離婚済みですが「元」は省きます。
結婚したらウトメもコトメも嫁いびりオンパレード、別居なのに1日3回罵詈雑言電話がくる。
夫に相談したら「寂しいんだよ、我慢してやって」と言われたけど、そこから「お前が至らないのが悪いになるまでわずか半年だった。
夫は今思えば典型的モラハラ男で外面は完璧だったので、あれよあれよと言う間に私は自己評価ドン底のエネmeになった。
宗教並みに夫のことを世界で一番素晴らしい人だと思ってた。
夫の浮気が発覚したときは流石に泣いて訴えたけど、ウトメとコトメと夫、夫の友人2人の6人がかりで「お前が悪い」と丸2日眠らせてもらえず飲まず食わずで説教された。
浮気相手も一緒にいてヘラヘラしなが見てた。
その日からちょっと記憶が曖昧なんだけど、ある日突然中学の同級生(A)が訪ねてきた。
Aが美人だったので夫は上機嫌で家に上げて、一緒にお酒飲んだりして、Aが
「私さんをお借りしてもいいですか?」
と夫に言うと、夫は快く送り出してくれた。
何故かそのままAの行きつけのホストクラブへ。
今度はAとホストさんの2人がかりで夫や義実家のことを聞かれたので、全部話した。
私は夫が正しくて私がダメなんだと思ってたからペラペラしゃべった。
勿論2人がかりで私が納得できるまで1つずつ訂正された。
とどめに効いたのはホストさんの言葉。
「いい男は女泣かせかもしれないけどさ、実際女泣かしてばっかりの男がいい男なわけないじゃん!
本当にいい男とかいい女っつーのは一緒にいたら笑顔になるもんだよ」
と。
そのとき「あ、あの人はいい男じゃないんだ」って気付いて目が覚めた。
だけど現実問題、別れたら金なし職なし家なしだったのでどうしようかと思ってたら
Aが
「家も金も私が持ってるからとりあえず大丈夫!」
と言ってくれ、ホストさんにも
「金なんか旦那から分取りゃいいんじゃね?」
と言われて数年ぶりに笑ってそのままわんわん泣いた。
営業妨害。
その日から家事もろくにやらずに弁護士探し。
やったってどうせ粗探しされて怒られるし、少しでも機嫌が悪くならないようにと頑張ってた自分がアホだった。
バレないようにしてたけど態度ににじみ出てたらしく、夫は目に見えてイライラし始めてモラハラ発言増えたけど、証拠集めてたから「今日は調子いいな!スラスラ暴言が出るね!」とか「今日はよく噛むね!がんばれ!」とか内心応援してた。
夫は外面いいけどウトメたちは外で怒鳴りつけられたりすることもしばしばだったので、ご近所からも証言して頂いて証拠固めた。
そして離婚届けと弁護士さんの名刺置いて逃げた。
荷物なんてかばん1つしかなかった。
ささやかな抵抗として冷蔵庫の野菜はドロドロに溶けるまで放置して醤油はキャップ緩めて横置きしてきた。
弁護士事務所に夫を呼び出し、話し合いをする前にいきなり殴られた。
弁護士さんが止める間もなく、私も不意打ちだったのでもろに食らった。
むしろありがとうございます。
話し合いは中止になり、病院行って診断書をもらった。
弁護士さんに謝られたけど、私もあの夫が人前で取り繕うのをやめるとは思ってもみなかったので驚いた、これでますます離婚しやすくなったと言っておいた。
結局ウトメも絡んできたり夫がゴネたりしたけど、私の知らない間にAが夫の浮気の証拠まで興信所使って調べてくれてたので
嫁いびり、モラハラ、浮気、暴力で離婚と慰謝料請求し、嫌なら裁判と被害届ね!と言ったらプライドの権化だった彼らは一括で払ってくれた。
金持ってたしね。
全部終わってからAにお礼と何故いきなり訪ねてきて、何故こんなに協力してくれたのかきいたら、
「人生で一番幸せだったときを考えたら中学時代で、人生でまともに友達と呼べた人が私ちゃんしかいなかった」
と言われ、そのとき初めてAが風俗に務めていたことを知った。
そのあとしばらくしてAは音信不通になってしまったけど、今は再開して私もAも結婚して元気で幸せです。
浮気相手への慰謝料請求はしたけど、結婚するつもりだった夫が支払った。
夫は「風俗はモテない男が行くところ」と言っていたので行ったことなかった。
なので簡単にAに陥落されて浮気相手と破局した。
Aは、夫が浮気したときに説教をしてきた夫友人2人と三股かけて貢がせに貢がせて友人関係を泥沼化させて失踪した。
「そういうことで逃げるそうなんで」
