嫁と仲良くなれたきっかけは東日本大震災
帰宅困難者の俺と嫁は自宅まで20km近くの道中親切なご夫婦に助けて頂きました

この場を借りてお礼を述べさせてください
その節はお世話になりました
ヒールの折れた女とそれを見捨てた男はこの度無事に結婚しました

震災当時、俺24歳、嫁26歳
震災までは俺と嫁はただの会社の後輩と先輩、全く親しい間柄ではありませんでした

震災当日の夕方、東京では帰宅困難者で溢れかえっていました
帰宅しようにも電車が動いていない、タクシーも捕まらない、道路や歩道は大渋滞
そんな中、俺と嫁(当時は先輩)は変える方向が同じだったため徒歩で一緒に帰る選択をしました
俺の自宅までは会社から20km弱、嫁の自宅は俺と同じ沿線の1駅先でした

特に話したことがない間柄だったので道中はもっぱら仕事の話ばかり
そんなこんなで数キロ歩きましたが、嫁のヒールが根元から折れるアクシデント発生
嫁が瞬間接着剤を常備しているタイプだったので、その場で修復したのですが、こんな時に肝心の接着剤の量が足りない
嫁はなんとか騙し騙し歩きました



しかし世の中そんなに甘くなく、ヒールは再び根元からポッキリ
嫁に

「休みましょうか?」

と提案したが却下され、俺は嫁に肩を貸して再び歩き出しました

しかしそんな状態で何キロも歩ける訳なく、俺は嫁をその場に置いてコンビニで接着剤を買ってくることにした

無事に接着剤を買いダッシュで戻ると、なんと嫁がいない
ふと辺りを見ると大通りから横に入った小道に車が止まっていて嫁と見知らぬ夫婦と一緒にいる
俺はまさか事故か?とかるくパニック

「なにかありましたか?」

と先輩に駆け寄ると、こちらのご夫婦が車で送ってくれるとのこと

先輩は

「ご迷惑になりますので」

とやんわりお断りをしたけれど、ご夫婦は

「無理しないで乗りなさい」

と誘う
俺は先輩の足が心配だったので、お言葉に甘えることにした

このご夫婦は娘さんを迎えに行こうとする道すがら、俺が嫁に肩を貸している姿を目撃
どうやら嫁が怪我をしたと思ったらしい
その後、帰宅困難な娘さんは友人宅に泊まるということで道を引き返すと、さっきの場所で嫁が1人だけになっている
俺に見捨てられたと思って

「乗っていくか?」

と声をかけたらしい

まだこの時点で自宅までまだ6〜7駅もあり流石に迷惑になるので、道中にあった靴屋で降ろしてもらい嫁の靴を買うことにした
謝礼にお金を渡したが、ご夫婦は受け取ってくれず、急いで近くのコンビニに行き菓子折りを買って納めてもらった

その後の道中、ご夫婦の会話で盛り上がった
ご夫婦の話→お互い何が趣味か→共通の趣味の話題など、さっきまでのお硬いムードがなくなっていた
徒歩でまだ2時間以上はかかる筈だけど、嫁と会話しながら歩くとそんなに苦でもなかった

ようやく俺の自宅まで到着して、今度はバイクで嫁の自宅まで送っていった

それから俺と嫁はメール交換をするようになり(アドレスは知っていた)、同じ路線なので通勤も一緒にしようと提案しました

嫁は俺の1駅前から乗車、よくよく考えると満員電車なので、乗車駅が違えば車内で会えるなんて不可能なんだけど、嫁は俺の乗車駅でわざわざ降りて俺を見つけてくれた
年上だけど萌えましたよ
こいつ可愛いことするなぁって

この萌えがきっかけで嫁に交際を申し込みデートを重ね、2年後のつい先日入籍をしました


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この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:Tu.XsBiy0編集削除
末永く爆発しろい!w
2 . 名無しさん  ID:49zf3IYK0編集削除
何人も犠牲になった人間がいるのにそれを利用して女を抱くとかクソみたいに不謹慎な野郎だな
3 . 名無しさん  ID:zC2Lm1ec0編集削除
根本からぽっきりモゲろ
4 . 名無しさん  ID:fR5CV6Ts0編集削除
ちょっとハイヒールが折れて困ってる女性を見捨ててくる
5 . 名無しさん  ID:t6T7WIVz0編集削除
震災で大渋滞の中、わざわざ車で迎えに行くのもNGだし
20キロもかけて穂北区するより避難所行けばよかったのに。
6 . 名無しさん  ID:BRQcCCJo0編集削除
※2 ストレスためすぎ  

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