俺が実際に経験した後味悪い話。
社畜注意w
大手企業の末端(子会社ではない)に就職してきた高卒の新人A君
この子がなかなか優秀で物覚えはいいわ人当たりはいいわ頭は回るし
電子機械の扱いに長けていて本当に重宝されていた
2〜3年もするとA君のいる部署内では「何かあったらA君に任せる」が常態化してきて
上司先輩からの信頼も厚く、お偉方が来る飲み会にも(上司の好意で)参加したりしていたそうだ
部署内では最年少だがA君がいないと部署が回らず、業務上の致命的な危機も何度かA君のおかげで回避することができていたらしい
ここまでならA君のチート伝説で終わりなんだけど
4,5年目からA君の様子がどんどんおかしくなっていった。
業務上関わりの薄い別部署だったのであまり頻繁に会う事は無かったが、会う度にどんどんやつれていく・話しかけても気付かれない事が増えていく
実は入社当初から性格の悪いB先輩に目を付けられていたA君は、新人にはとても処理できない量の仕事を(上司にはバレないよう巧妙に)押しつけられていた
しかし前述のとおり優秀なA君、これをあっさり片付けるがB先輩の方も考え方を変え
「ならば仕事を全て押しつけて自分達が楽をしよう」
とB以外の人の仕事も全てA君に押しつけるようになった
A君が仕事を終わらせ先輩にチェックの名目で渡し、それを先輩が自分の仕事の成果であるかのように上司に報告するという流れが完全に出来上がっており、部署内のほとんどの仕事をA君がこなすという異常事態になっていた
当然業務時間内に仕事を終わらせる事はできず定時に上がる先輩達を尻目にA君は毎日サービス残業・休日出勤。
酷い時は会社の事務所に泊まり込んでまで仕事をしていたそうだ
上司から誘われた飲みの席でも、酒類が本当に苦手だったらしく
無理矢理飲まされては吐くを繰り返していたらしい。
一部のお偉いさん達はそれを見てゲラゲラ笑う。
飲まされた後は代行を呼べずに(後述)車中泊してそのまま出社する
給料も高卒なのでかなり安かったらしく(手取りでちょうど10万と本人から聞いた)
そこからさらに会社の商品を強制的に買わされ、総合事業なもので保険の勧誘もしなければならないのだが
激務の為勧誘に行けず自分で必要のない掛け捨ての保険に加入しており、(業務上必要な)車の維持費まで入れるととてもじゃないがまともな生活を送れないほどだったらしい
昼飯は自炊したであろう具無しのおにぎりと水だけだったり、会社の飲み会後でも代行料金が払えなかったり、制服は皺だらけで貯金どころか月に使えるお金は数千円程度だったらしい
そんな生活が続きある日何かのきっかけでA君が急に発狂した
仕事中にいきなり
「あんぇおぇがしごおするの!!ぅああ!ぅああ!」(訳:何で俺が仕事するの、嫌だ嫌だ)
みたいな感じで喚き散らし皆に抑えられそのまま入院。
身体も精神もボロボロだったらしくそのまま退社。
カウンセラーの人相手でも少しでも仕事の話題を出すと泣き叫ぶように
(一種の幼児退行のみたいなものらしい)
A君が発狂してから事の全てが露呈したけど
責任とって部署全員クビ…という訳にも行かず何の御咎めも無し
他の部署の人もA君に仕事を頼んでいて発狂の一役を担っていた負い目からか
A君がいた部署の人を責める事もできず…
さらにこの件が上層部に中途半端に伝わってしまったそうで
「実績を上げている部署の社員から給与面に対し不満があった為、部署の増給を決定する」
とのお達しがあった。
B達はA君がいる間ロクに仕事をせずに、A君が発狂後に給与アップ・人員増により仕事は以前より楽に
そして周囲の人から責められることもなく楽しそうに仕事をしている
誰かに相談するなり助けを求めるなりできたら良かったんだが…
A君は全く遊ばず仕事だけやり続けて
貯金ほぼ0のまま精神病んで退職してるのに
B達が今現在もぬくぬくと高給で仕事してると思うと後味悪い
A君の発狂後、その部署の人から聞いたり噂が流れてきたりをまとめて書いてるので
その当時は分かってなかった事もあるんですよ
例えば車会社でいったらエンジンの部品作ってる人とレンタカーの受付してる人くらい
違う部署だったのでどうすることもできませんでした
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まぁいくら優秀でも高卒じゃ人間の汚さにまでは立ち打ちできないか
少しでも仕事場に疑問が出始めたら身に降りかかる全ての事柄を録画(最低録音)する癖をつけると色々と捗るぞ
阿修羅マンなら解らんけど
そんでそういう人間にケツ拭かせたり足引っ張りながら同等以上の給料貰ってる人間がさらに掃いて捨てるほど居るのが日本。
世界で最も成功した社会主義国家と言われるだけあるわ。
誰も他人を助けない!弱い者は死ぬがいい!w
仕事によっては「几帳面さ」が一番重要なモノとかもあるし、それ系だったのかな
だからこそ、クビになったら再就職で苦労するわけよ。
そしてそれを笑うガキが自滅していく


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