先週の土曜日にバイクでソロツーリングに行ったのよ。
県内ツーリングだったんだけど家から2時間くらい離れた港町に行ってた。
そこ土日は県外客が多くて商店街の方は絶対人が多くて走れないから
国道側から大回りして駐車場に入った。
んでバイク停めて1時間くらい食べたり話したりして
そろそろ温泉入って帰るか〜なんて思ってたら
駐車場にあるオレのバイクの周りで警官が3人立ってる。
すんません、すんませんと頭を下げながらバイクに乗ろうとすると
警官に呼び止められた。
なんか商店街の方で当て逃げがあって、バイクに乗った数人が道を歩いていた県外客の荷物をひっかけて壊したんだとか。
「あーだからバイクで来てる人に事情聴いてるんですね」
って言うと警官がイヤイヤと手を振った。
「というか被害者の方がこのバイクだったっていうんで。
ここに停まってるの見てピンときたとか。話聞かせてもらえます?」
と来たもんだ。
警官と40分ほどここまで来たルートの確認と他に一緒に来た仲間の確認をしてた。
と言ってもソロツーだから仲間なんていないけどって話をしていると
他の警官に連れられて中年くらいの女性3人組がやってきた。
荷物を壊されたからなのかちょっと興奮状態で
3人でオレのバイクをじっくり見てうんうんと頷いてた。
結局このおばさん3人組はオレのバイクにひっかけられたと主張して、オレはこのルートは土日は通らないのは県内では常識だという話をして平行線になってた。
ひとりは大声でヒステリーに叫び、ひとりはヒスババァに寄り添い怖かったわよねと言い、最後の一人は荷物さえ弁償してくれれば大事にはしないから、と何故かオレを説得してくる。
これが痴漢冤罪か!とめっちゃ修羅ばってた。
イライラすると負けだし、理詰めで話しても理解しないしもう本当に轢いてやろうかと。
警官は狂ったように署へ…署へ…としか言わないし全然役に立たない。
面倒なことになったなぁと思って困り果ててたら
背の高い初老の男性が両手にいっぱい荷物をもって奥さんと一緒に話に入ってきた。
オレには聞こえなかったんだけど、何でもそのご夫婦はオレのバイクの後ろを高速道路からずっと走ってきてたらしい。
ドライブレコーダーもあってナンバーも確認できるから
その人じゃないと申し出てくれたらしく、ものの数分であっさりと解放された。
ババア共はあーだこーだと文句をたらたら垂れてたけど聞いてみると
ライダースーツの色も覚えてない、ヘルメットの色もわからない、ナンバーも一文字も覚えてないとないない尽くし。
バイクの色がガンメタ(シルバーって言ってた)だったから間違いない!
って感じだったらしいけど
その駐車場にはガンメタのバイクが他にも10台近くいたんだよなぁ。
警官にはオレが駐車場に入ってきた所を見て
「あの人あの人!」
とか言ってたらしい。
ご夫婦にはしっかりお礼を言って、帰りにドラレコ買って帰りましたよ、という話。
冤罪ってこうやってでっちあげられるんやなって。
ツーリング動画とか撮ってる人もいるし行けると思って即買った。
当て逃げに関しては実際にあったのかどうかはオレも疑問だった。
実際警察との話の中で、
「本当にバイクに当てられたんですかね?ヘルメットの色も服の色も覚えてないっておかしくないですか?」
って聞いたんだけど一応他に目撃者がいたんだって。
黒っぽい服持ってないよね?って聞かれたから多分犯人は黒い服をきてたんだろうなぁって。
まぁでも結構人通り合ってそのバイクのライダーを殆どの人が見てないって
不思議な話だわ。
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