現在、パソコンの職業訓練に通ってる。
訓練の目的は、OfficeのWord、Excel、Access、PowerPointが使えるようになって
事務系や企画営業系へ転職しよう!というもの。
基本的には問題なく、訓練生同士もそこそこ仲良くしている。
しかし、PowerPointと面接対策を担当している講師が最悪。
常に上から目線で物を言い、態度が横柄。
加えて自分を過大評価しているため、訓練生から総スカンを食らってる。
過大評価の部分は、例えば
講師「仕事をすぐに覚えてしまい、その仕事に興味がなくなってしまう。」
→仕事が長続きせず、次々と職を変えているだけ。どこも勤続2年未満らしい。
講師「化粧品の販売をしていたことがあり、〇千万円売上て常にトップだった。」
→化粧品業界では超有名高級化粧品メーカーの名前さえ知らない。
講師「すぐ職場に慣れ、
ある職場では入社から1週間も経たずに“主(ぬし)”と呼ばれていた。」
→話をよくよく聞いたら、勤務初日から偉そうな態度を取り、嫌味を言われていただけ。
とこんな感じ。
PowerPointの授業は、ほんのちょっと基本的な操作を教えただけで、資料作りのコツを教えるとか
上手なプレゼン方法を教えるとか一切なく
「このプレゼン資料を使ってプレゼンしてみて」
と無茶ぶりをされ、シドロモドロなプレゼン後、訓練生同士で感想を言わせて本人に自己採点させる
という本当に無意味なことばかりさせられた。
この時も面白いことがあったけど、本題は昨日起きたこと。
ちょっと話が前後するけど
先週の訓練時、訓練生で唯一PowerPointを使用したことがある人がプレゼンを行い、ちょっとしたPowerPointのテクを披露した。
すると講師は、それを自分の手柄のように
「今、〇〇さんがしていたけど、プレゼンではこのように〜」
とテクの解説を始めた。
恐らくそれが気に入らなかったんだろうと思う。
訓練生のAさんが、面白いことを真面目にしてくれた。
昨日は各班に出された課題を発表する日だった。
課題は「この教室の有効活用法」というもので、訓練時間外に今訓練を行っているこの教室を使って
収益を得る方法を考えてプレゼンする。
条件として以下がある。
・教室の使用料1万円、講師の報酬1万5千円。
・企画内容は架空のもので構わないが、現実的なもの。
・訓練生は架空の会社(自由に決めていい)に勤めており、
その営業担当という設定。
プレゼンの流れとしては、まずはPowerPointを使用してプレゼンし、訓練生同士で質疑応答をする。
最後に講師との質疑応答をして終了。
各班一生懸命考えて、色んなプレゼンをした。
どの班もアイディアが結構面白く、みんな和気藹々と楽しんでいたけど、講師との質疑応答が問題だった。
講師は意地悪な質問ばかりし、訓練生は皆タジタジで苦笑い。
どの班もかなり手厳しくされた。
そんな中、Aさんを含む私達の班になった。
私達の班はAさんが意外なところに着目し、本当に実現出来そうな内容をプレゼンした。
聞いていた訓練生はかなり食いつき、あれやこれやと質問をしてAさんが完璧に答えていた。
そして問題の講師との質疑応答。
講師「今回の企画ですが、人はどうやって集めるのですか?」
A「先ほど訓練生B様にご説明した通り、弊社はこちらを専門に行っている企業ですので、
独自のルートから集客します。」
講師「その独自のルートとは?」
A「申し訳ございませんが、企業秘密ですので、これ以上はお答え致しかねます。」
講師「では、このことに関してですが――」
A「先ほど訓練生C様にご説明した通り、弊社が長年培ってきた――」
講師「そこを詳しく教えて下さい。」
A「申し訳ございませんが、これ以上は企業秘密ですので、外部の方にお話しすることは致しかねます。」
講師「それでは話にならない!きちんとそこも考えて答えて!」
A「そう仰いましても、弊社が長年築いてきた信頼関係と努力を第三者へ開示することは致しかねます。」
講師「そうじゃなくて!これは練習なんだから!きちんと答えて!」
A「えっと、企業の設定としては、明治3年から続く老舗の企画運営会社で、
地元企業とは深い関わりを持っています。
そのため、公には言えないような横や上下の繋がりがあり、
これくらいの集客は確実にできる会社です。
それをお知らせするため、先ほど実績を一覧にした資料をお配りしました。
ですので、講師がされている内情を知ろうとするような質問は、企業としてお答え出来ません。」
講師「そうじゃなくて、きちんと集客方法等答えなさい!」
A「私達の班が設定した企業は、先ほどご説明したような企業なので、説明できませんし、
説明しなくても他社は問題なかった設定です。」
講師「屁理屈言うんじゃない!」
A「条件通りの設定でプレゼンをしているのに、屁理屈と言われるのは心外です!」
講師「もういいです!」
Aさんは上記を真顔で言っていたけど、訓練生は全員途中から必死で笑いを堪えていた。
実はAさん、班内でプレゼンしていた時は、しっかり集客方法等も具体的に話していて、集客見込みも結構現実的なことを言っていた。
しかし途中書いたパクリの件を思い出したAさんが
「でもこれ発表したら、あの人(講師)我が物顔で訓練校の運営に提案しそうだよね。」
と言い出し、最初はもうちょっと現実的じゃないプレゼンにしようとしていた。
でもどれもイマイチで、やはりAさんの案が1番いいとなり
「じゃあ企業の設定をこんな風に変えて、集客見込みをかなり強気にして……。」
と、Aさんは大真面目に企業の設定から考え始めた。
Aさん本人はただただ「自分の案を盗まれたくない」一心でやっていたみたいだけど、どう見ても意趣返しだったからこちらに。
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