俺と嫁は同じ会社だったが別部署で顔は知っていたものの関わりなし
ある日同期数人と飲み会に参加したら嫁がいた
よく考えたら嫁は同期と同じ課だ
まぁ世間話程度の会話しかしなかった、同期から

「嫁ちゃんはアイドルだから手出すなよ」

と釘も刺されてたし
その時嫁の家が俺の帰り道にあるということで送り係を拝命する



少しお互い緊張しながら車を走らせてたら、BGMが俺の好きなゴテゴテのメタル曲
さすがに女の子に聞かせる曲じゃないと変えようとしたら

「この曲、カッコいいですね」

まさかの食い付き、正直者女性から好かれると思ってなかった

嫁「この重低音、すごく良いです」

俺「え、分かる?嬉しいな、もしよかったらアルバム聞く?」

嫁「良いんですか!?」

本当に気に入ったみたいだ

次の日の昼休みに俺のデスクに嫁が訪ねてきた

嫁「CDありがとうございました、すごくかっこよかったです」

俺「気に入ってくれて嬉しい、良ければ他のアルバムも聞く?」

嫁「ぜひ!!ところで、そのマンガ、ジョジョですか?」

俺「これ?さっき貸してたやつ返してもらったんだけど、良かったら読む?」

嫁「ぜひ!!!」

ジョジョにも食いついた。
見た目清楚なお姉さんなのにうきうきしながらジョジョ持って帰った。

一ヶ月後、全部読みきった嫁が訪ねてきた

嫁「めっっちゃ面白かったです!わたし2部が燃えました!」

俺「ほう、分かっているな」

そこからコアな燃え話。
めちゃくちゃ楽しかった。
そして嫁がお礼に読んで欲しいと持ってきた漫画に今度は俺が大ハマりする。
お礼に俺が勧めた小説に嫁もどハマりする。
そうやって何度もお勧めの本を貸し借りする仲になっていた。

そこから1年ほど経って、ある日本を返しにきた嫁と喋ってる時
今夜サッカー日本代表選じゃね?と気づいた。
俺はサッカー経験もないけど何故かテレビでサッカー観戦が好きで
今日録画してこなかったと気づいてあたふたしていた。
すると嫁が

「私の家近いからキックオフに間に合いますよ。良ければご利用されますか?」

突然のお家への誘いにかなり躊躇したもの、あくまでもサッカーを見る会場だ!と自分に言い聞かせ恐る恐る嫁の家にお邪魔した。
ちなみに、嫁は「サッカー全然判りません」と興味無さげだったが

「すごい夢中になるよ、良かったら一緒に見よう」

と誘い、気がつけば試合経過に一喜一憂しまくりで
「なんて楽しいんだろう…」と呆然としながら楽しんでた。

その日はそのまま嫁の簡単な手料理をご馳走になり、今度は嫁の好きなアニメを見せてもらった。
アニメなんてジブリしか知らんかったから、DVD見ながら映像とストーリーの凄さに引き込まれてしまった。

その日以来、嫁と話するのが楽しみになって
お互い好きな物を共有出来るのがこんなに楽しいことなんだと実感。
思いきって本の感想を語り合おうと飲みにさそい、帰り際に更に思いきって告白。
嫁からは「もっと面白い作品や音楽を教えてください」と条件付きでOKを貰い、今に至る。

二人で小説を読んで討論しあい、漫画見て燃えトークしたり、サッカー見て燃焼したり、DVD見て感動したりしている。
俺が面白いと思ったものは大抵嫁もハマってくれているのでとても楽しい。
(唯一ベルセルクだけはキツいと言われて拒否られた)

今嫁はボーナスを銀英伝のBOXにつぎ込むべきか悩んでいる

コメントの数(8)
コメントをする
コメントの注意
名前  記事の評価 情報の記憶
この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:NitLSTHl0編集削除
という脳内補完付き小説だったとさ、とっぴんぱらりのぷう

もげてしまうがよい
2 . 通りすがりさん  ID:0lOPWzMe0編集削除
ベルセルクを他人に勧めるとか
センスなさすぎ
3 . 名無しさん  ID:H3GL60G70編集削除
ベルセルクのどこが悪い。
キャスカが蹂躙されるとこか。
SEXマシーンに顔射されてしまえ。
4 . あ  ID:4T.dkK750編集削除
ある日本を返しに来た嫁
5 . 名無しさん  ID:MzTf6hBU0編集削除
燃え話に燃えトーク・・・なんだか暑苦しい
萌え散らかしてる あなの住人では無さそうだ
6 . *  ID:fUs2hOHE0編集削除
たまにはこういうのもいいだろう。感動というよりほのぼのだな。
7 . 名無しさん  ID:zAb5bcK60編集削除
日本を返却すな
8 . 名無しさん  ID:qYBA9GTc0編集削除
四丁目の夕日を読ませてやれ

コメントを書き込む

今月のお勧めサイト



週間人気ページランキング
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
月別アーカイブ
タグ
ブログパーツ ブログパーツ