前提として父方にも母方にも「兄(姉)の代わりに弟(妹)が結婚した」という人が割と最近にいます。
じゃあ金持ちなのかと思う方がいらっしゃいますでしょうが完璧中流家庭です。
むしろやや貧乏です。
前提終わり。



私の両親は姉が一番でなんでも姉優先。
対して私には厳しい。
というか「人間じゃないみたい」と本人を目の前にして言う。
自分で買った物も親が気に入らなければ捨てられる、「あんたにかけた金がもったいないなど」の暴言の他、父親は気に入らないことがあると蹴る殴る。
まあ毒親です。しかしずっとその環境にいたから気がつかなかった。
姉は甘やかされていたが姉はそんなにひどいことしないのでそれなりに仲良くしていた。
しかしそういう女王様扱いに慣れていたのだろうか、今までお付き合いした人はいない模様。

その1 小修羅場

そんな私ですが10数年独り身をこじらせたものの婚活成功し結婚することに。
夫は仕事、学歴、性格、全てが申し分ない人。
はっきり言って身分違いな相手ではある。
そんな夫にぞっこん惚れ込んだ両親は結婚を前提としての初顔合わせの時に

「まだ姉も未婚なので・・・」とか
「本当にこんな子でいいんですか?姉はもっといい子なんですけど・・・」

と夫に姉を大アピール。
理系で鈍い彼は気が付かず、自分も半分冗談だろうと聞き流すがでもここで内心修羅場。

その2 中修羅場

そして結婚式関係でもいろいろやらかした。
ウキウキしてドレスどれがいいかなー?なんてやっている私に

「正直あんたのドレスより姉の振袖が気になる」とか
「姉の周りに彼の独身の人をまとめなさい」とか

親の中では完璧私の結婚式ではなく姉のお見合い大会になっていた。
しかもいろいろ新婦の親としての打ち合わせを何度もするが真面目に聞かず、受付の友人に迷惑かけたりした。
「忙しいしあんたのために着てあげるんだから」と結婚式を明後日に控えながら姉と母の和装の道具を閉店間際の百貨店で急いで買ったりもした。
(百貨店のお姉さんに花嫁さんがご家族のご準備してるの初めて見ましたとも言われました・・・)
ドレス姿になって家族と感動の対目時にすら一言目が

「彼の独身の友人はだれ!どこ!」

だったのは流石に引いた。
結婚式の姉の衣装代が花嫁花婿の衣装代を越えた時にはさすがにこれは・・・と思った。
結婚式最中は両親の姉アゲ、私サゲがひどく結婚式に来てくれた人に「流石にあれはないわ」とまで言われた。

さすがに私もキレるが逆ギレ返される。
私泣き寝入り。

結婚式にアルバムをお願いしたのだがひどく両親が小さくサイズカットされてた時には、カメラマンさんにさえわかるほどだったんだなーと笑えた。
確かに両親の目が笑ってないw

しかし修羅場はここで終わらなかったw

その3 大修羅場

そんなこんなで散々だった結婚式だったけどさすがにあの両親とはやってけんと思い、結婚後はできる限り没交渉。
夫婦仲は良くもうじき結婚一年目、記念日には素敵なお祝いをしなきゃとかwktkしてた時期だった。
私、若年性の脳梗塞発症www

幸い軽度ではあったが脳梗塞発症前後は死亡率も高いので実家にも連絡された。
(なお看護師さんに宗教聞かれたのはプチ修羅場。あれって霊安室の形式のために聞かれるのね)

部位が小さかったが再発が多いので3日は山場と言われた。
無事それを乗り切るもまだ今後どうなるかわからずいろいろ不安になってた頃に両親が見舞いに来た。
父の一言目が

「まあ、お前に何かあってもお姉ちゃんがいるから夫くんのことは心配しないでいいよ」

私、目が点・・・え、私死んだら夫は姉と結婚するの??ていうかさせる気満タン?
隣の母も

「まあ昔から良くあることだしねぇ・・・あんまり後のことは心配しないで。彼も若いし」

え、私死なない死なないwもう山場越えたし・・・・
っていうか私に死んで欲しいのか!!と気がついた時が頭が真っ白に。

その後姉が単体で見舞いに来た時にその事を冗談っぽく伝えたら「まあ何かあった時には・・・」と姉が答えた時にはもう頭の中大修羅場。
あの家に味方はいないことを思い知った。
姉はまだまともだと思ってたから本当にあの時は苦しかった。

しかしきっとその後夫と二人きりになった時に

「お願い!!私が死んでも姉とは結婚しないで!!」

と泣きつかれた夫の方が修羅場だったと思う。

ありがたいことに多少障害が残ったものの外出時には杖を着くくらいまで復活。
仕事まではまだだけど家事は普通に出来る。
夫に離婚の意はなく今も二人で仲良く暮らしております。(さすがにバリアフリーの家に引っ越しましたが)

さすがにあの一件で実家は見限った。
(たまに連絡が来るが基本無視している。元気な私には用がないらしい)

今は当たり前のように支えてくれる夫に感謝しながら平穏に暮らしております。
なお具合が悪くなり気弱になるとその事を思い出し
「何が何でも長生きしてやるぅ!!」と決意させてくれたことは実家に感謝かもしれません。

他の方に比べたらたいしたことがないかもしれませんが自分的にはしゅらばだったので。

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この記事のコメント一覧
1 . 名無しの魔法少女?  ID:BN2LXt.SO編集削除
なんでさっさと絶縁しなかったんだろうね…訳がわからないよ(-_- )キュプイ
2 . 名無しさん  ID:43efB5IW0編集削除
※1
初期の勝利条件が姉と同じくらい自分を尊重してくれることなんでズルズルといってしまったんですな
それで実際は家族に敵しかいないことを認識したんで初めて絶縁しようと思ったわけで
3 . 名無しさん  ID:dofPPcNr0編集削除
まぁこいつは馬鹿で可哀想なやつだ
4 . 名無しさん  ID:g2Ox43ib0編集削除
※1
生まれたときからずっとそうだから、常人よりも気づくのが遅くて当然。

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