中学生に入学して、学校生活にやや慣れかけた頃、A子が急にB子のグループにいじめられだした。
理由は噂ではA子が、B子の鞄の中身を、放課後こっそり捨ててたというのを、不良の先輩が見た!
と言うことだったが、自分はA子がそんな事をするような子じゃないと思いつつも、ヤンキー女子に意見なんて、地味オタク女子代表みたいな自分にはなぁ・・・と、思っていたが、ふと計画を思い付いて、実行に移す事にした。
当時、クラスではまさに「こっくりさん」ブームの真っ只中で、女子はこぞっておまじないの本やらタロットやらのオカルト本を読みあさって、より詳しいオカルト知識を持ってる奴が、無条件に女子の中で一目置かれるという風潮になっていた。
そこで私は、様々なオタク知識を総動員して、クラスの女子の前でマイナーなオカルト知識を披露してみたり、あるトリックを使い、ダウジングで裏返しにしたカードの図柄をすべて当てるなどのパフォーマンスを披露し、クラスどころか、同学年の女子から一目置かれる存在になるのに、そんなに時間はかからなかった。
いじめをしていたB子も、私に興味深々で、なにかやる時は私の占いやアドバイスを聞く様になりだしたので、そろそろ頃合いかな?と計画を実行することにした。
B子達が、好きな先輩とうまく行くか調べて!
と頼んだので、こっくりさんではなく、キューピット様に聞いてあげるよと、文字盤を書いた。
B子と私の二人で鉛筆を持ち、キューピット様を召喚する言葉を呟く。
B子の仲間達は神妙な顔で儀式を見守っている。
「えきゃきゃきゃきゃー!!!!」
と、全身をガタガタさせて、いかにも悪霊にのっとられたかのような奇声を上げた。
私の急な変貌に本当に悪霊にのっとられたと思ったB子達は、普段の生意気な態度は鳴りを潜め、本気で怯えだした。
泣いた子もいた。
今思い出すだけでも頭を抱えたくなる思い出だが
当時の私は、想像以上に不良たちがびびったのに気をよくして、
「ぅわたしにぃー!恋の相談をしたいのはぁーぅおまえかああああああ?!」
見たいな事を言うとB子は泣きそうになりながら、こくこく頷いた。
「残念だが、相手はお前の性格が悪いと見抜いておるから、その恋は絶望的だ!ウワーッハッハッハ!」
「そんな!なんでですか!?←何故か敬語」
「お前は罪もない少女にいじめをしておるだろう!」
「!だ、だってあれは!先輩があの子が私の鞄外に捨てたって言うから!」
「証拠はあるのか?!そもそもその先輩はなぜその少女の顔をしっておるのだ!?
あと、その少女がお前の鞄を捨てて、なにかメリットでもあるのか?!」
「!」
などなど、いじめの発端の矛盾点を突きまくると、B子達は確かに・・・と納得しだした。
私も大概疲れたので
「まずは先輩とやらに事実を確認せよ!恋の占いはそれからじゃ!」
と言った後ばったり倒れた。
そして駆け寄ってきたその子達に抱き起こされて
「んんー?何で私教室で寝てるの?」
とかとぼけると不良女子達はますます信じてしまったようだった。
なぜ信じたの当時の彼女達。
後日、不良女子達はその先輩に確認をしてみると、先輩が言っていたのは全くのでたらめで、たまたまB子に会いに来たときに見かけたA子がかわいくてムカついた、ただそれだけでB子に嘘をついたらしい。
ヤンキーだし単純だけど、悪い奴でもなかったB子は軽率に決めつけて悪かった!とA子に謝り、いじめは漫画のハッピーエンドのごとく、きれいに収まった。
A子にはすごくお礼言われた。
そしてますます私の株も上がり、中学時代は怖いものなしな青春をエンジョイしたが、今にして思えば、B子とはそれなりに信頼関係築いてたんだから、あんな三文芝居しなくても普通に忠告してやれば、今こうして黒歴史を思い出して、恥ずかしさに転げ回ったり、同窓会でいじられたりする事は無かったのになぁと思う・・・。
後日談として、後にとりついた設定の悪霊はいじめが解決した後、再び彼女達の熱い要望により
再び召喚されることとなり、めんどくせーなーと思いつつも悪霊役を再び演じ、
A・B「悪霊さんのおかげでクラスに平和が戻りました。おれいを言わせてください!」
私「気にするな!俺もかつて生きていた頃は、些細なことからいじめを受けた。
俺のようにならなくて本当によかった!(適当にその場で作った設定)」
B「悪霊さんは、もと人間だったんですか?」
私「うむ」
A「何て名前だったんですか?男性ですよね?!」
私「名は・・・デッドだ!大学院のときに、戦争で死んでしまったのだ!(てきとう)」
と、いつの間にかいろんな設定が生まれてしまい、クラスの女子の相談相手として、私が許可すれば、いつでもデッドさんが現れる設定になり、
「デッドさんとテスト中に交代すれば、いい点数とれそうだよね!(デッドさんは大学院生だから)」
と言われて、焦って勉強しっかりやりだして
難関校にはいるまでになったので、中ニ病もそう悪いもんではなかったかも知れません・・・。
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