母が大学の同窓会で実家の方に帰っていた日に、父も飲み会で帰りが遅くなると言っていた。 
母は次の日まで帰ってこないし、父は飲み会の日は帰宅が12時を過ぎるので一人でニヤニヤしながら一人きりの時間を満喫していた。 
けれど21時ぐらいに家のインターホンが鳴って「もう帰って来たのか…」と残念に思いながらも 
玄関を開けると知らないオジサン(タクシーの運転手)が困惑した表情で立っていた。 


玄関のそばにはタクシーが一台。
後部座席の所にはうずくまっている父がいた。 

「きもちわるいよー、○○(母の名)ちゃん、きもちわるいよー」 

と繰り返していた。 

私と運転手で支えながら家の中に入れると運転手さんを母と勘違いしたのか 

「○○ちゃん、ありがとうね」

と唇にキスをした。 
それをたまたま見てしまった近所の人は父のことを勘違いしてしまうし、タクシーの運転手は泣き出すしで大変だった。 
父はその時も母と勘違いしていて運転手に抱き着こうとしていた。 
母はちょうど見てしまった人から聞いたらしく、父に「今月は禁酒令」を出した。 
父はお酒大好きな人なので、今のところいつも寂しそうにビールの缶やワインの瓶、焼酎などを見つめている。

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1 . 名無しさん  ID:7OBDI8Xg0編集削除
酒はその人の本性を出すって言うからな
♪おハゲは元からなのよ、気をつけなさい〜♪(ピンクレディ : S・O・S風味)
2 .    ID:miKgNxt40編集削除
この運転手に至急労災手当てを
3 . 名無しさと  ID:DfsVnHzw0編集削除
うらやましい、アル中酒乱の父は酒飲むと怒鳴りながら金属バットで殴り続けてくるから
幼少時はいつも骨折してた
4 . 名無しさん  ID:3SR5lgRn0編集削除
米3
コメ欄にあっさり書くにはヘビーすぎるだろ…
5 . 名無しさん  ID:LkI68MH80編集削除
※3がいまは幸せでありますように
6 . 名無しさん  ID:CMOoquAa0編集削除
米1

年頃になったならスカルプなさい
イケてる顔していても カツラの下は 電球が光ってる そういうものよ

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