義理の兄の奥さんに衝撃だった話
夫の兄は仕事で長いこと海外で暮らしている
そこで同じくロシアから仕事で来てる奥さんと知り合って結婚することになった
以下彼女を奥さんと記述します
初めて会った時、ロシア人の奥さんは全く日本語が話せなかった
義兄が通訳してくれたので話してみたら、とても明るくいい人だと思った
相手の奥さんも会話を楽しんでくれたようだった
会話の最後、奥さんは
「日本語を絶対に覚える。今度は日本語でお話しましょう」
と宣言していたと、義兄に通訳してもらった
気があったのと、共通のマイナーな趣味があったので奥さんとはアドレスの交換をした
最初の頃の文は英語オンリーで辞書を引きつつなんとか会話してたんだけど、数週間したら簡単な日本語が会話に混じるようになった
本当に勉強しているんだなーとなんだか嬉しい気持ちになって、私も簡単な単語を時々日本語で書くようになった
それから一ヶ月も経たないうちに、奥さんのメールは日本語のみになった
この頃から漢字も使い始めてて、
「間違った所があったらおしえてね」
と言われたので、時々ある小さなミスを教えてた
そのミスっていうのが「早いと速い」「温かいと暖かい」「てにをはの重複」みたいな日本人でも時々間違っちゃうようなものなんだけど、一度指摘したら絶対に間違うことはなかった
奥さんの日本語はどんどん上手くなっていって、初めて会って半年でしゃれた季節のあいさつを使いこなしてしまうまでになった
この時に聞いたんだけど、この奥さんカリフォルニア工科大出身らしい…
それから数ヶ月、全く日本語がわからない状況から一年足らずで奥さんは日本語検定の一級を合格しちゃったんだって
念の為に言っておくと外国人向けの日本語能力検定ではないよ
その話を聞いた時に、本当に頭のいい人っているんだ…と唖然としたよ
この前の正月、初めて会った時から数年ぶりに奥さんに会うことになった
この頃には奥さんはイントネーションまで日本人?ってくらいに日本語ペラペラになってた
ずっと週二三通のメールを続けていたんだけど、「吝かではない」とか「宜なるかな」とか「汗顔の至り」とかこっちが辞書を引かなきゃいけないような単語も出てくるようになってたw
それで顔を合わせてお話をしてたんだけど、ふと
「外国語を習得するコツとかあるの?」
って聞いてみたんだよね
そうしたら奥さんは
「簡単だよ。これを習得したらあれがしたい!これがしたい!って目先に欲をちらつかせればいいの」
と言った。
それからいたずらっぽく笑って
「○○ちゃん(私)ともっとお話したかったから私は日本語を覚えたのよ」
って言われた
惚れるかと思ったわ
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