結婚して初めての梅の季節に、梅干作りに挑戦した。
祖母が名人だったので教わろうとしたら
「『梅干を漬け損ねると不幸がある』と言い伝えられているから止めときなさい」
と言われて教えてもらえなかった。
挑戦しなければ失敗もしない=不幸を避けられるでしょってことで。
そんなの迷信じゃん、気にしないのにーと思い、ネットで調べて梅干を自作した。
で、それから梅干を漬けること10年。
去年、梅干作り失敗した。
その後、婦人科系の病気が発覚。
幸い初期の段階で見つかったので、特に問題なく治った。
ほんとに梅干し失敗したら不幸があった!今年漬けるの怖い!とgkbrしてたら、妹が
「迷信にも多少の理はあるんだねぇ」
としみじみ。
妹によると
・梅干作りは毎年行われる年中行事
・毎年やるものだから、手順は体にしみこむはず
・それを失敗するというのには何かしら理由があるはず
・たとえば体調不良で集中力散漫になって、無意識に手抜きするとか味が狂うとか
・そうじゃなくとも、梅の時期に気候がおかしかったとか。そしたら不作になったりするよね
・梅の時期にあった異変の種が、その後夏とか冬の厳しい時期に表に現れるのではないか
ということらしい。
「だから姉さん、安心して梅干つけてもいいと思うよ!大丈夫だよ!」
だって。
…理論派な妹が頼もしい。
妹に言われて怖くなくなったので今年も頑張って梅干漬けることにする。
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