俺「え…!だ、大丈夫!?」
嫁「はい。燃えてます」(不敵な笑み)
この時、まさか結婚するとは夢にも思わなんだなぁ
当時社内なんだが、俺営業、嫁さん窓口業務。
この時まで一度も話したことなし。
ある日俺が外回りから帰ったら、嫁さんが従業員通路にあるトイレ前で立ち尽くしていた。
まだ窓口あけてんのに何でこんなとこにと思いつつも会釈だけしてそのまま通り過ぎようとしてふと嫁さんを見ると、嫁さんのブラウスの前が真っ赤っか。
俺「え…!だ、大丈夫!?」
最初血かと思って本気で焦っていたら、気付かれた!みたいな顔して嫁さんがしゃがみこんで、
「はい。……燃えてます」(不敵な笑み)
とか言うもんだから聞き間違えか?意味分からんし一大事だしとりあえずスルーして、着替えがないという嫁さんにとりあえず自分の着替え用のワイシャツを貸してやった。
結局そのときは自分でスタンプ台のインクを補充しようとしてぶち撒けてしまったと聞いていたが、のちに同僚経由で発覚したのが
所謂女の嫉妬ってやつで嫁さん(派遣)のことが気に入らないうちの社員が嫁さんに一方的にぶち切れてそうなったってこと。
いらぬ正義感で上司に報告したら、上司に事実確認をされた嫁さんから逆に俺がお呼び出し。
気持ちはありがたいが余計なことはするな、と。
その社員はお咎めなしだしなんだかなと思っていたら、その翌月の嫁さん窓口売上月間断トツトップw
あの日の「燃えてます」は、喧嘩売られて買ってやるよ、みてろよ、仕事で返してやるよ!っていう精神的な燃えだったらしいw
窓口なんか別にノルマも無いのにすげー面白いやつキタコレって俺が気に入って、余計なことしたお詫びと月間トップ祝いを口実に飯誘って、それからすったもんだあって去年結婚した。
とりあえず擦った揉んだ話書いてみるw
最初の飯は社交辞令で流されかけたがなんとかこぎつけた。
が、飯最中はほぼ仕事の話。
それはそれで始終話が合って楽しかったがこれじゃあ色気が無さすぎると思って、終わりがけに2軒目誘ったがお断りされた。
「すみません、子どもが待ってますので」
は?子ども?ちょっと待て、そーいや確認もせず勝手に彼氏もいない前提で飯誘ったが、子どもて、まさか、
俺「え、子ども?もしかして、ご結婚されてる?」
嫁「いや、今は独身ですけど子どもいますよ?知ってると思ってました」
…知らなかったorz
別にガッカリしたとかそういう訳ではない。
そんなこととはつゆ知らず気軽に誘ってしまったが子ども預けたりの段取りとかいろいろ迷惑かけたんじゃねーかと思って、申し訳なかった。
けどそれを聞いた瞬間に全てが合点がいった。
嫁さん男性脳というか仕事に対する姿勢とかハングリー精神が半端ない。
今まで周りから色々言われたり若いうちから苦労してるが故なんだろうな、と。
とりあえず一回目はそれで解散。
また子ども預けさせて飯行くのも、かと言って子どもも一緒にってのも重く思われないか、次からの誘い方に悩んだが
会社の飲み会やら同僚の助けを駆使しながらなんとか話す機会を増やした。
つってもそんな頻繁にあるわけでもないし、外野抜きで気兼ねなく子どもも一緒に誘えるようになるまで1年かかった。
嫁さんはなかなか手強かった。
途中彼氏みたいなん居たし。
みたいなというのはそれ明らか2番手じゃね?って扱いを受けてたから。
でも嫁さんはもう結婚する気もないし、だから相手に子どもも会わせないし、別にそれでいいと思ってて、何より自分には男を見る目が無いからと諦めてる節があった。
だがしかし俺は逆に子どもからせめていった。
実際すごく可愛く思えたし、姪っ子甥っ子で子どもの接し方は心得ていた。
そして嫁さんの娘御墨付きのお兄ちゃんに昇格してからお互いの家を行き来する関係になったが、ちゃんと告白はしてないままだった。
嫁さんにハッキリしてと言われて、指輪とともに結婚を前提にお付き合いして下さい。
とそこでようやく。
付き合って2ヶ月経った頃、娘のみ嫁さんの実家に泊まることになり、はいここでお待ちかね初めての擦った揉んだです。
最初の飯から約2年の我慢と次いつ出来るか分からんしという思いからか?一気に4セット。
俺は猿か学生か、とツッコミ入れたわ。
したら、まさかの嫁さんそれで妊娠。
いや、ピル飲んでるしと思ってゴム無くなった4回目そのまましてもーたのがビンゴだったんでしょうね。
だとしても飲んでるんだから出来る訳ないのにと医者にも驚かれつつ、よくよく調べたら嫁さん1日とんでたらしい。
それでまぁ嫁さんは最初だいぶ戸惑ってたが、俺は元々結婚するつもりだったし、娘も喜んでくれて選択肢は一つ。
で、去年付き合って半年も経たずして籍入れた。
会社には正直報告しずらかったが案外喜んでくれたので良かった。
今息子が産まれて3ヶ月経ったんだが男性脳な嫁さんが働きたいと言い出したんで、出会った頃思い出した。
1度目は式挙げてないらしいから今度は落ち着いたら挙げようと言ってるのに、恥ずかしいから嫌だと却下されたんだがサプライズで挙げてやろうと画策している。
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