幼馴染というか、中学から一緒の学校だったスケバン煽って殺されかけたわ
そのあと嫁にしたけどな!
それはスケバンという存在が、この地球上から消えつつあった頃の話
当時高校生だった俺は、貧しい家を助けるため毎日の様にバイト(飲食系とだけ言っておこう)に繰り出していた
ある日出勤すると……デデデデン。
ここいら一帯で名を馳せているスケバン(後のマイハニー)が現れた。
「おい」
「なんすか」
「ここの飯、クソ不味いのに張りすぎだろ(値段が)。タダにしろよ」
「はは、するわけねーだろ。ないでしょうお客さま」
殴られた
「痛いですよ」
「……なんだお前なめてんのか」
「あー……はい」
三歳くらいから空手やってたし、家で借金取りvsゴッドマザーの争いを小さい頃に見ていた俺にとって女の不良など全然怖くなかったのだ!
「………」かちゃん
「……うそん」
ナイフ持ってた
俺ピーンチ
「取りあえず落ち着きましょ、ね?」
「……だったら詫びいれろや」
「え……何で?」
腕刺された
パニクって警察だ警察だ騒ぐ店長黙らせて、自分の足で病院行った。
マイハニーの首根っこ掴んで
「こりゃ慰謝料で儲けられそうだな、うひゃひゃ」とか考えながら
何故か大人しく連れてこられたマイハニーと片腕から血がドッパーな俺を見て、看護師が警察に通報しようとしたりすんの止めながら先生に診察してもらった
「あれ、随分出てるね。どうしたの」
「このバカ女に刺されました」
「……あ、そう」
診察・治療後
慰謝料目的で名前と連絡先聞き出したら、中学の同窓で高校まで一緒だった
それから何故かよくエンカウントするようになったと云う
馴れ初め
「不良が医者に叱られてやんのm9(^Д^)プギャー」
「また刺すぞ」
みたいなコト話しながら帰って、早速その次の日くらいに学校で再会した
「よう」
「え、待ち伏せ?」
みたいな……マイハニーはロクに授業も出てないダメ子ちゃんだったから勿論ガッコに友達なんかいなかった
んでもって、その日の昼休みに担任から呼び出されて
「何があった!」
て尋問。
腕刺されたエピソード言わずに
「俺が聞きたいです」
って返した
それから毎日では無かったけどガッコに少しずつ顔出すようになったマイハニーが、来るたんびに俺と駄弁って帰るを繰り返してた。
授業受けろよ
で、話してる内にお互い苦労してることだとか(二人とも父親なし、下に弟妹)知って、そこそこ仲良くなって「慰謝料は勘弁してやろう」位に思ってた時また担任呼び出し
「このままだとあの不良娘は留年→退学」
「頼む、お前どうにか出来ない?」
……あんたがたがどうにかしなさいよと思いながらも担任の光る頭頂部に負けてマイハニーの勉強みるようになった
後はよくあるパターン
一緒に勉強→お家にお邪魔しまーす→「お母さん!お兄ちゃんが彼女連れてきた!」→「バカ言え、こんな変態に彼女が……な、なんだとー!?」「彼女じゃねぇよ」
見た目からして、髪は染めてるし目つきは死んでるし明らか不良オーラ全面だったにも関わらず母親と意気投合
そのまま無事進級後も家に来るようになったし、何故か俺が向こうの家に行くこともあった(あくまで勉強目的な)
んでそのまま月日は進み俺は大学進学、マイハニーも短大に進学した。
根っからのバカじゃなかったらしい
進学先も違うわけだから普通ならはいサヨナラなんだが、二日にいっぺんのペースで家に来てた
俺もマイハニーの弟に呼ばれて向こうの家に行ったり……を続けてた
でもあくまで間柄は「友達」、マイハニーは「腐れ縁ならぬ刺され縁」と言っていたし(後に、ただの照れ隠しだったことが判明)
大学進んだあたりから家族に
「あの娘とはまだ付き合わないのか?」
「あの娘がダメならお前は一生童貞で独り寂しく死ぬ事になるぞ」
「やっぱお前の様なおかしな奴を引き取ってくれる人など地球には……」
と、殆どただの悪口だけどハッパをかけられて、真剣に考えてみた
正直、かなりの時間を一緒に過ごしてきて、マイハニーの知られざる性格(家族思いな所とか、案外照れ屋な所とか)を知って心惹かれている部分があったのは事実だった
俺の腕刺された時も、前日に行った墓参り(勿論ガッコをサボって)の帰りに他校の不良に絡まれてむしゃくしゃしている所に俺が煽りを入れてしまったという不幸な事故……
……いや100%悪いのはアイツだが、まぁ色々話す内にマイハニーの事情も知ったわけで
ここまで来てやっと、俺はいつの間にかマイハニーを好きになっていた事に気がついた
こうしちゃおれん!と早速一番近い休みの日、確か九月位だったはずだ……マイハニーを遊びに誘って、その日の夕方に告白した
小論文を書けるんじゃないかと言うくらいに長々と多種多様に「好きだ」の言葉を告げて最後に
「俺、お前のこと好きだ。付き合ってください。出来れば結婚してください。できなくてもして欲しいです」
つった
オッケーを貰って今に至る、と
|
|
(15)
1 . 名無しさん ID:RCdZvEPM0 : 編集:削除
差しつ差されつならぬ、刺しつ刺されつ。
「結婚は人生の墓場」という。
つまり>>1は結局殺されているんだよ!
つまり>>1は結局殺されているんだよ!
わかってた(今の嫁)けど、落ちは最後にしようよw
イイ話だが、ひと昔前のラノベっぽい文体で損してる
病院のベッドで見ている夢でした...
オッケー! ミャハ☆
(チンコ)挿しつ(ナイフ)刺されつ
小論文ぐらいなげーよ
冒頭で
空手三段なのに 殴られたの?
かわせよ それくらい
ホントならw
空手三段なのに 殴られたの?
かわせよ それくらい
ホントならw
相当に盛っている感じがする。現実はもっと平凡なんじゃないか?
というか創作でしょ
スケバンとマイハニーから考えると50歳手前くらいか?
あとスケバンが『刺され縁』て言ったら駄目だろ『刺した』方なんだからこの場合『刺し縁』じゃないか?
あとスケバンが『刺され縁』て言ったら駄目だろ『刺した』方なんだからこの場合『刺し縁』じゃないか?
「あの娘がダメならお前は一生童貞で独り寂しく死ぬ事になるぞ」
これ母親が本当に言ったらきしょいは
これ母親が本当に言ったらきしょいは
理由がなんであれ刃物を人に刺す奴とは付き合いたくないなぁ
今にお子さんにパパとママの馴れ初めは?って聞かれたら、カーちゃんに刺された!って言うのかな?取り敢えずこれからもお幸せにネ!
|