高校生のコウトがやってくれました。
昨日、夫と7カ月の娘の3人で義実家に行った。
ウトメにとっては初孫なので大喜び。
……なのはいいんだがトメは娘を抱いて離さない。
泣いたらこちらに返してくれるし、π上げてる時に邪魔したり自分のを〜〜なことはしないし昔の育児を押し付けたりはしないんだけどとにかく抱きっぱなし。
まぁ初孫フィーバーだろうからこちらが目を離さなければいいかと思っていると高校生のコウトが部活から帰ってきた。
ちなみにバスケ部で185cm90kg。
リビングに顔を出すと私に目で挨拶をし、母であるトメを見、私と夫を見た所でいきなりトメに覆いかぶさるように抱きつき
「母ちゃ〜ん、今日の飯な〜にぃ〜?」
と小さい子が母親に甘えるように質問をした。
コウトがそんな事をした所を見たことがないので驚いていると夫もウトも声も出ない様子。
トメも
「え!?ちょ、今孫チャンを抱いてるから、は!?」
とパニック。
コウトはなおも
「なぁ〜なぁ〜」
という感じでトメを揺さぶりつつ妙に甘えたような声を出す。
トメ、揺さぶられながらもなんとか娘を私に預けるとコウトを振りほどき頭をゲンコツでゴツっ!と叩くと
「アンタ何するの!邪魔くさい!!」
と激怒。
するとそれまでへらへらしていたコウトが真顔になり
「少しは姪チャンの気持ちがわかったかよ」
と一言。
「母ちゃん暇さえありゃあ姪チャンにひっついて、赤ん坊は寝るのと泣くのが仕事じゃねぇのかよ。
少しはゆっくり横にさしてやれよ」
と続けて言い、
私の方を指さし
「義姉さんだって困った顔してたじゃねぇかよ」
と言いリビングを後にしました。
しばらくは全員固まっていましたが、トメが
「ごめんなさいね、はしゃぎすぎちゃったわ」
と言ったのを皮切りに夫とウトが
「気付けなくてゴメン」
「トメを止められなくてすまなかった」
と謝ってくれました。
その後台所で丼で作った卵かけご飯を食べていたコウトに
「さっきはありがとう」
と言ったら
「俺の方こそ母ごと姪チャンを揺さぶってすみませんでした。
俺も母も頭は良くないですけど、言われて分からないほどバカじゃないんで
ダメな事はダメって言って下さい。でも、バカなんで察するなんてことは出来ませんから」
と言ってくれました。
今回はコウトが体を張って私が言いたかったことをトメに伝えてくれましたが、これからは自分で言うつもりです。
私は娘がウトメにとっては初孫だからとデモデモダッテの察してチャンになっていました。
コウトは時代劇に出てくる戦国武将のようなちょっと怖い感じの人って印象でしたが今回の事でこれからうまくやっていけそうです。
顔はちょっと怖いけど声は大泉洋そっくりなんで怖さも中和されてますし。
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