今秋、体を壊して働けなくなった。
今は自宅療養中。
一人暮らしで失業支援(?)や貯金で行きている。
体も思うように動かず、食料はネットスーパーで賄っている。
部屋も荒れ放題。
仕方ない。
しかも、ほぼ横になっていないといけないので、スマホ弄るか睡眠とるかしか出来ない。
心も荒んできていた。
1週間程前、私が住んでいるアパートの1階に家族が引越してきた。
祖母、母、娘2人の4人。
アパートは木造2階立て4部屋しかなく、私は引越し家族の真上階に住んでいる。
部屋サイズは1DK(床面積は狭い)
駅からは遠いけれど、小中学が近い。
なので、今まで2家族が階下に移り住んできた。
どちらも未就学児が1人いる3人家族で、子供の走り回る音が夜0時を過ぎても聞こえてきていた。
終電で帰るのが常な私が帰宅しても子供の声が響いていた。
幼児がいる家庭ってそんなもんかと思っていたら、今度の引越し家族が私の認識を覆して驚かされるし癒されている。
最初に母と子供たちで挨拶に来てくれた。
そんなこと今まで無かった。
「子供たちがうるさいでしょうから」
と言ってた。
娘2人も
「よろしくお願いします」
と頭を下げてくれた。
可愛かったので、実家から送られてきていた野菜ジュースをあげたらすごく喜んでくれた。
持て余していたジュースだったけれど、喜んでくれて嬉しかった。
毎日声が聞こえる。
日中、母と姉は留守にし、祖母と妹の遊び声が聞こえる。
アナ雪ごっこをしている。
祖母が雪の女王役をしている。
例の♪雪だるま作ろうっちゅう歌も聞こえるし、妹が祖母にダメ出しもしている。
祖母の歌声が時々、能のような伸びた声になる。
え!?と思うけれど、それにダメ出しはされない。
楽しそう。
夕方になると留守にしていた2人が帰ってくる。
姉妹揃うととにかくキャッキャッと幼児の声が一層高くなる。
17時〜20時くらいまで賑やか。
そこからまた私の認識を覆されたんだけれど、21時になると急に静かになる。
毎日必ず。
0時まで騒がない。
すごい!
それがわかっていると、夕方多少騒がしくてもイライラしない!むしろ微笑ましい!
病気で一人暮らしの暗い心が、規則正しく明るく生きている階下の家族の声を聞いて少しづつ軽くなっていくのがわかる。
どうせ動けないからと憂鬱で何も出来なかっちんのに、今日部屋のゴミをまとめる事が出来た。
それだけで疲れて寝込んでいるけれどw
もし明日も動けたらせめてクイックルワイパーくらいはしたい。
階下の家族がずっと幸せだったらいいな。
欲を言ったらもう一度子供たちにジュースあげて喜んだあの顔を見たいなあw
一応女なので変質者扱いはされないはず…?
なんか幸せを感じた。
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