とホストさんに言われて、Aが裏で何してたか知った。
あと「ざまぁみろ祝い」と書かれている謎の100万円を渡された。
それで音信不通になった。
コトメの職場にはホストさんの後輩の若い男の子とその友達4人で偶然を装ってコトメの過去の所業を暴露して、
「もう1回やろうと思ったらいなくなっちゃった☆」
と事後報告された。
浮気相手は数年後に結婚が決まった途端に過去の不倫を暴露する投書が届き結婚話が消えたそうで。
この話は最近知った。
この件は流石にAたちは絡んでない。
と言うか、投書が2通あって、両方違う相手でしかも夫じゃなかったらしいってどんだけ不倫大好きなの‥
あと、ホストさんが働いていたのはちゃんとしたホストクラブだと思う。
そこしか行ったことないから言い切れないけど。
他の席で「やったぜシャンパン!フゥー!」みたいなのやってたし。
ちゃんとしたホストクラブはゲイバーじゃないホストクラブですww
Aが失踪したあとも私とホストさんは連絡を取り合ってて、ホストさんがホスト辞めて会社作ったときとか私が結婚したときとか、状況報告はしてた。
今の夫にも全部話して、結婚前にホストさんと3人でご飯食べたり。
それである日ホストさんから連絡がきて、
「Aさんが○○(地名)で旦那とペンション開いたってさ」
っていきなり言われた。
行ってみたらAが当たり前みたいに
「いらっしゃーい」
って、つい先週会ったみたいに軽く言うもんだからもう呆れちゃって。
100万渡したら
「お祝いだから返さないでよ」
って言われたから
「だからお祝いの半返しで50万と開店祝い50万」
って言ったら、
「半返しの25万円分泊まりに来い」
と言われた。
今も年4回くらいは遊びに行ってるし、Aも遊びに来たりする。
Aの結婚相手は13(だったっけな?)歳上の渋い男性で、ホストさんじゃない。
ホストさん曰く
「あれ(A)は俺の手には負えないですw」
だそうだ。
あんまりちゃんと憶えてないけど、Aは当時新人だったホストさんに行儀を叩き込みつつお金使いまくった(2年で○千万くらい?)そうで、ホストさんにとってAは姉みたいな存在で頭が上がらないらしい。
「母ちゃんより怖い」って言ってた。
Aはリアルホスト育成ゲームとして楽しんでたみたい。
Aは風俗と投資(詳しくは知らない)で稼いだみたいだけど、ペンションが儲からないから水が漏れるように金がなくなると笑ってた。
でも幸せそうだったよ。
親はいません。
小さい頃に母がなくなって、父が再婚して父方の祖父母に引き取られた。
小学校のときにじいちゃんが、ばあちゃんもがんばってくれたけど高校に上がるときに亡くなった。
そのままひとり暮らしで、父はお金は出してくれたし、父はまだ生きてるけど私の中では高校からずっと親はいない。
Aの生い立ちは流石に書けないけど、私は親に捨てられたけどAは親を捨てたんだねって言ったことがある。
私も捨てられたんだよって言われたけど。
不幸自慢と言い訳みたいになるけど、中学のときからばあちゃんが入退院繰り返して、とうとうひとりになって、家帰って「ただいま」って言ったとき「おかえり」って言ってくれる人が欲しくて欲しくて。
それで上辺だけのモラハラ男に引っかかって。
育ちが悪いって言われたら、やっぱり二親揃ってる人の方が正しいと思っちゃうんだよね。
でも私が努力しないとばあちゃんが馬鹿にされると思って必死だったよ。
コトメに位牌ゴミに出されたときは泣いた。
Aに言われて、元夫がクズだって頭で理解しててもそれを認めて口に出すのは理解することの100倍難しかった。
すごくかっこよく書いてるけど、本当は半分ドキドキだったよ。
私の中では神を否定するのと同じだからね。
Aが元夫たちにしてくれたこと、やりすぎって意見もあったけど、「Aがそこまですることないのに」とは思ったけど「元夫たちにそこまですることないのに」とは微塵も思わなかった。
その話きいたとき、一番的確な表現は
「ざwwwwwまwwwwwあwwwwww」
だった。
我ながら醜いけど。
でもそう思って笑ったときに「あー、洗脳解けた」って実感した。
Aには感謝してるし、この先Aが本当に困ったら私が助けると決めて生きてる。
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