ません」
「家では毎年私が作ってます」
と嫁が言った。
ナマコを食べた事ある他の人もさすがに作った事は無かったので
嫁が嘘をついているというような雰囲気になってしまった。
俺が言い出した事なのでフォローするつもりで
「今度作ってもらおう」
で話を閉めた。
話は大晦日の日にとぶ。
朝嫁から電話があり下宿にいるか?と聞いてくる。
実家に帰らないで部屋の整理をしていたので居ると答えると時間が出来たので行くという。
理由を聞くとナマコだという。
すっかり忘れてたので来なくていいと行っても、是非という。
結局1時間くらいしてスーパーの袋にナマコを入れた嫁が下宿にやって来た。
まだ片付けてなかった俺の下宿の小さい台所のシンクをみて
「汚い!」
と怒った嫁は勝手に掃除&整頓と、ナマコに塩をかけてしごいてヌメリを取る、を繰り返した。
なにやら嫁は解説してたがナマコを塩でもむ動作は違う事を想像させたので覚えていない。
お昼過ぎにナマコの酢の物が出来上がり嫁はそれに満足して帰っていった。
話は正月の2日にとぶ。
嫁からまた電話がありナマコは美味しいか?と聞かれた。
正直言って食べる気はしなかったので食べてないというと猛烈に抗議してきた。
誤魔化すために、お節もお雑煮も年越し蕎麦も食べて無いと言うと逆に同情された。
そして
「今からお雑煮を作りに行きますか?」
というのでお願いした。
またスーパーの袋を持った嫁がやってきて台所で料理をする。
その後姿をみて(彼氏がいないのも知ってたので)決心した。
お雑煮を食べ終わった後
「付き合ってくれないか」
といったら、
「初詣もまだなんですか?」
と呆れられ近所の神社に一緒にいった。
何をお祈りしたのかと聞くので
「嫁とこれから毎年初詣にこれますよう」
と祈ったというと
ようやく状況を察した嫁が真っ赤な顔をして頷いたのを決して忘れない。
家の嫁さんのお父さんとお祖父さんがナマコとかホヤとかが好きなんだよ。
だから酒飲みなら絶対好きになると言って作って食わせるんだ。
海鼠腸の塩辛とか絶対馴染めないと思ってたが案外食えるようになった。
好きではないけれどな。
嫁の出身県の人間の味覚にはついていけないが、まあ慣れだよ、慣れ。
料理上手だから嫁を選んだんだ。
だから今に旨いと思うだろ。
嫁にしたって俺の乾しナマコを初めて見せたときは目を閉じてたが、今では自分の口の中で戻すのが
得意になったんだ。
これも慣れだな。
旨いと思ったのはハゼ?で出汁をとった雑煮の方だった。
とにかく俺の下宿に来た女性はその前に4人いたが初めて本格的な料理を作ってくれたのが嫁なんだ
。
何より台所を片付けてくれたのが大きいポイントだった。
今もそうだが、料理を作りながら独り言のように俺に話しかけたんだ。
そこで安産型のお尻を見せ付けられたら結婚する気になるだろJK、、
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乾しナマコは末永く乾いていてください
アワビも食った
宮城かな?
貝やイカタコは平気で食うのになんでナマコは異端扱いされるんだろうな?
コリコリして美味いぞw
コリコリして美味いぞw
男を捕らえるにゃ3つの袋を掴めばいい
胃袋/金玉袋/毛根袋(毛嚢or毛包or毛球)
胃袋/金玉袋/毛根袋(毛嚢or毛包or毛球)
※5
また、毛の話をする気か?
また、毛の話をする気か?
ウチでカレー作ってくれたあの娘は
別の男の嫁になりました。
別の男の嫁になりました。
ネタのダブルヘッダーは無いようだぬ。
歴史モノも良いが個人的に芸能人絡みのいい話的なのがいいなぁ(チラチラ
歴史モノも良いが個人的に芸能人絡みのいい話的なのがいいなぁ(チラチラ
お前らのなまこは元気か?
キチンと調理できる嫁を貰うこった。
キチンと調理できる嫁を貰うこった。
>オレの干し海鼠を戻すドヤァ!
はいはいワロスワロス(うわっ!童貞ギャグ!?)
はいはいワロスワロス(うわっ!童貞ギャグ!?)
パパとママの馴れ初めは?って今に子供に聞かれたら、ナマコ!って言うのかな?何はともあれ貴方たちのこれからの幸運を祈ります!


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