今は昔の嘘のような本当の話。
でも証明は出来ないから暇つぶしにどうぞ。
昔引きこもりの兄にわいせつ犯から助けられた事がある。
学校の帰り道に突然腕を引っ張られて脇道に引きずり込まれそうになった。
そこにジャ○プを買いに外に出た兄が通りかかり、犯人に体当たり。
そのまま押さえつけて通り掛かった他の男性も加わり、犯人は御用に。
私の怪我も膝の擦り傷のみだし、それより引きこもりの兄が妹を助けたと両親が喜び、次の日には近所の人も集まって宴会が行われた。
その席で父が涙ながらに
「お前はやっぱり爺ちゃんの孫だ。普段どんな事をやってようと真ん中は曲がった事が許せない漢だ」
と嬉しそうに語った。
この爺ちゃんというのは父方の祖父で、戦時中に戦争に向かう情勢に疑問を持ち、その事で憲兵隊に目を付けられ、内地(国内)勤務だったのに南方に送られた人。
戦後生きて帰国したが身体を壊して早くに亡くなってしまった。
祖母は父や孫の私達にも亡くなるまでその姿勢を話してくれていた。
引きこもり兄はそれから人が変わったように柔らかく感情が豊かになり、高卒認定を取って大学に自力で進学・卒業して就職、同年代よりはスタートは遅れたがそれなりの地位を築き上げ今に至る。
実は先のわいせつ犯も引きこもりだったらしい。
その事もあって父は
「今同じ様な生活してても根本が違うんだ!○男(兄)は立派な心根を持ってるんだ!」
と強く思ったみたいだった。
父の言う事も一理あるとは思う。
あと躓いた人間がやり直す切っ掛けって自己肯定経験なんだろうなって思う。
やれた、出来た、周りが認めてくれた、みたいな。
あの事件が無かったら兄はあそこまで華麗に立ち直れたかわからない。
でも例え妹が襲われてても素通り出来ちゃう人もいるかもしれないし、元々気弱で運動が苦手な兄が瞬間で判断して動けたのは、やはり兄の持つ正義感からだと思う。
にいちゃん、ありがとう。
でもそろそろ痩せないと糖尿真っしぐらです。
3桁なのよ。
それも年季の入った3桁のプロ。
渡辺○美さんいわくの才能を持った人。
よし!先ずは夜食のチキンラーメンを止めさせよう!
そして取っ掛かりの目標は3キロ!
そして出来たら褒め倒す(涙付き)
完璧!!
実は兄に縁談の話があってさ。素敵な女性(兄と同年代の朗らかな方)なんだが、彼方のご両親が健康面を心配してるんだ(当たり前)
成婚はさて置いても、なんとかしたいと母+私+弟は思うのです。
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